三菱鉛筆とTBM、石灰石から生まれたボールペン「uni LIMEX(ユニ ライメックス)」を京都府福知山市が新たに任命するSDGsパートナーに贈呈~市役所の窓口でプラスチック代替商品を使用~
配信日時: 2021-03-17 14:00:00
三菱鉛筆株式会社(本社:東京都品川区 社長:数原滋彦、以下三菱鉛筆)は、株式会社TBM(本社:東京都中央区 代表取締役CEO:山崎敦義、以下TBM)が開発した石灰石を主原料とした素材「LIMEX(ライメックス)」を用いた油性ボールペン「uni LIMEX」が、福知山市役所の窓口で使用するボールペンに採用されたことをお知らせいたします。
三菱鉛筆とTBMは、福知山市の環境問題への取り組みを支援すべく、「FUKUCHIYAMA × SDGs」と印刷された「uni LIMEX」を福知山市が2021年3月18日に任命するSDGsパートナーに進呈します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/28890/116/resize/d28890-116-331937-3.png ]
■「uni LIMEX」とは
近年、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、企業の環境問題への配慮や対応が求められています。また、海洋汚染の主要因としてのマイクロプラスチックの問題など、使い捨てプラスチックを巡る議論が国際的に高まっており、使い捨てプラスチックを規制する動きが強まっています。
「uni LIMEX」は、石灰石を主原料としたLIMEXをペン軸に使用しているため、石油由来プラスチック使用量の削減に繋がり、天然資源の持続可能な利用に貢献いたします。
[画像2: https://prtimes.jp/i/28890/116/resize/d28890-116-139367-1.jpg ]
【「uni LIMEX」企画背景】
三菱鉛筆は、植物由来の新素材「セルロースナノファイバー」の実用化(2015年)、グリーン購入法適合商品の充実化を行っており、また2015年9月にSDGsが国連総会で採択される以前より、環境保全への貢献を目指し、商品開発を行ってまいりました。
TBMは、世界各地に埋蔵量が豊富で、日本においても100%自給自足できる石灰石を主原料としたLIMEXを開発することで、SDGsで定められた17の目標のうち、8つの項目に貢献することが可能です。LIMEXは劣化しにくく、ロスが少ないリサイクル性能の高い素材でもあり、プラスチックや紙の代替素材として期待されています。
両社は2018年9月に資本・業務提携を結び、環境負荷を低減することが可能なLIMEXを用いた商品の実用化に向けて開発を推進してまいりました。
【「uni LIMEX」商品特長 】
■LIMEXを使用し、石油由来樹脂の使用量を削減
軸材に石灰石を50%以上含むLIMEXを使用することにより、同型の従来品と比べ、石油由来プラスチック使用量を大幅に削減しております。ペンの軸材にLIMEXを使用したのは三菱鉛筆株式会社が世界で初めてです。
■LIMEXシート製造時の端材を再利用することで、資源を無駄なく活用
このボールペンに使用しているLIMEXは、紙の代替素材として使用されるLIMEXシートを製造する際に発生する端材を再利用したものです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/28890/116/resize/d28890-116-636124-2.png ]
■リフィルの交換も可能なボックスタイプの形状
使い捨てることなく、何度でもリフィルを替えてご使用いただけます。
【 商品概要 】
商品名:uni LIMEX(ユニ ライメックス)
品 名:SD-LX-07
ボール径:0.7mm
インク色:黒
参考価格:1本 220円(税抜 200円)
替 芯:S-7S(参考価格 66円:税抜 60円)
■「LIMEX」とは
LIMEXは、炭酸カルシウムなど無機物を 50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。世界 40ヶ国以上で特許を取得しており、日本の優れた技術として、 UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォームに登録されています。プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。
■「LIMEX」の特長
・主原料となる石灰石は、資源輸入国である日本においても自給率100%、地球上に非常に豊富に存在する資源です。
・石灰石は一般的なプラスチック(PP)と比較して同体積の焼却時に CO2を約 58%排出削減出来るため、プラスチック代替素材の主原料として石灰石を用いることで石油由来プラスチックの使用量を抑え(リデュース)、焼却時のCO2排出量を削減できます。
・ライフサイクルアセスメント(LCA)という科学的分析手法を用いて、製品のライフサイクルにおける環境影響を算定し、素材開発に活用しています。
■福知山市SDGsパートナー団体とは
「誰ひとり取り残さない、持続可能な社会の実現」を理念とするSDGsに呼応し、地域課題解決に取り組む団体等を「福知山市SDGsパートナー団体」として登録し、その取組みを広く周知するとともに、関係機関との協働・連携により地域課題解決の促進を図ることで、福知山市域における環境・経済・社会の好循環による持続可能で豊かな社会の実現を図ることを目的としています。
【三菱鉛筆株式会社 概要】
社 名:三菱鉛筆株式会社
代 表:代表取締役社長 数原 滋彦
本 社:東京都品川区東大井5丁目23番37号
創 業:1887年
事業内容:筆記具および筆記具周辺商品の開発・製造・販売と応用事業
URL:https://www.mpuni.co.jp/
【株式会社TBM 概要】
社 名:株式会社TBM
代 表:代表取締役 CEO 山崎 敦義
本 社:東京都中央区銀座 2-7-17-6F
創 業:2011年
事業内容:環境配慮型の素材および製品の開発・製造・販売
URL:https://tb-m.com/
<ご参考>
■三菱鉛筆の環境基本方針について
当社は、かねてより、環境保全への貢献に関心を持ち、商品開発を行ってまいりました。三菱鉛筆グループは、環境基本方針を定め、その理念として「地球環境と企業活動の調和を経営の最高課題の一つとして、豊かな社会の実現と環境保全に貢献」いたします。
具体的な活動指針には以下4つを定めています。(1)環境保全に十分配慮した商品開発を通して社会貢献に努めます。(2)あらゆる企業活動を通じて廃棄物の減量と資源のリサイクル推進に努め、省資源、省エネルギーにより環境の保全に努めます。(3)環境負荷低減のため、製造工程での有害化学物質の使用・排出の低減に努めます。(4)環境保全を推進する社内体制の整備を図り、社員の意識と行動の徹底に努めます。
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
<三菱鉛筆のプレスリリース一覧はこちら>
https://www.mpuni.co.jp/company/press/index.html
※ 製品に関するお問い合わせは「三菱鉛筆お客様相談室」でお受けしています。
フリーダイヤル 0120-321433
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