エクソンモービル、2013年度第2四半期の業績速報を発表
配信日時: 2013-08-05 17:59:00
エクソンモービル、2013年度第2四半期の業績速報を発表
(米テキサス州アービング)- (ビジネスワイヤ) -- エクソン モービル コーポレーション(NYSE:XOM):
第2四半期 上半期 2013 2012 % 2013 2012 % 利益
百万米ドル 6,860 15,910 -57 16,360 25,360 -35 普通株式1株当たり米ドル 希薄化後 1.55 3.41 -55 3.67 5.41 -32 設備投資および探鉱 費用 - 百万米ドル 10,244 9,339 10 22,019 18,173 21 エクソンモービルのレックス・W・ティラーソン会長は、次のように述べています。
「エクソンモービルの第2四半期の業績は、堅調な営業成績が継続したことと今後の石油・天然ガス・ケミカル製品需要の増加に対応するための投資が反映しています。」
「第2四半期の利益は69億ドルで、前年同期比57%減となりました。前年度にダイベストメントと税関連項目に関して発生した75億ドルの純利益を除外すれば、利益は19%の減少となります。精油所の計画生産量とメンテナンス活動に関連して精製事業の利益率と生産量が低下したことが川下事業の利益に悪影響を与えました。」
「第2四半期の設備投資・探鉱費用は102億ドルで、2013年度上半期では220億ドルとなりました。これは予定されていた支出計画に沿ったものです。」
「第2四半期には、配当と自社株式購入による流通株式数削減を合わせて68億ドルを株主に分配しました。」
第2四半期のハイライト
利益は68億6000万ドルとなり、前年同期から90億5000万ドル(57%)減少しました。前年度に発生したダイベストメントと税関連項目に関連した75億ドルの純利益がなくなったことが影響しています。 1株当たり利益(希薄化後)は1.55ドルで、55%の減少となりました。前年度のダイベストメントと税関連項目を除けば、1株当たり利益は14%の減少となります。 設備投資・探鉱費用は102億ドルで、前年同期比10%の増加となりました。これは予定されていた支出計画に沿ったものです。 原油換算生産量は前年同期比で1.9%減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除けば、生産量は実質的に横ばいでした。 営業活動と資産売却によるキャッシュフローは80億ドルで、これには主として税金支払いおよび計画的事業事象の時期に関係する約50億ドルの運転資金への悪影響が反映されています。資産売却に関連する受取金は3億ドルでした。 流通株式数を削減するための自社株式購入は40億ドルでした。 1株当たりの配当金は0.63ドルで、前年同期と比べて11%増加しました。 2013年4月27日に発表したように、カナダ・アルバータ州カールのオイルサンド・プロジェクトで生産を開始しました。初期フェーズでは日産11万バレルを予想しており、拡張プロジェクトにより2015年後半までに生産能力を倍増させる予定です。 ロスネフチとエクソンモービルは、2011年戦略的協力契約に基づく複数の成果があったことを発表しました。カラ海と黒海のプロジェクトで合弁会社を設立し、ロシア北極圏での7件のライセンスの探査と西シベリアの共同タイトオイル・プロジェクトの運営を行う合弁会社の基盤を構築しました。両社はまた、極東ロシアでのLNG開発のための次の計画フェーズに移行することでも合意しました。 エクソンモービルは最近、テキサス州ベイタウンとシンガポールの精油所でプレミアム・ベースストックの生産を拡大する拡張について発表しました。2015年前半には生産を開始できると予想しています。このプロジェクトでは能力を30%拡大し、高品質ベースストックの世界的サプライヤーとしての業界トップクラスの立場を強化します。 エクソンモービルのシンガポールの化学プラントは同施設で2番目の世界的規模のスチームクラッカーでエチレンの生産を開始しました。プラントの蒸気分解能力は倍増し、特殊製品の能力が大きく向上しました。この新しいスチームクラッカーは原料の柔軟性を改善し、シンガポールの施設はアジア太平洋の成長市場に対応する優れた能力を備えました。 2013年度第2四半期と2012年度第2四半期の比較
2013年度第2四半期の川上事業の利益は63億500万ドルで、2012年度第2四半期から20億5300万ドル減少しました。液状製品の実現価格の低下により一部相殺されたものの、天然ガスの実現価格の上昇が利益を9000万ドル押し上げました。他方、販売量の減少が利益を7000万ドル押し下げました。その他の項目は利益を約21億ドル押し下げました。これは主として前年度のアンゴラでの利益がなくなったことのほか、黒海とカラ海での合弁会社についての過去の探鉱費用をロスネフチに払い戻したことなどで営業費用が増加したことが原因です。
原油換算ベースでは、生産量は2012年度第2四半期から1.9%減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除けば、生産量は実質的に横ばいでした。
液状製品の生産量は合計2182 kbd(キロバレル/日)で、2012年度第2四半期から26 kbd減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量、ダイベストメントを除くと、液状製品の生産量は横ばいです。自然減退がプロジェクトの始動とダウンタイムの減少によって相殺されました。
第2四半期の天然ガス生産量は1万1354 mcfd(百万立方フィート/日)となり、2012年度から307 mcfd減少しました。採掘権量とダイベストメントの影響を除けば、天然ガス生産量は横ばいでした。自然減退が需要の増加、ダウンタイムの減少、プロジェクトの始動によって相殺されました。
米国の川上事業による利益は10億9600万ドルで、2012年度第2四半期と比べて4億1800万ドル増加しました。米国外の川上事業による利益は52億900万ドルで、前年度から24億7100万ドル減少しました。
川下事業の利益は3億9600万ドルで、2012年度第2四半期から62億5000万ドル減少しました。日本での再編に関連した53億ドルの利益がなくなったことが主な原因です。主に精製事業を中心とした利益率の低下により、利益は5億1000万ドル押し下げられました。販売量および製品構成の影響が利益を3億7000万ドル押し下げました。その主な原因は計画的メンテナンス費用の増加です。その他の項目は、主として費用の増加により利益を7000万ドル押し下げました。
石油製品の売り上げは5765 kbdで、前年度第2四半期と比べて406 kbd減少しました。日本での再編とその他のダイベストメント関連の影響が反映しています。
米国の川下事業による利益は2億4800万ドルで、2012年度第2四半期から5億8600万ドル減少しました。米国外の川下事業の利益は1億4800万ドルで、前年度と比べて56億6400万ドル減少しました。
ケミカルの利益は7億5600万ドルで、2012年度第2四半期と比べて6億9300万ドル減少しました。日本での再編に関連する利益がなくなったことで、利益は6億3000万ドル押し下げられました。特殊製品の利益率は低下して、利益を1億ドル押し下げました。販売量の改善と製品構成の効果は、利益を1億2000万ドル押し上げました。その他の項目は、営業費用の増加などから利益を8000万ドル押し下げました。第2四半期のプライム製品の売り上げは5831 kt(千メートルトン)で、前年同期から141 kt減少しました。
コーポレート費用および財務費用は5億9700万ドルで、2012年度第2四半期とほぼ同水準でした。
流通株式数を削減するため、エクソン モービル コーポレーションは2013年度第2四半期に自社の普通株式4500万株を総額40億ドルで購入し、自己株式としました。現時点において、2013年度第3四半期には、流通株式数の削減に向けて30億米ドルの株式購入が行われる見通しです。購入は公開市場と相対取引の両方で行われる可能性があります。また、事前の予告なく、株式数の増加、減少、あるいは購入の中止が行われる場合があります。
2013年度上半期と2012年度上半期の比較
利益は163億6000万ドルで、2012年度から90億ドル減少しました。1株当たり利益は32%減の3.67ドルでした。
上半期ハイライト
利益は163億6000万ドルで、2012年度上半期から90億ドル(35%)減少しました。ダイベストメントによる純利益が減少したことで、利益に88億ドルの影響がありました。 1株当たり利益は32%減の3.67ドルでした。ダイベストメントによる純利益を除けば、1株当たり利益は4%の増加となります。 原油換算生産量は2012年度から2.7%減少しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、生産量は0.9%の減少でした。 営業活動および資産売却によるキャッシュフローは219億ドル(資産売却に伴う受取金は7億ドル)でした。 2013年度上半期には、配当と自社株購入による流通株式数の減少により、合計140億ドル以上を株主に分配しました。 設備投資・探鉱費用は220億ドルで、2012年度上半期比21%の増加となりました。これは予定されていた支出計画に沿ったものです。 川上事業の利益は133億4200万ドルで、2012年度上半期から28億1800万ドル減少しました。ガスの実現価格の上昇により一部相殺されたものの、液状製品の実現価格の低下が利益を1億4000万ドル押し下げました。販売量の減少により利益は3億4000万ドル押し下げられました。その他の項目は、アンゴラを中心とする資産売却による純利益の減少と費用の増加などから利益を23億ドル押し下げました。
原油換算では、生産量は前年同期比で2.7%減少しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、生産量は0.9%の減少でした。
液状製品の生産量は2188 kbdで、2012年度と比べて23 kbd 減少しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、液状製品の生産量は0.9%の減少でした。自然減退がプロジェクトの始動とダウンタイムの減少により部分的に相殺されました。
天然ガスの生産量は1万2278 mcfdで、2012年度から571 mcfd減少しました。採掘権量とダイベストメントの影響を除けば、天然ガス生産量は0.9%減少しました。自然減退が需要の増加、ダウンタイムの減少、プロジェクトの始動によって部分的に相殺されました。
2013年度の米国の川上事業の利益は19億5500万ドルで、2012年度から2億6700万ドル増加しました。米国外での利益は113億8700万ドルで、前年度から30億8500万ドル減少しました。
川下事業の利益は19億4100万ドルで、2012年度から62億9100万ドル減少しました。日本での再編に関連した53億ドルの利益がなくなったことが主な原因です。利益は利益率の上昇によって2億3000万ドル押し上げられ、販売量と製品構成の影響で6億4000万ドル押し下げられました。その他の項目は、営業費用の増加とダイベストメントの減少などから利益を5億8000万ドル押し下げました。石油製品の売り上げは5760 kbdで、2012年度から483 kbd減少しました。
米国の川下事業による利益は12億8700万ドルで、前年度から1億5000万ドル減少しました。米国外の川下事業の利益は6億5400万ドルで、前年度から61億4100万ドル減少しました。
ケミカルの利益は18億9300万ドルで、2012年度と比べて2億5700万ドル減少しました。日本での再編に関連する利益がなくなったことで、利益は6億3000万ドル押し下げられました。利益は利益率の上昇によって2億1000万ドル押し上げられ、販売量と製品構成の影響で1億3000万ドル押し上げられました。その他の項目は、利益を3000万ドル押し上げました。プライム製品の売り上げは1万1741 ktで、2012年度から568 kt減少しました。
2013年度上半期のコーポレート費用および財務費用は8億1600万ドルで、2012年度から3億6600万ドル減少しました。税務上の利益の効果が日本での再編の影響がなくなったことで部分的に相殺されています。
2013年度上半期における総額97億ドルの自社株式購入により、流通株式数は1億800万株減少しました。
財務データおよび営業データの主な速報値を以下に示します。
エクソンモービルは、2013年8月1日午前10時(米国中部時間)より、ウェブキャストで決算、業績、その他の事項について説明します。この会議の生中継や記録版をお聴きになる場合は、当社のウェブサイトexxonmobil.comにアクセスしてください。
注意事項
将来の計画、予測、イベント、条件に関する記述は、将来の見通しに関する記述です。プロジェクトの計画・費用・タイミング・生産能力、設備投資および探鉱費用、資源採取、ならびに株式購入の水準などの実際の結果は、さまざまな要因によって大きく異なるものとなる可能性があります。このような要因としては、石油およびガス価格の変動や石油・ガス業界に影響を及ぼすその他の市場環境および経済状況(景気後退の範囲や期間を含む)、探鉱および開発努力の結果、税や環境要件などの法律および政府規制の変化、商業交渉の結果、技術環境または事業環境の変化、ならびにエクソンモービルのウェブサイトの「投資家(Investors)」セクションおよびエクソンモービルの2012年度フォーム10-Kの第1A項で「将来の結果に影響する要因」の見出しの下に取り上げられているその他の要因があります。エクソンモービルは、将来においてこのような記述を更新する義務を負いません。
一般的に使用される用語
本記者発表には、営業活動と資産売却によるキャッシュフローも含まれており、これは非GAAP財務指標です。エクソンモービルでは、資産管理とダイベストメント・プログラムを恒常的に行っているため、投資家の皆さまが事業投資活動と財務活動のために利用可能なキャッシュを評価する際に、子会社や有形固定資産の売却に伴う受取金、投資物の売却収入や利益を営業活動から得られるキャッシュと合わせて考えることが有益だと考えています。営業活動から得られるキャッシュとの調整は、添付資料IIで示されています。石油または天然ガスの量について言及する際には、エクソンモービルとしては最終的には生産すると考えているものの、SECの定義による「確認埋蔵量」として分類されていない量が含まれている場合があります。エクソンモービルで一般的に使用されている財務指標、営業指標、その他の用語に関する詳細情報は、エクソンモービルのウェブサイトexxonmobil.comの投資家向けセクションで「一般的に使用される用語(Frequently Used Terms)」の項目に記載されています。
利益への言及
企業利益は、連結損益計算書のエクソンモービルに関する純利益(米国GAAP)を指しています。特に記載されていない限り、利益、川上事業、川下事業、ケミカル事業、コーポレートおよび財務セグメントの利益、1株当たり利益は、非支配持分に帰属する額を除いたエクソンモービルの持分を指しています。
本リリースの中で使用されている「プロジェクト」という用語は、多様な活動を指し、何らかの政府支出透明性報告の中での意味と同一の意味を持っているとは限りません。
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連絡先
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Media Relations, 972-444-1107
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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