ゴールドマン・サックス・マーチャント・バンキング部門が有力データ・インフラストラクチャー・マネジメント・チームと提携し、データセンター・プラットフォーム「グローバル・コンピュート」の設立に向けて最大5億ドルを投資

プレスリリース発表元企業:Goldman Sachs

配信日時: 2020-10-23 06:39:00

ゴールドマン・サックス・マーチャント・バンキング部門が有力データ・インフラストラクチャー・マネジメント・チームと提携し、データセンター・プラットフォーム「グローバル・コンピュート」の設立に向けて最大5億ドルを投資

(ニューヨーク)-(ビジネスワイヤ) -- ゴールドマン・サックス・マーチャント・バンキング部門(GS MBD)は本日、データセンター業界で長い経営経験を持つスコット・ピーターソンが率いる経験豊富なマネジメント・チームと提携し、新しいデータセンター・インフラストラクチャー・プラットフォームであるグローバル・コンピュート・インフラストラクチャー(グローバル・コンピュート)を設立すると発表しました。

GS MBDは最初に、主にそのインフラストラクチャー・ファンドであるウエスト・ストリート・インフラストラクチャー・パートナーズIII(WSIP III)から最大5億ドルを出資することを約束しており、北米、欧州、アジア太平洋、中南米で約15億ドルの短期投資を展開できるようにしています。グローバル・コンピュートは買収と有機的発展を組み合わせて成長し、長期的な追い風を受けるデータ・インフラストラクチャーの著しい成長の可能性を示す地域の顧客にサービスを提供していく予定です。マネジメント・チームの経験と実績を活用し、グローバル・コンピュートは世界最大手テクノロジー企業の計算、ストレージ、接続性、コロケーション展開への高まるニーズに応えることができる施設の取得と開発に焦点を当てることになります。

グローバル・コンピュートの創業マネジメント・チームを率いる最高経営責任者(CEO)のスコット・ピーターソンは、デジタル・リアルティ(DLR)の共同創業者で元最高投資責任者であり、データセンター業界で18年以上の経験と不動産投資分野で30年以上の経験を持っています。2004年から2018年にかけて勤務したDLRで、ピーターソンは投資事業全体を統括し、M&Aと有機的成長の両方で合計170億ドルに相当する取引を担当しました。データセンター分野で豊富な経験を持つ複数のエグゼクティブがピーターソンをサポートし、DLRの共同創業者のクリストファー・ケニーが最高執行責任者(COO)、DLRの元EMEA担当上級幹部のスティーブン・テイラーが欧州責任者を務めます。ケニーはDLRの国際的な存在感の拡大に大きな役割を果たし、テイラーはそのためのイニシアチブの多くをEMEA全体で主導しました。グローバル・コンピュート・チームは業界最高のデータセンター・インフラストラクチャーを世界規模で提供するための専門的経験、深い顧客との関係、幅広い能力を有しています。

この戦略に沿って、グローバル・コンピュートは2020年10月17日に、中東欧のテクノロジー企業に特化した主要プライベート・エクイティ・ファンドのMCIキャピタルが運営するファンドのコンソーシアムと、同地域の主要メザニンファンドであるメザニン・マネジメントから、ポーランドの大手データセンター・通信インフラ企業ATM S.A.(ATM)を買収する契約に署名しました。ワルシャワに本拠を置くATMが持つ世界レベルのデータセンター資産と通信インフラの拠点、顧客基盤、市場における確固たる評判によって、グローバル・コンピュートは、急速に成長する中東欧のデータセンター市場への魅力的なエントリーポイントを確保します。グローバル・コンピュートは、ATMをポーランドとその他の中東欧諸国における新規顧客と既存顧客両方の高まる展開ニーズに応えるポジションに据え、同社の成功と市場でのリーダーシップを活用していきます。

グローバル・コンピュートのスコット・ピーターソンCEOは次のように述べています。「ゴールドマン・サックスは、私たちがデータ・インフラストラクチャー分野へのグローバルな投資機会を追求していく上で完璧なパートナーです。私たちが共有するグローバルなルーツとネットワークに、GS MBDの豊かな成長資本へのアクセスが加わることで、グローバル・コンピュートのプラットフォームは世界中の顧客の重要なニーズを満たすだけでなく、パートナーのために価値を創造し、解き放つことができるでしょう。ATMへの最初の投資は、この協力の理想的な例です。私たちのグローバルなお客さまに対して創造性に富んだソリューションを提供する支えとなるゴールドマン・サックスとの協力を非常にうれしく思っています。」

ゴールドマン・サックスのマネジングディレクターのレナード・シーバーズは次のように述べています。「ピーターソンとグローバル・コンピュート・チームと提携できることを非常に喜ばしく思っています。コンピューティングとストレージの需要増加にけん引されるデータセンター分野には、非常に大きな機会があると見ています。ゴールドマン・サックスの世界的なリソースに支えられたグローバル・コンピュート・チームは、この需要に応えるための世界レベルのソリューションを提供する独自の地位にあると確信しています。」

GS MBDはデービス・ポーク・アンド・ウォードウェルから助言を受けました。グローバル・コンピュートのマネジメント・チームは、PJTパーク・ヒルとメイヤー・ブラウンから助言を受け、グローバル・コンピュートはATMの買収に関してトーチ・パートナーズとホワイト&ケースから助言を受けました。

ゴールドマン・サックス・マーチャント・バンキング部門について

1869年に創業されたザ・ゴールドマン・サックス・グループは、世界有数の投資銀行、証券・投資運用会社です。ゴールドマン・サックス・マーチャント・バンキング部門(MBD)は、当社の長期プリンシパル投資事業を担う中心的部門です。MBDはプライベート・エクイティ、インフラストラクチャー、プライベート・デット、グロース・エクイティ、不動産に広く投資を行い、世界最大手のプライベート・キャピタル投資家の一つに数えられています。

グローバル・コンピュートについて

グローバル・コンピュートは、データセンター・インフラストラクチャー業界への新たな参入者です。この業界で合わせて50年を超える経験を有する国際的なベテランから成るチームに率いられ、北米、欧州、アジア太平洋、中南米でデータセンター資産を取得、開発、運用していきます。急成長中の市場と確立された市場において、計算能力とコネクティビティの要件を満たす安全で信頼でき、創造性に富んだソリューションを提供しながら、世界最大手のテクノロジー企業とその顧客のパートナーとして役割を果たすことを目指します。グローバル・コンピュートは、ゴールドマン・サックス・マーチャント・バンキング部門の支援を受けています。

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