金型製造のため福岡県の新工場に「金型棟」を建設 I-PEXが大学キャンパス跡地を改修した中核拠点「I-PEXキャンパス」を整備

プレスリリース発表元企業:I-PEX株式会社

配信日時: 2020-10-16 14:00:00

I-PEXキャンパス全体図と金型棟(右奥)

I-PEXキャンパス正門から望む「金型棟」(左)・「本館」(右奥)

I-PEXキャンパス「本館」

I-PEX株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:土山 隆治、以下 当社)は、福岡県小郡市の当社拠点「I-PEXキャンパス」において、金型を製造するための工場である「金型棟」を本年12月より着工し、2021年12月の竣工、2022年春の操業開始に向けて建設を行います。
「金型棟」には、現在福岡県の2工場に分かれている金型製造機能を集約、自社での量産に使用するための生産設備である金型を製造し、当社グループの主要工場における量産活動に使用する予定です。

また、今回「金型棟」を建設する「I-PEXキャンパス」では、大学校舎を改修した「本館」へ、同じく福岡県の2工場より生産設備の開発・設計部門や技術開発部門を、本年11月に集約します。すでに「I-PEXキャンパス」での業務を開始しているバックオフィス部門や、「金型棟」完成後に異動する金型製造部門を含め、総勢500名以上が勤務する当社グループの中核拠点として、引き続き「I-PEXキャンパス」の整備を進めていきます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/230801/LL_img_230801_1.png
I-PEXキャンパス全体図と金型棟(右奥)

■「金型棟」建設の目的と概要
当社は、自社で量産を行うための金型や自動機といった生産設備について、高性能な製品の量産に必要となる高い金型技術や、開発・設計と製造とのすり合わせによる高い精度を追求するため、その多くを社内で開発・設計し製造しています。今回の「金型棟」建設によって、これまで小郡工場(福岡県小郡市)および大野城工場(福岡県大野城市)に分かれていた金型の製造機能を「I-PEXキャンパス」に集結し、一層の品質向上や生産の効率化を図ります。
また、本年11月には、同じく両工場に分散していた開発・設計部門や技術開発部門を「I-PEXキャンパス」の「本館」に移転します。これによって、2022年春を予定する「金型棟」の操業開始をもって、当社グループの主要製品に関わる金型の開発・設計から製造までが「I-PEXキャンパス」で完結する体制を構築します。
なお、「金型棟」の建設にあたっては、2020年10月19日(月)に新工場が立地する小郡市との間で、「工場新設に係る立地協定」および「環境保全に関する協定」に調印予定です。また、2020年11月30日(月)に「金型棟」の起工式を実施予定です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/230801/LL_img_230801_2.png
I-PEXキャンパス正門から望む「金型棟」(左)・「本館」(右奥)

■「I-PEXキャンパス」の概要
「I-PEXキャンパス」は、当社が2019年3月に「九州情報大学小郡キャンパス」の跡地を取得し、当社グループの中核機能を有する拠点として整備を進めています。
本年6月、I-PEXキャンパス内の大学校舎を改修した施設を「本館」として開設し、バックオフィス部門約70名が業務を開始しました。10月に「I-PEXキャンパス」の第1期工事が完了し、11月より福岡県の既存2工場より技術部門の約330名が異動、当社グループの技術部門の中核拠点として「I-PEXキャンパス」が本格的に始動します。今回の「金型棟」は、完成後約135名が勤務する計画であり、技術部門と製造部門が同じ拠点で密接な連携をとることで、当社の目指す「最・尖端」製品の量産を追求すべく、これまで以上に生産性や品質の向上を図り、より難易度の高い金型に対応できるよう取り組みます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/230801/LL_img_230801_3.jpg
I-PEXキャンパス「本館」

■「I-PEXキャンパス」の今後
「I-PEXキャンパス」は、11カ国に展開する当社グループの技術部門や金型製造部門およびバックオフィス部門の中核拠点として、また当社国内従業員の7割以上が在籍する福岡地区の中心拠点として、今後も既存の旧大学施設の改修や、未使用地の有効活用も含めた継続的な整備を進めていくことで、ますます重要な役割を担う計画です。
また、「I-PEXキャンパス」を当社グループの教育研修拠点としても活用を進めることに加え、将来的に工場見学ルートおよび当社グループの製品や沿革を紹介する施設の整備や、敷地内施設の地域への開放など、当社の魅力を広くアピールできる開かれた拠点を目指します。これらの活動によって、2020年8月に第一精工からI-PEXへ商号を変更した当社を象徴する拠点として、当社の魅力やブランド価値の向上につなげていきます。


■「金型棟」の概要
名称 :I-PEXキャンパス 金型棟
所在地 :福岡県小郡市小郡2409-1
延床面積 :6,661.08m2
構造 :鉄骨造 地上1階
用途 :金型の製造
投資予定額 :約30億円
予定従業員数:135名
着工 :2020年12月
竣工 :2021年12月
操業開始 :2022年春


■「I-PEXキャンパス」の概要
名称 :I-PEXキャンパス
所在地 :福岡県小郡市小郡2409-1
敷地面積 :65,300.39m2(敷地全体)
延床面積 :8,314.29m2(「本館」)
構造 :鉄筋コンクリート造 地上3階地下1階(「本館」)
予定従業員数:535名(「金型棟」の従業員数を含む)
取得 :2019年3月
開設 :2020年6月


■I-PEX株式会社について
商号 : I-PEX株式会社
代表者 : 代表取締役社長 土山 隆治
所在地 : 〒612-8024 京都市伏見区桃山町根来12番地4
設立 : 1963年7月10日
資本金 : 109億6千8百万円(2019年12月31日現在)
事業内容:
I-PEXは、グローバル市場で閃きや驚きという価値を提供する「ものづくりソリューションエキスパート」を意味します。1963年、精密金型メーカーの「第一精工」として誕生。以来、数々の世界初や独自の製品、ソリューションを産み出してきました。現在は「コネクタ及びエレクトロニクス機構部品」「自動車電装・関連部品」「半導体設備及びその他」の3つの事業分野を展開。「最・尖端を、世界へ」拡げることで、次代を切り拓く世界のあらゆるお客様とともに、デジタル社会の心躍る価値創造に貢献します。
※2020年8月、I-PEX株式会社は第一精工株式会社から社名を変更しました。
URL : https://www.corp.i-pex.com


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press