アルピニスト野口健が代表のNPOがネパールの小学校支援のためのプロジェクトを10月1日に開始。クラウドファンディングで1,000万円目標、校舎リフォームなどに

プレスリリース発表元企業:認定NPO法人ピーク・エイド

配信日時: 2020-10-01 10:00:00

アルピニスト野口健が代表のNPOがネパールの小学校支援のためのプロジェクトを10月1日に開始。クラウドファンディングで1,000万円目標、校舎リフォームなどに


すでに着工しているネパールのポカラにある小さな村の小学校の校舎建て替え、グラウンド整備、扇風機やソーラーパネル設置などの支援を行う予定です。2019年春、「ヒマラヤにランドセルを届けようプロジェクト」で校長先生の熱い思いに触れ、支援を行うこととなりました。

登山家の野口健が代表を務める認定NPO法人ピーク・エイド(所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町)は2020年10月1日(木)、ネパールの小学校の校舎の建て替え工事を支援するプロジェクトを開始します。クラウドファンディングのGoodMorningで実施するもので、目標金額は1,000万円。現地では今年6月に着工しており、完成は2020年11月の予定です。このプロジェクトは、校舎の再建だけではなく、現地の子どもたちのための教育システムの改善も目指しています。

▼「GoodMorning クラウドファンディングプロジェクト名 ネパール、ポカラの村に学校を作ろう」:https://camp-fire.jp/projects/view/325637

▼「認定NPO法人ピーク・エイド」公式サイト:http://www.peak-aid.or.jp


■築40年の校舎は電気がつかず、壁も崩れかけ

ピーク・エイドの代表理事である登山家・野口健は今春から、ネパールのポカラ郊外の小さな村にあるマヘンドラ ジャナサハヨグ小学校の支援を行ってきました。この小学校には、ネパールの中でも貧しく、カーストの低い村の子どもたちが通っています。この地域では、学校に通ったことがない大人が多いせいか、いまだに子どもを学校に行かせる必要がないと思っている親も少なくありません。

マヘンドラ ジャナサハヨグ小学校の校長は、そんな大人を説得し、子どもたちを学校に通わせるようにしました。同時に、学校に通ったことがない大人のために夜間学校を開いて勉強の大切さを教えたりもしました。また、給食費を払えない家庭も多く、教師が負担して、子どもたちに給食を提供している現状です。

2015年にネパールで大地震がありましたが、この小学校の校舎は幸運にも地震の被害を免れました。その結果、地震対策がまったく取られないという皮肉な結果になりました。そのため、築40年ほどの校舎は荒れるに任せる状況で、教室の電気はまともにつきません。いつも薄暗く、老朽化のせいで壁も崩れかけています。

校舎再建は2020年6月に着工しており、11月に完成予定です。今回の支援は、校舎の大規模なリフォーム、グラウンドの整備などの費用にあてられます。

<校舎のリフォーム>
・壁の塗り替えや床、屋根の張り替え
ネパールの学校には、子どもたちが教室を掃除するという習慣がありませんが、日本の小学校のように「掃除の時間」を設けて、自分たちで校舎の掃除を行うようにします。そのため、壁や床には、掃除しやすいタイルなどを使用する予定です。このような工夫をするのも、ただ援助するだけでなく、自分たちで美しい校舎を守れるようにすることも大事な支援であるからです。また、校舎内外に水道を設置し、外で遊んだ後や食事の前などに手洗いを習慣化させ、衛生面の強化を行います。

<校舎内の設備>
・扇風機
夏はかなり気温が上がるため、教室の天井には扇風機を設置します。その電気をまかなうために、ソーラーパネルも設置予定です。

<その他の設備>
・多目的ホールなど
音楽や発表会も行えるような多目的ホール、図書館などを設置します。

<グラウンド>
・使いやすいグラウンド
雨季にはかなりの降雨量があり、グラウンドの水はけが悪く、校舎も泥まみれになっていました。そのため、人工芝などを使用し、子どもたちが使いやすいように整備します。

以上の整備のための資材、工賃、運搬費で総額1,000万円ほどかかります。これまで寄付を募っていましたが、コロナ禍などにより思うように資金が集まらず予定通りの完成が危うくなり、クラウドファンディングを利用することにしたものです。


■「ヒマラヤにランドセルを届けようプロジェクト」が支援のきっかけ

今回のプロジェクトでは、校舎の建て替えをするとともに、日本の小学校のシステムの良い点などを参考に教育システム作りをしていく予定です。特に、衛生管理はあまり意識されておらず、この点を子どもたちに伝えていきます。世界中が新型コロナウイルスの影響を受ける中、この意識を子どもたちにつけさせることは、大変重要なことだと考えています。

ピーク・エイドでは、2002年よりネパールでの教育支援、環境活動をおこなっています。「ヒマラヤにランドセルを届けようプロジェクト」では、日本で小学校を卒業した子どものランドセルを寄付してもらい、ネパールの小学校に届ける活動をおこなってきました。このプロジェクトで、2019年4月にマヘンドラ ジャナサハヨグ小学校に野口健がランドセルを届けたのが、今回の支援を始めるきっかけとなりました。

「貧困によって教育を受けられる機会から取り残されてしまうことがあってはならない」という校長先生の言葉のもと、勉強だけではなく、スポーツや音楽などを思う存分に行える「希望の学校」になるような支援を続けていきます。


【認定NPO法人ピーク・エイドについて】
所在地:〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2870
代表者:代表理事 野口 健
設立:2002年10月
電話番号:0555-25-6217
URL:http://www.peak-aid.or.jp
活動内容:ヒマラヤでの森林再生、シェルパの遺児を対象とした教育支援、国内外での震災時支援、ヒマラヤや富士山での清掃活動など


【一般の方向けのお問い合わせ先】
 企業名:認定NPO法人ピーク・エイド事務局
 TEL:0555256217
 E-Mail:info@peak-aid.or.jp


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