JSLテクノロジー株式会社、イー・フォース株式会社:産業用イーサネット機器開発用のソフトウェアソリューションを提供開始

プレスリリース発表元企業:JSL Technology Co., Ltd.

配信日時: 2020-07-15 15:00:00

JSLテクノロジー株式会社、イー・フォース株式会社:産業用イーサネット機器開発用のソフトウェアソリューションを提供開始



(栃木&東京)- JSLテクノロジー株式会社とイー・フォース株式会社は、IoT製品開発効率化を促進するため、ルネサス エレクトロニクス株式会社製のLSIに対応した、産業用イーサネット機器開発用のソフトウェアソリューションを7月15日より提供開始します。

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(ビジネスワイヤ) -- JSLテクノロジー株式会社(代表:後藤勝紀/以下、JSLテクノロジー)とイー・フォース株式会社(代表:與曽井陽一/以下、イーフォース)は、ルネサス エレクトロニクス株式会社製のLSI「RX72M」、「RZ/T1」、「R-IN32」に対応した産業用イーサネット機器開発用のソフトウェアソリューション「JS-EtherNet/IP Adapter SDK on μNet3」、並びに「JS-PROFINET Device SDK on μNet3」を、7月15日より提供開始します。本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20200714005015/ja/産業用イーサネット機器開発用のソフトウェアソリューション全体像(画像:JSLテクノロジー株式会社、イー・フォース株式会社)近年、製造業ではIoT(*1)やM2M(*2)といった製品の高付加価値化やサービス革新が重要な課題となっており、産業機械やシステムなどがネットワークで相互接続される「インダストリアルIoT(IIoT)」への取り組みが活発になっています。こうした中、通信ネットワークの高速化、大容量化、拡張化などのニーズに対応するため、産業用イーサネット(*3)の導入が急速に進んでいます。一方で、産業用イーサネットには多種多様な規格が存在しているため、各規格の仕様を満たしたソフトウェア開発が要求され、また、開発領域ごとに最適なツールを選定・発注しなければならず、開発期間や管理工数の増大が課題となっていました。そこで、JSLテクノロジーとイーフォースは、産業用イーサネット向けのソフトウェア開発支援、運用・保守をカバーするワンストップサービスとして、ソフトウェアソリューション「JS-EtherNet/IP Adapter SDK on μNet3」と「JS-PROFINET Device SDK on μNet3」を提供します。これらは、イーフォースのリアルタイムOS(*4)、TCP/IPを備え、各インターフェースが実装されており、産業用イーサネットの代表的な規格の1つである「EtherNet/IP」(*5)、もしくは「PROFINET」(*6)の仕様に対応した通信ミドルウェアを使用することで、EtherNet/IPやPROFINETの通信がすぐに行えます。ルネサス エレクトロニクス株式会社が製造販売するLSI「RX72M」、「RZ/T1」、「R-IN32」に対応しており、産業用イーサネット向けソフトウェア開発環境をより簡単に構築でき、効率的に開発が行えることで、開発期間の短縮化や工数削減が可能となります。JSLとイーフォースは、製造業やIoTサービスのニーズに応えた製品開発やサービス向上に連携して取り組み、日本のモノづくり産業の発展に貢献していきます。■ 商品名「JS-EtherNet/IP Adapter SDK on μNet3」
(ジェイエス イーサーネットアイピー アダプター エスディーケー オン マイクロネットキューブ)「JS-PROFINET Device SDK on μNet3」
(ジェイエス プロフィネット デバイス エスディーケー オン マイクロネットキューブ)■ 主な特長1) ルネサス社製LSI向けラインアップ
ルネサス エレクトロニクス株式会社のLSI「RX72M」、「RZ/T1」、「R-IN32」に対応しています。2) 産業用イーネットを利用した組み込みシステム開発に必要な機能をパッケージ化
EtherNet/IP Adapter、またはPROFINET Deviceに対応したスタック、μITRON準拠のリアルタイムOS「μC3」、TCP/IP「μNet3-Professional」及び各インターフェースを実装しています。移植作業が不要となり、導入がより簡単に行えます。「μC3」及び「μNet3-Professional」はイーフォースの商品名です。3) 契約及び問合せ窓口の一元化
JSLが契約窓口となり問合せ対応などの一次対応を行います。各ベンダーとのやり取りの手間や手続きが簡略化できます。4) 関連ドキュメントの提供
ソースコード、プロジェクトファイル、マニュアルを提供します。5) 各種認証取得済
JSL社でのセルフ認証及び第三者認証を取得済みであるため、お客様側での認証作業がより短期間で行えます。6) 価格を従来比15%低減
製品毎に個別で購入するよりも安価に購入することができます。■ 価格(税別)対応するLSI毎に価格が異なります。詳細はお問合せください。[キャンペーンおよびウェビナーのご案内]
本ソリューション発売を記念して、7月15日よりキャンペーンを実施いたします。キャンペーンに応募登録すると、購入時に5%割引や保守契約の半年延長サービスが受けられます。
また、産業用イーサネット機器開発をご検討中の企業に向けて、動画セミナーを開催します。
詳細はJSLテクノロジーのWebサイトにてご案内いたします。https://jslt.co.jp/2020/07/15/649.html■ エンドースメントルネサス エレクトロニクス株式会社 IoT・インフラ事業本部 インダストリアルオートメーション事業部
事業部長 坪井 俊秀様
「JS-EtherNet/IP Adapter SDK on μNet3」、「JS-PROFINET Device SDK on μNet3」が、デビュー10周年を迎えた32ビットマイコンRXファミリの「RX72Mグループ」や、R-INエンジン技術を搭載した「RZ/T1グループ」「R-IN32シリーズ」に対応したことを歓迎します。JSLテクノロジー社とイーフォース社は、当社のLSIに搭載する、ソフトウェアの開発実績が豊富なパートナーです。今回発表するソフトウェアソリューションが、高機能とリアルタイム性能を求めるモノづくり産業の分野で、広くご活用いただけることを期待しています。TMG Technologie und Engineering GmbH社(本社:ドイツ) 
CEO Klaus-Peter Willems様
「EtherNet/IP Adapter SDK on μNet3」、「PROFINET Device SDK on μNet3」に内蔵されたEtherNet/IP Adapter及びProfinet Device対応スタックは、当社が開発した信頼性の高い製品で、グローバルで利用されています。日本での産業イーサネット導入が加速し、製造業におけるIoT製品開発効率の改善、スマートファクトリーの実現に貢献できることを願っています。(*1)IoT(Internet of Things): 従来インターネット通信機能を持たないモノをインターネットに接続する技術。
(*2)M2M (Machine to Machine): 複数の機械との間でネットワークを通じて直接情報を交換するシステム。
(*3)イーサネット:ネットワークの通信規格の1つ。工場などで使用されるイーサネットは、産業用イーサネットと呼ばれる。
(*4)リアルタイムOS: 決められた時間内に処理を実行することに重点が置かれたOS。家電や産業用機器など組み込みシステムとして広く用いられる。
(*5)EtherNet/IP: 産業用イーサネットの規格の1つ。ODVA(Open DeviceNet Vendor Association,Inc.)の商標。
(*6)PROFINET:産業用イーサネットの規格の1つ。PROFIBUSおよびPROFINET International PI の商標。注)本リリースに記載されている会社名、製品名、サービス名及びロゴは、当社または各企業・団体の商標もしくは登録商標です。本文中の™および®マークは省略して表記しています。
注)本リリースに記載されている内容は発表日時点の情報であり、予告無く変更されることがあります。■ JSLテクノロジー株式会社について(https://jslt.co.jp/)JSLテクノロジー株式会社は、ロボットや産業機器で使用される組み込みソフトウェアを開発しています。特に、産業用イーサネット関連のソフトウェア開発キット(SDK)の開発・販売、それをベースとした受託サービスを手掛けております。■ イー・フォース株式会社について(https://www.eforce.co.jp/)イー・フォース株式会社は、IoT機器や組込みシステム向けのパッケージソフトウェア製造・販売を行うソフトウェアメーカです。μITRON仕様準拠のリアルタイムOS(RTOS)「μC3(マイクロシーキューブ)」ほか、TCP/IP「μNet3(マイクロネットキューブ)」などのネットワーク関連ミドルウェア製品を取り揃え、家電やゲーム機、医療用機器などに利用されています。businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20200714005015/ja/

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ