高校新卒採用に関するアンケート調査/採用企業に聞いた、コロナ禍に対応した選考スケジュール後ろ倒しの影響

プレスリリース発表元企業:株式会社さんぽう

配信日時: 2020-07-11 16:02:58

“大半が現時点では「影響なし」と回答。選考についてはオンラインではなく、実際の職場見学への参加、対面での説明、面接を望む声多数”

主に高校生への進路情報の提供を行う株式会社さんぽう(本社:東京都渋谷区)は、新型コロナウイルス感染症拡大により大きな影響を受けている2021年3月高校新卒予定者の就職動向に関し、昨年採用実績のある企業を対象に緊急調査を実施した。
各業界の採用動向やオンラインでの説明会や面接の実施状況、選考開始日の変更(※)による影響等について調査を行ったもの。



【調査結果の概要】
採用計画に関しては、今年も「採用有り」が約9割。採用人数を削減する企業は7.7%、無回答を含めても22.2%に留まった。

選考スケジュールが一ヶ月後ろ倒しされることによる採用への影響については、「影響がある」と回答した企業はわずか8.5%、「影響はない」が52.1%。しかし、「どちらとも言えない」も4割近くを占めている。10月以降になると大卒の内定式や研修等が重なってくるなど様々な事情も有り、現時点では先が読めないと感じている企業が多い様子だ。

職場見学を「実施する」とした企業は85%以上。しかし、職場見学の実施にあたり「WEBで実施予定」と回答した企業はほぼなく、「当初の日程以外でも高校の要望に合わせて見学日を設定する」などの記述回答に見られるように、企業側としてもゆくゆくは何とかリアルの職場見学をしっかりと行ってもらい、ミスマッチを防ぎたいという思いが強いようだ。

オンラインでの採用活動については「対大卒で実施している」とした企業が29%あるにも関わらず、高卒採用では「実施予定」がわずか12.4%。「実施予定」とした企業の中でも、「面接」においてそれを用いるとした企業は30%に留まっている。「大卒では使用しているが、高卒は使用しない予定」と明記する企業もあり、大卒採用と比べ明らかに対面重視の傾向がより強いことがうかがえる結果となった。
「高校進路指導部へ望むこと」の質問においても、「生徒へ直接説明をする機会」を望むとする回答が群を抜いて多く、次いで「高校訪問の許可」、「職場見学の告知をする機会」となっており、それを裏付けている。


(※)6月11日に厚生労働省より「令和3年3月新規高等学校卒業者の就職に係る採用選考開始期日等の変更について」が公表された。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、全国の高等学校で臨時休業期間があったことにより、就職準備期間が短くなり、生徒が不安を抱えたり、不十分な準備のまま就職活動に臨むことを懸念、生徒の希望・適性にあった就職を実現し、ミスマッチによる早期離職を防止する観点から、来年3月の高校卒業予定者の採用選考期日が以下のように変更されている。
<学校から企業への生徒の応募書類提出開始日の変更> …9月5日→10月5日(沖縄県は8月30日→9月30日)
<企業による選考開始及び採用内定開始日の変更>…9月16日→10月16日


【調査概要】
調査方法:メール、FAXによる配付・回収
調査対象:昨年度高校生採用イベント出席企業
調査時期:2020年6月15日~6月27日
回答数:117社

【会社概要】
株式会社さんぽう(https://company.sanpou-s.net/
本社所在地:東京都渋谷区初台1-31-16
代表取締役:渡邉王雄

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社さんぽう 経営企画部
担当:中山
メール:keiki@sanpou-s.net
TEL : 03-3379-6671

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