無人搬送車(AGV)の市場規模、2020年から2027年にかけて14.1%のCAGRを達成 生産性の向上と人件費の削減が市場を後押し

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-06-11 10:00:00

無人搬送車(AGV)の市場規模、2020年から2027年にかけて14.1%のCAGRを達成 生産性の向上と人件費の削減が市場を後押し


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「無人搬送車(AGV)の世界市場:市場規模、シェア、動向分析」 (Grand View Research, Inc.) の販売を6月11日より開始いたしました。

無人搬送車(AGV)の市場規模は2019年に30億米ドルと評価され、2020年から2027年にかけて14.1%のCAGRを達成すると予想されています。無人搬送車システムは、永続的な搬送システムや製造施設、倉庫、流通センター内での人手を介さない物品の移動や輸送を支援します。このシステムは、限られたスペースでの保管、荷物の収集、輸送機能の最適化のために、決められた経路に沿って移動します。

AGVは、人件費の削減、製品損傷の低減、生産性の向上、自動化プロセスの支援などの利点があるため、多くの利用が進んでいます。これらの利点を背景に、輸送・物流企業は業務の効率化を目的にAGVの導入を推進しています。

小売業をはじめとする物流関連企業は、大手技術企業と協力して、マテハン(マテリアルハンドリング・自動化設備内での物品の搬送)の変革を進めています。例えば、2019年8月には、マテハンのプロバイダーである村田機械は、自動化設備の提供を専門とするAlert Innovationとの提携を行いました。この提携により、村田機械は相手会社の「アルファボット」の技術を採用し、マテハン技術を開発・商品化し、食料品小売業に変革を起こしました。

別の例では、自律型移動ロボットの世界的なプロバイダーであるTompkins Roboticsは、2019年10月に、自動化施設の設計、マテハンシステムの技術環境を提供するPULSE Integrationと提携しました。

さらに、小売業、企業や事業者は、共同ロボットを倉庫に導入したり、大規模なコボット(コラボレーションロボット・共働ロボット)業者を買収して事業を拡大したりしています。例えば、2019年11月には、コボットと自律型ロボットの事業者であるTeradyneが、柔軟性の向上、コスト削減、ワークフローの改善を目的としたロボット環境を提供するAutoGuide Mobile Robotsを買収しました。この提携は、Teradyneの製造、倉庫、物流に自律型移動ロボットを導入するために行われました。

別の例では、2019年10月、カナダを拠点とする多国籍eコマース企業のShopifyは、コボットを使用した物流業務の一括引き受け業者である6 River Systemsの買収を完了しました。Shopifyは今回の戦略的な取り組みにより、6 River Systemsのコボットとクラウド型ソフトウェアを活用し、Shopifyの物流管理網を実現しました。また、2018年6月には、ヨーロッパでサービスを提供するThe-Scott-Groupが、米国のAGVメーカーであるTransboticsを買収し、米国地域での地盤を築きました。

AGVは、物流、自動車、ヘルスケア、製造、食品・飲料など様々な産業で使用されています。生産性の向上と人件費の削減が産業用機器の必要性を後押ししています。AGVの需要は、産業界での自動化の進展により拡大すると予想されています。工業化の進展により、マテハンと輸送環境の効率化の必要性が高まっています。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/grvi398857-automated-guided-vehicle-agv-market-analysis-by.html

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