ネットスーパー向け3温度帯保冷ボックス開発 冷凍、チルド、ドライ温度帯の異なる3種類の商品を一緒に積める

プレスリリース発表元企業:ワコン株式会社

配信日時: 2020-05-29 14:00:00

クールワン

3温度帯イメージ図

3温度帯グラフ

物流機器メーカーのワコン株式会社(本社:和歌山県紀の川市、代表取締役社長:西田 耕平)は、同じ容器の中に冷凍、チルド、ドライと温度帯の異なる3種類の商品を一緒に積める保冷ボックス「クールワン・マルチパック」を開発しました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が増えているネットスーパー向けに6月から販売を始めます。消費税抜きの価格は1セット1万7,000円。初年度1万セットの販売を見込んでいます。


【背景】
さまざまな商品を扱うネットスーパーは配送の際、商品を3種類の温度帯に仕分ける必要があります。配送では軽バンなど常温で運ぶ場合が多く、配送中に冷凍品の解凍や冷蔵品の鮮度劣化、逆にドライアイスの使用で温度の冷えすぎによる葉物野菜の低温障害(ヤケ)といった問題が起きています。また、女性運転手が多い現状を踏まえ、ボックス一つひとつの軽量化が望まれています。

【クールワン・マルチパックについて】
「クールワン・マルチパック」は重さ約6.5キログラム。幅460ミリ×奥行き296ミリ×高さ275ミリ(内寸)、約35リットル分の商品が積める空間内を冷凍、チルド、ドライと温度帯の異なる3空間に分けられます。

要冷凍の商品は幅を調節できる「可変シッパー」に包み、チルドとドライの空間は間仕切りで分けます。容器はポリエチレン製で中に断熱材(ウレタン)を注入しています。

このボックスを使い、冷凍(マイナス15度C以下)、チルド(-1度C以上、5度C以下)、ドライ(5度C以上、15度C以下)の空間の温度をそれぞれ9時間保てることを実験で確かめています。冷凍についてはマイナス18度以下の設定なら7.5時間保てることも分かっています。

また、「クールワン・マルチパック」は従来の冷凍品の配送で使用されるドライアイスを一切使用せず、専用の保冷剤で冷凍空間を実現しているので、環境にやさしく、経済的です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/214212/LL_img_214212_1.jpg
クールワン

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/214212/LL_img_214212_2.jpg
3温度帯イメージ図

【35℃環境下で3つの温度帯を長時間キープ】冷凍

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/214212/LL_img_214212_3.jpg
3温度帯グラフ


■本件のポイント
1. 冷凍、チルド、ドライの3温度帯の食品を同時に運べる
2. ネットスーパーの食品配送コストを抑えられる
3. ドライアイスを一切使用しておらず、環境にやさしく低コスト


【ワコン株式会社について】
設立 :昭和47年(1972年)
企業理念:他の誰もしていないこと、できないことを、
チームワークと創意と情熱で成し遂げ、
お客様の物流をより効率的なものにするための製品とサービスと
システムを提案、提供する。
事業内容:包装資材、物流機器の製造販売、輸出梱包サービス


コーポレートサイト : http://www.wa-con.co.jp/
保冷箱専門サイト「サーモボックス」: http://www.thermobox.jp/


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