新型コロナウイルスによる休校措置中の学校機関に調査を実施 学生最大の悩みは就職活動とオンライン学習での知識の習得 学校機関で奮闘する教員、学生の現状について課題と解決策をレポート

プレスリリース発表元企業:CompTIA日本支局
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ワールドワイドで世界100ヵ国以上の国と地域で取得されている認定資格を提供するCompTIA(コンプティア)日本支局[本部:米国イリノイ州/日本支局長 Dennis Kwok(デニス クォック)]は、CompTIA CAPP Academy Program*1 を導入している全国の大学、専門学校、高等専門学校、高等学校機関を対象に調査を実施。新型コロナウイルス感染症の影響による全国的な休校措置による新年度の授業スタートの遅れ、通常の授業が実施できていない状況から見えてくる学校機関での現在、将来的な課題が浮き彫りとなりました。

2020年3月以降、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発出され多くの学校機関で休校措置が取られています。全国的に緊急事態宣言は解除されましたが、解除後も、学年を特定しての分散登校、午前午後の時差登校、オンラインによる授業の実施などが求められる状況が続いています。

CompTIAでは、IT業界団体として、この状況下で教員および学生の現状を把握し、今後のCAPP Academy Programにおける支援に繋げることを目的とし、アンケートを実施しました。その中から浮かび上がってきた以下の課題に対して、継続的に支援を実施します。


■学生の現状:オンライン授業の受講状況

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/213772/LL_img_213772_1.png
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オンライン授業を受講するにあたり、67%の学生が参加できる、32%の学生が参加できるが不安があると回答しています。ほぼすべての学生が受講には問題がないものの、いくつかの不安要素があげられています。
不安要素としては、「通信障害」「理解度」「学習効果」、そして、「自宅での学習のため真面目に取り組めるか/集中できるか」といったことがあげられています。さらに、少数意見ではあるが、「学習意欲の低下」「生活リズムの乱れ」などの回答がありました。


■学生の現状:学習面、生活面、就職活動等で「よくなったこと、できるようになったこと」
自宅学習による移動がなくなった分、学習する時間が増えたため「勉強の時間が多くとれるようになった」といった回答が見られました。また、移動による費用が削減されているため通学費、通学時間が無くなったおかげでお金と時間が出来た」と回答されています。就職活動に関しては、「就活はweb会社説明会が多くなったので、気軽に参加できるようになった」といった意見もあげられ、特に首都圏以外の学生にとってメリットがあるとの意見があげられています。


■学生の現状:学習面、生活面、就職活動等で「悪くなったこと、できなくなったこと」

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この項目では、特に就職活動についての懸念が多く寄せられています。「就職活動の幅が圧倒的に狭くなった」、「就職が決まるのが遅くなった」、「就活自体がストップ」、「就活をどうすればいいのか分からない」、「この状況下なので、就職課の先生に相談しに行けなくなってしまった」のような就職学年にとって、予想できない事態に陥っている様子が伺えます。

また、58%の学生が何らかの形でオンラインキャリアイベント、オンライン就職支援イベント(業界、職種研究、求める人物像)、オンライン企業研究会、会社説明会を希望していると回答しています。今の不安定な状況の中、就職できるかがとても不安であると切実な学生の思いが伺えます。

これらのことから、卒業年次の学生においては、就職活動へのサポートの期待、企業との橋渡し、オンライン企業説明会やWeb面接による企業と学生の接点が不足していることへの不満を解消することが必要不可欠であることが理解できました。また、通常学年では、継続的に、テクニカルセミナー、スキルアップへの提言として企業側からITエンジニアを招いた講演など、実現して欲しいとの声があげられています。


■教員の現状

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92%の教員がオンライン授業を導入していると回答し、オンラインへのシフトが急務となっていることが伺えます。オンライン授業を導入する上での懸念点としては、学生側の環境問題(学生がPCを所持しているか)、学生の進捗状況の確認(演習などの進捗状況、理解度の確認)、学生側の通信環境が多種であることがあげられています。また、学習効果の保証、オンラインでの教授のスキル不足の克服などの課題があげられています。

教員からの回答としても目立ったものとしては、学生同様に、求人の中止、企業説明会の中止、web面接に伴う環境構築ストレス、Web面接での評価への不安と就職に関連するものが多くあげられています。さらに、個々の学生へのケアができない点も挙げられ、対面式によるコミュニケーションを希望される意見が多く見られました。
そのため、学校機関の取り組みとしては、学生にとって満足できる遠隔授業の提供、遠隔授業のスキルアップとノウハウの蓄積、環境整備などが急務で進められています。

学校機関から業界への期待としては、学生の就職活動のサポートへの期待や、職業実践専門課程で企業と連携した授業の機会が確保できないことからオンラインでできるセミナーや、連携授業などの要望が多く見受けられます。また、この中の47%が就活関連のセミナーの開催を希望しており、学生同様にオンラインキャリアイベント、オンライン就職支援イベント(業界、職種研究、求める人物像)、オンライン企業研究会、会社説明会のサポ―トを期待していることが分かりました。

このことから、学校機関/教員の支援として、オンラインで授業を実施する際に必要とされる遠隔授業のノウハウの提供、産学連携によるオンラインできる企業研究会や、就職活動につながるようなオンラインのイベント提供などが求められています。


■CompTIAの支援
CompTIAでは、これらの調査内容を踏まえ、技術セミナーのオンラインでの提供、就職支援として企業の人事、採用部門からの企業説明会のオンラインでの実施などの実施を予定しています。

既に大手グローバル企業を初め、国内では旭情報サービス社などの企業に賛同をいただいている「CompTIAスカラーシップ・プログラム*2」を通じて支援を進めています。また、今後、就職面接が対面からオンライン面接にシフトされることが予測されるため、コミュニケーションスキルの育成の支援を強化します。
具体的には、CompTIAが提供する「ビジネス・コミュニケーション・スキル診断(BCSA)*3」を活用し、オンライン面接対策に特化したWebセミナーを受講し、就職活動に備える支援を行います。

その他、CompTIA SMEs*4のご協力のもと、技術セミナー、企業研究会など、さまざまな支援イベントを実施していく予定です。


■本調査について
実施期間 :2020年4月23日~2020年5月15日
調査対象 :CompTIA CAPP Academy Programに加盟160校の大学、専門学校、
高等専門学校、高等学校機関
有効回答件数:134件(教員、学生を含む)
調査方法 :メール、インターネット調査
分析 :CompTIA日本支局

調査報告については、下記からダウンロードの上、全文をご確認いただけます。
https://www.comptia.jp/about/library/


*1 CompTIA CAPP Academy Program
CompTIA CAPP Academy Programは、CompTIAがワールドワイドで提供している学校機関や非営利/政府系のトレーニング機関を対象としたプログラムです。IT業界で広く認知されているIT認定資格の取得支援や、習得した知識とスキルをより実践的なスキルとして育成するため「スキル実践」の場の提供や、「キャリア育成」の支援などの活動を実施しています。

*2 CompTIAスカラーシップ・プログラム
CompTIAスカラーシップ・プログラムは、CompTIAがワールドワイドで展開する学校機関向けのプログラム。CompTIA認定資格の取得を目指し学習を進めるCAPP(CompTIA Authorized Partner Program) Academy校の学生に対し、未来のIT業界を担う人材の育成に賛同をいただく企業から資格取得に必要な受験料の一部を負担いただく制度となります。

*3 ビジネス・コミュニケーション・スキル診断(BCSA)
BCSAは、仕事上のコミュニケーションスキルを定義・明確化し、そのスキルの活用度合を診断。就職活動を始められる学生にも、必要となるビジネスコミュニケーションスキルの理解と、現時点における習熟度を把握する為に活用できる診断テスト。

*4 CompTIA SMEs とは
CompTIAでは、2011年4月現在、12の業務分野におよぶ認定資格をご提供しています。これらすべての認定資格は、各業務分野で即戦力・応用力として求められるスキルの証として信頼を得るために、各業務分野に従事するITエキスパートの皆様が中心となり出題範囲、試験問題を開発しています。CompTIAでは、このITエキスパートの皆様を「SME:Subject Matter Expert」と呼び、米国を中心に試験開発のための様々なワークショップやセミナーなどにご協力をいただいています。


【CompTIA(コンプティア)について( https://www.comptia.jp )】
1982年、様々なIT規格の標準化を提言するため、ITベンダーとパートナー企業がオープンな対話を行う場となるべくグローバルなIT業界団体としてシカゴで設立。1990年、IT業界の活動を反映するべく、名称をCompTIA(the Computing Technology Industry Association)に変更。欧米を中心とし10拠点に拡大し、2001年4月にCompTIA日本支局を設立。
2018年現在、CompTIA(コンプティア)は、ICT業界を中心に2,000社以上のメンバー企業、3,000社以上の学校機関、トレーニング関連の企業とのパートナーシップを締結し、数万人を超えるITプロフェッショナルのコミュニティを運営しています。IT業界団体として、ITハードウェア/ソフトウェア、サービスを提供する企業や、業界のキーとなるITプロフェッショナルなどの成功と成長に貢献できるよう、ITに携わる企業や個人の利益を高めるための「教育」、CompTIA(コンプティア)認定資格での「認定」、IT業界の声を反映しIT政策に反映するための「政策支援活動」、IT業界への「社会貢献」の4つを柱として活動を続けています。


【CompTIA認定資格について( https://www.comptia.jp/certif/comptia_certificaiton/ )】
1993年に、Windowsのリリースを始めとするIT環境の変化に伴い、ITを管理する人材の必要性の高まりから、ビジネス環境において利用されているITハードウェア/ソフトウェアを理解し、より複雑なIT環境の管理、サポート、運用を行うスキルを評価するCompTIA A+の提供を開始。その後、IT環境の変化に伴い、ネットワーク管理者の必要性が高まりCompTIA Network+、セキュリティ人材のニーズに応じCompTIA Security+の提供と、その時代に即した人材を効率的に輩出できるように認定資格が開発されています。CompTIA認定資格は、業界のエキスパートにより開発され、実践力、応用力を評価するベンダーニュートラルの認定資格として、250万人以上に取得されています(2019年7月現在)。
CompTIA A+、Network+、Security+、CySA+、CASP+は、認定資格の人材評価の有効性が認められ、IT認定資格としては数少ないISO 17024の認定を受け、信頼性の高い認定資格として評価されています。日本国内では、ワールドワイドのスキル基準での人材育成を行う企業を中心に、導入が進められています。
2019年7月現在、Network+など13分野におよぶ業務に関する認定プログラムを提供しています。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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