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新日本製薬 Research Memo(5):売上高の9割超を占めている通信販売がけん引

2020-09-18 15:45:00


*15:45JST 新日本製薬 Research Memo(5):売上高の9割超を占めている通信販売がけん引
■業績動向

1. 2020年9月期第3四半期業績
2020年9月期第3四半期(2019年10月−2020年6月)の業績は、売上高25,573百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益2,552百万円(同1.6%減)、経常利益2,549百万円(同0.1%増)、四半期純利益1,593百万円(同1.2%増)だった。営業利益は減益となったものの、通期計画に対する進捗率は81.0%と順調な進捗である。チャネルごとの売上高については消費税率引上げに伴う前年への売上前倒しによる反動のほか、直営店舗販売・卸売販売チャネルと海外販売チャネルにおいては新型コロナウイルス感染症の影響を一部受けたが、売上高の9割超を占める通信販売チャネルは大きな影響を受けず、業績をけん引している。実店舗販売が厳しい事業環境下でECや通信販売など足元の時流に合わせた販売チャネルを持つ強みが表れた格好である。

チャネル別売上高では、通信販売において新日本製薬<4931>の主力商品であるパーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズを利用中の顧客に向けた、ジェルと併用可能な季節限定商品の販売が好調に推移したほか、国内EC販売における新規顧客の獲得施策や外部ECモールへの積極的な広告投資が奏功し、売上高は前年同期比0.7%増の23,540百万円と前年同期を上回った。在宅時間の増加に伴い定期顧客に対する受注成約率が5月、6月と2ヶ月連続で過去最高値を更新している。なお、国内外EC売上高では、国内EC販売が売上拡大をけん引しており、前年同期比22.7%増の2,539百万円と大きく伸びている。

直営店舗販売・卸売販売においては、バラエティショップやGMSを中心に取扱店舗数の増加や売場の拡大施策に継続的に取り組むも、新型コロナウイルス感染症の影響による店舗の臨時休業や外出自粛による客数の減少の影響により、前年同期比1.1%減の1,546百万円と前年同期を下回る着地となった。

海外販売においては、2020年9月期第1四半期は中国を中心に好調に推移していたが、第2四半期において新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い中国国内の物流停止や中国向け輸出の延期等が生じ、販売活動が一部影響を受けている。しかし、第1四半期が好調であったこと、各国の経済活動が再開されつつあることにより売上高は前年同期比9.1%増の487百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬 智一)《EY》

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