「退職を伝える勇気が出ない…」
「一歩踏み出すために勇気が出る言葉を知りたい」
お世話になった会社を退職するには勇気が必要です。なかなか勇気が出ず、あと一歩が踏み出せない方も多いのではないでしょうか。この記事では、退職を伝える勇気が出ない方に知ってほしい名言や対処法を紹介します。この記事を読むことで退職を伝える勇気が少しは湧いてくるのではないでしょうか。
ぜひ、チェックして下さい。
- 案内人
『退職希望者』と『退職代行業者』の懸け橋になることを目標に本プロジェクトを立ち上げる。自分たちの退職時の経験から悩みに寄り添い、安心して利用できる退職代行業者のみを紹介する。
退職を伝える勇気が出ない人は多い
退職を伝える勇気が出ない人は非常に大勢います。日本では退職にネガティブな印象を持つ方が多く、「転職は裏切りだ」「退職なんて恩を仇で返すようなものだ」などと言われることも少なくありません。ここでは、同じように退職を伝える勇気が出ない方の意見を見ていきましょう。
上司が怖くて言えない
上司が怖い、上司にパワハラを受けているといった理由で退職を伝える勇気が出ない方は多いです。退職をするには上司に意思表示をする必要がありますが、上司が怖いとスタートラインにすら立てません。
会社を辞めようかな…と悩む段階ではなく、退職をする!と決めていても上司が怖くて伝えることができないという意見が見受けられました。上司の反応を気にしてしまう、上司の大変さを理解しているから言い出せないという優しい心の持ち主も多いようです。
周囲への迷惑を気にしてしまう
退職をした後の周囲への迷惑を気にしてしまう方も多いです。特に、人手不足の職場であれば、周囲に迷惑が掛かることが分かっているため、自身を犠牲にしてしまおうと考える方も少なくありません。
退職時に勇気を出すときのポイント
退職を言い出せない方の理由は様々ですが、「退職したい」と言い出さない限り、退職はできません。まずは、退職時に勇気を出すポイントとして2つの項目を解説します。
退職の気持ちを伝えないと何も始まらない
「退職を言い出せない=退職できない」となるため、退職を言い出さなければ今の職場で働き続けることとなります。なかには、明確な退職理由があるにも関わらず、ズルズルと勤務しているという方もいるでしょう。ここで理解しておきたいのは、退職は労働者が自由に選択できる権利だということです。
辞めたい理由が明確であるにも関わらず、働き続けた先に残るのは職歴だけです。「何となく辞めたい」という場合は働き続けることで学びを得ることができるかもしれませんが、退職理由が明確なのであればスピーディーに退職することが得策です。あなたの人生をより良くするためにも勇気を立つことはとても重要であると言えるでしょう。
ステップアップの退職は悪くない
ステップアップとして留学や資格取得をしたい方、キャリアチェンジやキャリアアップとして転職をしたい方など退職理由は様々です。特にステップアップやキャリアアップなどの理由が明確な方の場合は、会社を離れてしまうことに罪悪感を持つことも多いでしょう。
しかし、ステップアップやキャリアアップを理由とした退職・転職は悪いことではありません。退職することに大きな罪悪感を抱く必要はないと言えるでしょう。
日本では、「退職や転職は裏切りだ」などといったネガティブなイメージがまだまだ根強く残っています。そのため、会社を裏切ってはいけないという気持ちになってしまう方が多いのではないでしょうか。
退職を伝える勇気がでる5つの言葉
ここからは、退職を伝える勇気が出るような5つの言葉をご紹介します。ぜひ、チェックして下さい。
1.失敗がない人生なんてつまらない!
痛い目にあったとしても、失敗すらできない人生よりずっと楽しい/高橋尚子
シドニーオリンピックのマラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんの言葉です。退職を伝えるのは非常に辛いことで、上司はもちろん周囲の方にも迷惑をかけてしまうことで胸が痛むこともあるでしょう。時に周囲から心無い言葉を投げかけられることもあります。
しかし、失敗することこそ人生です。仕事でも、退職でも痛い目に遭う時期は必ずやってきます。そんな時、失敗できないよりはマシだと笑っていられるのは、とても素敵なことではないでしょうか。もしも、退職を伝えることでの痛みを恐れているのなら、この言葉を思い出してください。
失敗をしたとしても、自分にとって最良の選択を心がけましょう。
2.本当に働き続けたい職場?
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?
/Steve Jobs (スティーブ・ジョブズ)
世界中に名をとどろかせるApple社の創業者として有名なスティーブ・ジョブズは数多くの格言を残しています。こちらの格言はスティーブ・ジョブズが毎朝鏡の自分に問いかけていたと言われています。もし今日が人生最後の日だとしたら、辞めたい職場で働き続けることを選択するでしょうか?答えはきっとNOです。
毎日をかけがえのない日々だと思って過ごしていけば、退職にためらっているはずはないと気づく方も多いでしょう。もちろん、働くことは楽ばかりだけではありません。しかし、辞めたいと決意している職場で働き続けるほど、自分の時間は無駄なものではないのです。自分自身の人生を大切にしていれば、きっと退職を決意することができます。
3.自分の人生は自分のもの!
お前の道を進め、人には勝手なことを言わせておけ。/ダンテ
イタリアの有名な詩人であるダンテが残した格言です。ダンテの人生は波乱万丈で、生涯愛した女性の死や、政変による国外追放など様々な出来事のなか数多くの作品を生み出しました。他者から噂されることが多かったであろうダンテは、自身のなかに動じない芯のようなものを持っていたのでしょう。
誰に何を言われようが自分の人生は自分の人生だと確固たる気持ちをかかえて歩んだ人生が垣間見えます。もしも、上司や周囲の言葉で退職を伝えられないのであれば、このダンテの格言を思い出してください。他者は自身の行動や人生に文句を言うことはできますが、責任を取ることはできません。あなたの退職を裏切りだという人がいたとしても、働き続けることへの苦痛に対して責任を取ることはないでしょう。
他人は他人、自分は自分と区別して、自身の望む人生を歩くことが大切です。
4.勇気をだすことが人生をより良くする
人生はどちらかです。勇気をもって挑むか棒にふるか/ヘレンケラー
ヘレンケラーはアメリカの教育家・福祉活動家です。ヘレンケラーは視覚・聴覚に障がいを持つ盲ろう者でしたが、世界各地を訪れては障がい者福祉に大きく貢献しました。そんなヘレンケラーが残したこの格言は、何か胸に湧き出る思いがあるように感じます。
人生は勇気をもって進まなければ棒にふることとなってしまうとヘレンケラーは言っています。退職を伝える勇気を出さずズルズルと働き続けることで、自身の大切な人生を棒にふってしまうのです。人生最後の日に勇気をもって進んできてよかったと思えるよう、ぜひ勇気をもって退職を伝えて下さい。
5.自分の運命は自分でコントロール!
自分の運命は自分でコントロールすべきだ。さもないと、誰かにコントロールされてしまう。何もしなければ、いずれ誰か他人にビジネスのやり方を変えられてしまう。ならば、自分達で変えてしまった方が良いに決まっている。/ジャック・ウェルチ
アメリカの実業家であるジャック・ウェルチの格言です。自分の人生を自分でコントロールできなければ、他人にコントロールされることとなってしまいます。これは、退職を伝える勇気がない方にも言えることでしょう。
退職を伝える勇気が出ずズルズルと働き続けてしまうことは、もはや他人にコントロールされた人生です。自信をもって人生をコントロールしていると確信できるように、まずは退職を伝える勇気を持ちましょう。退職を伝えること自体は難しいことではありません。ほんの少しの勇気を振り絞るだけでいいのです。
面と向かって言えないときの対処法
もしも、面と向かって伝えることがどうしても難しい場合は、他の方法もあります。可能であれば面と向かって伝えることが、会社側からの印象としてもベターですが、どうしても難しい場合は他の方法を選択しましょう。言い出せずに働き続けることよりは、対面でなくても伝えることが大切です。
1.電話で伝える
電話で退職を切り出す方法です。電話で伝達しても、その後の出勤時に直接話す必要はありますが、電話で切り出すのも一つの手段です。上司に電話のアポイントを取り、退職を考えていることを切り出します。会社ではなかなか言い出せなかったことを伝えるのもベターです。
可能であれば、「明日以降お時間ある際に面談などを設けて頂けると幸いです。」などと具体的な話を進める場を設けてほしいことを伝えることを推奨します。
2.メールで切り出す
メールやLINEなどのメッセージで切り出す方法です。社会人としてのマナーから考えるとあまりおすすめの方法であるとは言えませんが、どうしても言い出せない場合は最終手段として選択してもいいでしょう。メッセージだけで完結しようとせずに、詳しくお話をする機会を設けてほしいというニュアンスを伝えることが大切です。
面と向かって言うよりは、メッセージの方が少し気を楽にして退職を切り出すことができるため、どうしても伝えられない方はこちらの方法をチョイスしてみてください。
3.拒否が心配なら退職届を郵送
上司や会社の退職拒否・退職届の受取拒否など、「伝えても、退職できない状況に陥るのではないか」と不安な場合は、退職届を郵送する方法もあります。
あくまで円満退職が難しいケースに推奨する方法ですが、退職できる確率も高まります。特に上司のパワハラなどで言い出せない方はこちらの方法で退職を切り出してみましょう。
以下の記事では退職届の受取拒否があった際の郵送方法などを解説しています。併せてご覧ください。
どうしても言えないなら退職代行!
「どうしても自身では言い出せない」
「できるなら退職意向を伝えてそのまま退職したい」
このような悩みがある場合は、退職代行サービスの利用がおすすめです。どうしても勇気が必要な退職意向の代弁はもちろんのこと、労働組合の退職代行を利用すれば交渉などを任せることが可能です。退職手続きに関するサービスも充実しているので、ぜひチェックして下さい。
詳しくは以下の記事で解説しているので、気になる方はご覧ください。
勇気を出して一歩踏み出す!
勇気を出すことは簡単ではありません。しかし、勇気を出さなければ退職をして新しい人生をスタートさせることもできません。勇気をだして一歩踏み出せば、自分自身の描く人生を進むことが可能です。この記事でご紹介した格言なども参考に、ぜひ一歩踏み出してみてください。どうしても言い出せない場合の対策もチェックしておくといいでしょう。
退職代行マイスターでは本文内でも解説した退職代行サービスに関する情報を発信しています。気になる方は、ぜひチェックして下さい。