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雇用形態別で見る退職代行利用時の注意点!派遣や契約社員、アルバイトでも利用はOK?

退職代行は正社員以外でも利用できる?

「退職代行=正社員限定のサービス?」
「アルバイトやパートでも使っていいの?」

仕事を辞めたいと思うのはサラリーマンに限らず、派遣社員やアルバイトの方でも同じことでしょう。そんな時便利なのが退職代行サービスですが、正社員以外でも使えるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか?そこで今回は派遣/契約社員/パートやアルバイトでも退職代行サービスを利用できるのかどうか、注意点も併せて詳しく解説したいと思います。

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退職代行マイスター 
鈴木拓海

『退職希望者』と『退職代行業者』の懸け橋になることを目標に本プロジェクトを立ち上げる。自分たちの退職時の経験から悩みに寄り添い、安心して利用できる退職代行業者のみを紹介する。

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派遣社員の場合

それではまず、派遣社員でも退職代行サービスを利用できるのか確認していきましょう。派遣会社から出向する形となる派遣社員は、退職代行で会社を辞められるのでしょうか。

派遣社員は退職代行を利用してOK?

結論からお伝えすると、派遣社員でも退職代行サービスを使って会社を辞めることは可能です。ただし利用にあたっていくつか注意すべきことがあり、条件によっては退職日が遅くなることも。派遣社員は退職代行利用時どんなことに気をつけるべきか、それは続けて詳しくご紹介したいと思います。

利用時の注意点4つ

派遣社員が退職代行サービスを利用する際注意すべきなのは以下の4つ。条件によっては退職日が遅くなってしまうため、ご利用前に必ずチェックしておきましょう。

1.登録型派遣は退職日が遅くなる可能性あり

派遣社員には登録型派遣と無期雇用派遣の2種類ありますが、有期雇用である登録型派遣の場合退職日が遅くなる可能性が高いです

登録型派遣は”この期間まで働くこと”という条件の元採用されていて、原則としてその期間内は自由に退職できません。登録型派遣で働いている方は、基本的に契約期間終了までお仕事を続けることになるでしょう。

しかしこのルールには例外があり、ご自身の病気やご両親の介護といったやむを得ない理由がある時、または1年以上勤続されている場合には自由に辞められることになっています(※)。もしこの条件に合致するか不安な方は、労働問題に強い労働組合運営の退職代行サービスに相談してみてください。

※参考:民法 第六百二十八条
労働基準法 第百三十七条

2.派遣元に退職意思を伝えることになる

退職代行サービスはあなたの代りに退職の意思表示を行いますが、その相手は雇い元である派遣会社です。派遣先を辞める意向を第三者を通し伝えることにより、その後同じ派遣会社を利用しづらくなる可能性もあります

会社によって異なりますが、第三者の介入をよく思わない企業もあることを念頭に置いておきましょう。

3.派遣先の変更は会社側と相談

その名のとおり、退職代行はあくまで”現在のお仕事を辞めるサポートをするサービス”。よく退職+派遣先変更ができると間違われてしまうのですが、派遣先変更のご相談はご自身で派遣会社にする必要があります

今のお仕事を辞めた後も同じ派遣会社に所属する場合、次の職場についての相談も忘れずに行うようにしましょう。

4.失業保険が受け取りにくくなる

派遣会社自体を辞めてしまう場合、失業保険の申請をお考えになる方も多いはず。しかし自己都合で派遣のお仕事を辞めるとなると、失業保険の申請に制限が発生してしまいます。失業保険取得の条件は勤務年数などによって異なりますので、詳しくは以下を参照してみてください。

参考:ハローワーク『よくあるご質問(雇用保険について)』

契約社員の場合

就業先と直接契約をむすぶ契約社員は、正社員同様退職代行サービスを使えるのでしょうか。お次は契約社員のケースについてチェックしていきましょう。

契約社員は退職代行を利用してOK?

派遣社員のケース同様、契約社員の場合も退職代行サービスで仕事を辞めることはできます。しかし同じく使用時の条件があり、正社員と同等には利用できないことに注意が必要です。

それでは続けて、契約社員が退職代行を利用する際の注意点を確認していってください。

利用時の注意点4つ

契約社員の場合、退職代行利用時に注意すべきなのは以下の4点です。どんなことに気をつけるべきか、続けてしっかり確認しておきましょう。

1.退職日が遅くなる可能性あり

登録型派遣と同じく、契約社員も有期雇用のお仕事です。そのためやむを得ない理由がある時や1年以上働いている方以外は、契約期間いっぱいお仕事を続ける必要があります。条件に合致するかどうか分からない場合は、契約社員の方も労働組合運営の退職代行サービスに相談すると安心です。

2.契約期間中の退職は満了金が受け取れない

契約社員に退職金はありませんが、その代わり契約期間終了とともに満了金が受け取れるケースが多いです。しかし契約期間中に退職すると受け取れなくなるため、その点も考慮して退職代行に相談するようにしましょう。

3.失業保険が受け取りにくくなる

これも派遣社員の時と同じく、自己都合での退職は失業保険の申請に制限がかかることがあります。退職後すぐ転職しない・失業保険を受給したいという方は、以下のリンクから申請条件についても併せて確認してみてください。

参考:ハローワーク『よくあるご質問(雇用保険について)』

4.備品返却を忘れずに

契約社員の方は正社員と同じ環境で働くことが多く、会社から備品を支給されていることでしょう。こうした会社の持ち物は退職とともに返す必要があるため、返却を忘れないようご注意ください。

とはいえ備品返却は郵送でもOKで、直接会社に出向かなくて問題ありません。会社の備品を送る際は、追跡システムのある郵送サービス(クリックポスト・レターパック・宅急便コンパクトなど)で送るようにしましょう。

返却が必要な会社備品一例:

  • 社員証
  • 入館証
  • 名刺
  • 定期券
  • 健康保険被保険者証
  • 制服
  • パソコン
  • ロッカーなどの鍵

アルバイト・パートの場合

学生さんでも気軽に始められるのが魅力のアルバイト・パートですが、退職代行サービスは利用できるのでしょうか。ここでその疑問を解決していきましょう。

アルバイト・パートは退職代行を利用してOK?

企業勤め以外の方の利用例はまだ少ないですが、アルバイト・パートの方でも退職代行サービスは利用可能です。ただし派遣・契約社員とはまた違った利用時の注意点がいくつかありますので、続きもぜひチェックしていってください。

利用時の注意点3つ

アルバイト・パートの方も退職代行サービスで仕事を辞められますが、ご利用の際は以下の3点にご注意ください。

1.途中退職はご近所付き合いに影響が

シフト制の働き方が主流のアルバイト・パートは、シフト決定後に途中退職するとご近所付き合いに影響があるため注意が必要です

シフトに穴が空いてしまうと、他の人がその穴埋めをすることに。仕事仲間にシワ寄せがいってしまう結果となり、職場がご近所という方は特にご近所付き合いに影響が出ることが考えられます。

シフト決定後に退職してもご近所さんと仲良くするためには、以下のような工夫をすると安心でしょう。

  • 退職予定前後はなるべくシフトを入れないようにする
  • 仕事仲間にだけ退職する旨を伝えておく

2.給与の支払い方法は会社側が決める

お給料を手渡しで受け取っている場合は要注意。お給料の支払い方は会社側に決定権があるため、「気まずいから退職後は振り込みで…」が聞き入れられない可能性があります。普段お給料を直接受け取っている方は、退職後も1度出勤する必要が出てくるかも知れません。

もし「2度と職場に行きたくない」という方は、会社と交渉できる退職代行サービスへの相談がおすすめです。労働組合運営もしくは弁護士運営の退職代行サービスに問い合わせてみてください。

3.有給休暇が使えるか確認

6ヵ月以上お勤めかつシフトの8割出勤されている方は、アルバイトやパートでも有給休暇を取得できます(※)。シフトが残っている・お給料が心配という場合、有給休暇を消化して辞められることも覚えておきましょう。

有給休暇取得の条件が不安という方は、労働問題に強い退職代行サービスにご依頼のうえ確認してもらうようにしましょう。

※参考:労働基準法 第三十九条

おすすめの退職代行サービス(まとめ)

いくつか注意点はありますが、今回は派遣/契約社員/パートやアルバイトでも退職代行サービスを利用できることを解説してまいりました。無理して身体を壊すよりも、上手に退職代行を活用するのがおすすめです。これを機にみなさんも一度退職代行に相談してみてはいかがでしょうか。

最後に退職代行マイスターおすすめの退職代行をいくつかご紹介いたします。すべて会社と交渉可能&お手頃なサービスですから、迷ったらぜひこちらを参考にしてみてください。

サービス名 運営元 料金
退職代行ニチロー 労働組合 28,000円
退職代行SARABA 労働組合 24,000円
退職代行ガーディアン 労働組合 29,800円

退職代行ニチロー

料金〇 28,000円(追加料金なし)
交渉〇 労働組合なので交渉可能
即日対応〇 24時間対応、クレジット払い可
相談方法〇 LINE、電話、メール
口コミ△ 新しいサービスのため口コミが少ない
サポート力(スタッフの対応)〇 他の退職代行と比べて1番親切・丁寧
支払い方法〇 クレジットカード/銀行振込
転職支援×

退職代行ニチロ―は、モノマネ芸人のニッチローさんがイメージキャラクターの退職代行サービスです。弁護士・社労士・税理士が顧問を務めていて安心感抜群、サポート力の高さが魅力となっています。

HPの口コミではシフト制のお仕事の解決事例掲載あり、アルバイトやパートの方の早期退職も可能です。料金も一律28,000円とコスパに優れ、万一の時には全額返金保証と頼みやすさもバッチリ。

運営元日本労働調査組合
代表者名安達雄也
所在地東京都足立区千住1丁目4-1 東京芸術センター10階
顧問弁護士、社労士、税理士

もっと詳しく

公式サイト

退職代行SARABA

退職代行SARABA
料金〇 24,000円(追加料金なし)
交渉〇 労働組合なので交渉可能
即日対応〇 24時間対応、クレジット払い可
相談方法〇 LINE、電話、メール
口コミ〇 利用者が多く口コミも多い
サポート力(スタッフの対応)△ 機械的な対応
支払い方法〇 クレジットカード
転職支援〇 

退職代行SARABAは「労働組合SARABAユニオン」が運営する退職代行サービスです。人材紹介会社と提携しているサービスのため、退職後は転職サポートを無料で受けられます。派遣や契約社員の方も、無理なく次のステップに進めることでしょう。

こちらも万一の時の全額返金保証付き・料金は一律24,000円と、お財布面でも安心です。

運営団体退職代行SARABAユニオン
代表者名岡本大輝
住所
顧問ー 

もっと詳しく

公式サイト

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアン画像
料金△ 29,800円(追加料金なし)
交渉〇 労働組合なので交渉可能
即日対応〇 24時間対応、クレジット払い可
相談方法〇 LINE、電話、メール
口コミ〇 利用者が多く口コミも多い
サポート力(スタッフの対応)△ 機械的な対応
支払い方法〇 クレジットカード
転職支援×

退職代行ガーディアンは東京労働経済組合(TRK)が運営する、東京都労働委員会認証の退職代行サービスです。料金は一律29,800円と他2つよりやや張りますが、さまざまな労働紛争を解決してきた実績があり、特に会社とのトラブルが心配な方におすすめとなっています。

運営団体東京労働経済組合
代表者名長谷川義人
住所〒114-0002
東京都北区王子4-24-11 IKビル501
電話番号03-6903-3278

もっと詳しく

公式サイト

退職代行マイスターおすすめの退職代行サービスをもっと見る

厳選!おすすめ退職代行サービス
  • 退職代行ガーディアン

    退職代行ガーディアン
    東京労働経済組合(TRK)が運営。労働組合法人が運営しているため企業との交渉ももちろん可能、あなたの状況や意向に基づき円満退職に導いてくれます!
  • 退職代行SARABA

    退職代行SARABA
    退職代行SARABAは『株式会社スムリエ』と労働組合である『退職代行SARABAユニオン』がタッグを組んだ退職代行サービスです。
  • 退職代行OITOMA

    退職代行OITOMA
    労働組合日本通信ユニオンと提携しているので企業交渉が可能。安い費用で依頼できる点も魅力。丁寧なサポートを受けながら、確実に退職をしたい人におすすめです。
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