美容師の悩み

美容師辞めたい人必見!スムーズに退職するための方法解説!

「辞めたいけど言えない」「美容師以外に転職できるか不安」と悩んでいる美容師が多いのではないでしょうか。人手不足で常に忙しいのですから、辞めたいと言い出すタイミングもなかなか訪れないですよね。

当記事では、スタイリスト・アシスタントの退職方法やおすすめの転職先を紹介します。辞めたいのに辞められないと悩んでいる美容師は、最後まで読んで参考にしてみてください!

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美容師に多い辞められない3つの理由

多くの美容師が「辞めたい」と思いながらも、言い出せないままずるずると働き続けてしまいます。ここでは、多くの美容師が抱える「辞めにくい理由」について見ていきましょう。

  1. 人数が少ないので辞めにくい
  2. お客さんを手放したくない
  3. 何に転職すればいいのか分からない

人数が少ないので辞めにくい

美容師は離職率も高いため常に人手不足に陥っています。ギリギリの人数で仕事を回している場合が多く、辞めたいと言い出しにくい状況です。

責任感が強い人や、周りに気を使いガチな人はこういった理由で辞めにくいことが多いです。ですが、退職も労働者の権利の一つです。自分がこれ以上続けるのが苦しいと思ったら、辞める準備をするようにして下さい。

お客さんを手放したくない

美容院で一定期間働いていると、お客さんとの信頼関係が生まれます。話しているうちに仲良くなって、毎回指名してくれるお客さんも出てくるでしょう。

やっとの思いで築き上げたお客さんとの関係性を壊してしまうはもったいないですよね。低賃金や長時間労働が辛くて辞めたいと思っても、自分が作るスタイルを気に入ってくれるお客さんのことを思うとなかなか辞められません。

美容院によっては、就業規則で退職時・独立時の顧客引き抜きを禁止しているところもあります。退職するときは基本的にお客さんを手放すことになるため、固定のお客さんがついている美容師ほど辞めにくいでしょう。

何に転職すればいいのか分からない

多くの美容師は、学生の頃から美容師になることだけを目標に頑張ってきた人ばかりです。そのため、異業種に転職したいと思ってもイメージできません。

やりたいことがわからないは非常に多い理由だと思います。ですが考えても見てください。美容師すら、元々は全くできないことから初めています。みんなどんな仕事も0がスタート地点です。

自分のやりたいことを優先して転職先を決定することができれば、今後の人生も楽になります。

辞めたい美容師の退職方法

美容師が退職するときは、スタイリスト・アシスタント共に直接伝えるのが基本です。忙しいときに突然言い出すのではなく、事前に面談のアポを取ってから相談しましょう。

直属の上司が忙しそうなら、メールやLINEで「相談したいことがある」「時間を作っていただきたい」と伝えましょう。スタイリストとアシスタントでは退職の申告をする時期や流れが少し異なるので、ここからはそれぞれの辞め方を具体的に紹介します。

スタイリストの退職方法

スタイリストが退職するときは、できるだけ早めに退職の意思を伝えることが大切です。引き継ぎや後任の採用のことも考えると、期間に余裕をもって伝えることが望ましいといえます。

「キャリアアップ」や「独立」などポジティブな退職理由であれば正直に伝えましょう。「人間関係が辛い」「待遇が悪い」などネガティブな理由の場合は正直に言わないで、健康面や家族の介護など「やむを得ない理由」にすることがおすすめです。

3ヶ月前までに退職の意思を伝える

まずは就業規則を確認し、退職するときはいつまでに言えばいいのか職場のルールを確認してください。特に退職申告の時期が明記されていないのであれば、できるだけ3ヶ月前までに伝えましょう。

新しいスタイリストを採用するには時間とお金がかかります。アシスタントを昇格させるにも期間が必要なため、退職が決まった段階で早めに伝えることがベストです。

  • 就業規則に従うのが第一
  • 法律的には「2週間前まで」に退職の申告をすれば問題ない
  • やむを得ない事情で早急に退職しなければならない場合は、退職希望日の2週間前までに伝えよう

退職届や書類を提出する

上司と話し合って正式な退職日が決定したら、改めて退職届を提出します。職場によっては独自の退職書類が用意されている場合もあるので、必要なものがあるかどうか事前に確認しておきましょう。

退職届サンプル

退職届

このたび、一身上の都合により
20xx年〇月〇日をもって退職いたします。

20xx年〇月〇日(記入日)
自分の名前 ㊞

株式会社□□□□
代表取締役社長 〇〇 〇〇様

退職届は「手書き・縦書き」が一般的ですが、特に決まりがない場合は「印刷(PC等で作成)・横書き」でも構いません。三つ折りにして白の二重封筒に入れたら、封筒の表に「退職届」裏に「部署名(支店名)名前」を記入して提出してください。

消せるボールペンはNG!万年筆または油性ボールペンで記入しよう

美容師への挨拶と引継ぎ

退職届を提出して正式に辞めることが決定したら、他の美容スタッフに退職の挨拶をしましょう。職場によってルールや慣習があるので、上司に挨拶の方法を確認してみてください。

特にルールや慣習がなければ、朝礼や終礼などスタッフが集まるタイミングで伝えるのがベストです。全体に伝える機会がない場合は、できるだけ個別に直接辞めることを伝えましょう。

挨拶した後は、後任の美容師に引継ぎを行います。担当顧客1人1人の細かい情報はもちろん、事務作業や清掃のやり方など、自分がやっていたことのすべてを伝えるようにしてください。

  • ネガティブな退職理由は言わないようにしよう
  • どうしても直接会えないスタッフにはメールやLINEで報告しよう

担当顧客に退職の報告をする

担当顧客や常連さんに退職することを報告しましょう。顧客への報告も職場によってルールがありますので、上司に確認してから行ってください。

退職することを伝えた上で、次の職場は言わないのが一般的です。個人的に親しくしているお客さんがいれば、メールやLINEでこっそり次の職場を伝えるようにしてください。

アシスタントの退職方法

美容師は下積みが長いので、アシスタントの段階で辞めてしまう人は珍しくありません。アシスタントをしていて「合わない」「向いてない」と感じたら、早めに次のステップへ行きましょう。

ただし、下積みを終えてスタイリストになってからが本格的な美容師のスタートです。「雑用ばかり」「練習がキツイ」と思っても、いずれは美容師になりたいという気持ちがあるならもう少し頑張ってみましょう。

しかし「もう限界」「人間関係が辛い」と思うのであれば、できるだけ早めに退職してください。顧客の引継ぎなどがない分、スタイリストよりも簡単に退職できる場合が多いです。

2ヶ月~1ヶ月前までに退職の意思を伝える

アシスタントなら顧客の引継ぎ等がほとんど発生しないため、それほど早く伝える必要はありません。しかし店のことを考えるなら、2ヶ月~1ヶ月前まで退職の申告をすることをおすすめします。

アシスタントの仕事は雑用ばかりのように思えますが、スタイリストにとっては必要不可欠な存在です。後任のアシスタントを探さなければならない場合が多いので、退職することが決まったら速やかに伝えましょう。

バックレや連絡なしの退職は絶対NG!緊急時でも2週間前までに退職することを伝えよう

退職届や書類を提出する

上司と話し合って退職する日が正式に決まったら、改めて退職するための書類を提出します。相談時に「退職届は必要か」「必要な書類はあるか」などを確認しておくとスムーズです。

退職届はテンプレ通りの内容で構いません。白無地の用紙と封筒を用意し、テンプレ通りの内容を丁寧に記入・捺印してください。

退職日まで業務に取り組む

後任のアシスタントがいれば引き継ぎを行います。特に引継ぎが必要でない場合は、退職日まで精一杯業務に取り組みましょう

「どうせ辞めるから」と仕事を雑に行ったり、態度に出したりするのはNGです。今まで成長させてもらった感謝をこめて、雑用だと思えることでも一生懸命に取り組んで下さい。

よくシャンプーやブローを担当する常連客がいる場合は、上司に確認した上で軽い退職挨拶をさせてもらいましょう。退職することと感謝の気持ちを伝えた上で、今後については「まだ決まってない」「これから考えたい」など濁すのが一般的です。

  • 最終出勤日には人数分の菓子折りを持参しよう
  • 最後までネガティブな感情を表に出さないようにしよう

辞めたいけど言えないときの対処法

辞めたいと思っても、簡単に辞められないですよね。お世話になった上司に辞めたいというのは気まずいですし、辞めた後のことを考えると不安になります。

しかし、中途半端な気持ちで美容師を続けても前には進めません。ここからは、辞めたいといえない時の対処法を紹介します。

転職先や引っ越し先を決めてしまう

「辞めたいけど迷ってる」「辞めたいと言う勇気が出ない」という人は、先に転職先や引っ越し先を決めて、必然的に退職しなければならない状況に自分を追い込みましょう。転職する場合は、転職先の入社日を1ヶ月以上先にしてもらうことがポイントです。

積極的に新しい環境に触れることで、迷いや不安よりも希望やワクワクする気持ちが大きくなります。転職活動や新居探しをしているうちに将来の具体的なビジョンが見えてくるので、辞める気持ちが固まってくるはずです。

  • 退職の自由は法律で認められている!
  • 引き止められても確実に辞められるから大丈夫!
  • 安心して転職活動・新居探しをしよう

医師に診断書を書いてもらう

「手荒れが酷くて続けられない」「精神的に限界」という人は、医師に診断書を書いてもらいましょう。ドクターストップの状態になれば、やむを得ない理由として正々堂々と辞められます。

健康上の理由でこれ以上美容師を続けられないと言われたのであれば、職場側としても強くは引き止められません。「手荒れ」「腰痛」などの職業病や「不眠」「倦怠感」などの精神的な不調がある場合は、無理をせず医師に相談してみてください。

退職代行を使う

「どうしても辞めさせてくれない」「パワハラやいじめがある」という場合は、退職代行を使いましょう。平均3万円前後の費用は掛かりますが、合法的かつ確実に辞められます

退職代行を使っていきなりやめても、損害賠償請求をされることはめったにありません。なぜなら、職場が個人に対して損害賠償請求をしても裁判費用など損益の方が大きいからです。

退職代行を使えば、ストレスを一切感じることなくすぐに辞められます。有給消化や離職票の発行など、必要なことはすべて代行スタッフが伝えてくれるので安心です。

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美容師から転職しやすい職業

「せっかく美容師資格を取ったのに無駄になる」「美容師以外の仕事ができない」と思い悩んでいませんか?

実は、美容師資格や美容師時代の経験は異業種でも活かせます。ここでは5つの職業を紹介するので、視野を広げるためにもチェックしてみてください。

アパレル業界

美容業界の資格と経験を活かして転職するなら、アパレル業界がおすすめです。美容師とは違った視点からお客さんがキレイになっていくのをサポートできます。

長時間労働や残業が辛いなら大手百貨店やデパート内のショップ店員を検討してみてください。施設の営業時間が決まっており、ホワイトな働き方が徹底されているため無理な残業がほとんどありません。

企画やマーケティングなどをやってみたい場合は、ブランド本部の中途採用にチャレンジしてみましょう。子供服やシニア向けのファッションなど、興味のあるジャンルを選ぶことで仕事が楽しくなります。

広告代理店の営業

サラリーマンやOLになって本格的な高収入を得たい場合は、広告代理店の営業職がおすすめです。華やかな業界で間口が広く、トレンドに敏感な元美容師であれば積極的に採用してくれます。

残業や出張、転勤などは多くなりますが、その分高収入でやりがいが感じられる仕事です。美容師の経験で培ったコミュニケーションスキルや美容の知識を活かした仕事も多くあるでしょう。

大手広告代理店で働きたい場合は、英会話の習得やTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)高得点取得を目指そう

美容機器メーカーの営業

美容師資格と経験が重宝されるのが、美容機器メーカーの営業です。ドライヤーやアイロン、コテなど普段使っていた道具を販売する側になります。

ヘアサロン向けの美容機器以外にも、脱毛器やエステ機器、美顔器など多くの美容機器が存在します。「元美容師」という肩書と接客スキルを活かして営業できるので、コツを掴めばすぐに売り上げに貢献できるでしょう。

誰もが知っている大手企業に中途入社し、定年退職まで安定して勤務することも可能です。意外と多くの企業が中途採用を出しているので、転職サイトなどで探してみてください。

不動産投資コンサル

「未経験でとにかく高収入を得たい」「社宅に住みたい」という人は、不動産投資コンサルの仕事がおすすめ。未経験でも美容師時代のコミュニケーションスキルを活かせば、努力次第で信じられないほどの高収入を獲得できます。

「投資」「確定申告」というと難しそうに感じますが、最初は先輩がつきっきりでサポートしてくれるので問題ありません。誰もが最初は未経験だった社員ばかりで、分からないことが当たり前なので安心です。

自社でマンションやアパートの開発を行っている企業であれば、自社物件を社宅として格安で貸してくれます。「都心に住みたい」「家賃は安く抑えたい」という人にもおすすめです。

ITエンジニア

慢性的な人手不足により、未経験でも積極的に採用しているのがITエンジニアです。IT技術を身に着ければ、これから発展し続ける業界で安定して高収入が得られます。

知識がなくても、給料を受け取りながら「SE」「プログラマー」などの勉強ができます。美容師時代のコミュニケーションスキルを活かすなら、ITエンジニアと顧客をつなぐ「ディレクター」「営業」の道もおすすめです。

IT技術と専門知識を習得するまでは、残業も多くキツく感じることもあるかもしれません。しかし習得できれば安定して稼げる職種なので、興味と情熱があればチャレンジしてみてください。

  • IT分野の基礎知識を学ぶために「ITパスポート」の試験を受けてみよう
  • 転職前にIT技術のオンラインスクールを受講するのもおすすめ

美容師辞めたいまとめ

美容師は業務時間が長くて収入が上がりにくいので、離職率が高い職業です。手荒れや腰痛など健康上の問題も起こりやすく、どうしても続けられない人もいます。

せっかく資格を取ったのに美容師を辞めるのは「もったいない」と思うかもしれませんが、辞めたいなら早めに決断することが大切です。どうしても辞められない場合は、退職代行に頼ることも検討してみてください。

美容師の資格と経験を活かしながら、異業種に転職することも可能です。美容師よりも適した職業があるかもしれないので、視野を広げた転職活動にチャレンジしてみてください!

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