「退職代行を利用したいけど、業者の対応ってどうなんだろう?」
「会社の反応が怖くて利用を決意できない…」
退職代行業者の対応や、会社の反応に不安を感じ、退職代行の利用が決断できない方も多いでしょう。
この記事は、退職代行を利用した際の退職代行業者の対応や会社の反応を詳しく解説していきます。利用経験者の口コミも交えながら紹介しているので、ぜひ目を通してください。
- 案内人
『退職希望者』と『退職代行業者』の懸け橋になることを目標に本プロジェクトを立ち上げる。自分たちの退職時の経験から悩みに寄り添い、安心して利用できる退職代行業者のみを紹介する。
退職代行業者とのやりとりは最低限!
退職代行を利用した際に、業者がどのような対応をとるのか気になるところですが、基本的にやりとりは最低限の範囲で行われます。退職まであっさりと進む場合も多いので驚く方もいるでしょう。
面倒な手続きはほとんどなく、必要最低限のやり取りで退職まで至ることができるため、業者とのやり取りに不安を感じることはありません。
また、最近ではLINE完結の退職代行業者も増えており、最初から最後まで業者の声を聞くことなく退職が完了することもあります。
LINE完結の退職代行業者に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
実際の対応ってどうなの?
実際に退職代行業者と電話等でやり取りをする場合、担当者の対応はどうなんだろうと不安に思うこともあるでしょう。
ここでは、口コミを交えながら退職代行業者の対応について詳しく解説していきます。
丁寧で好印象な業者が多い
スムーズ、迅速な対応や丁寧な対応であったという口コミが多いです。
退職代行は基本的に即日退職ができるよう対応してくれる場合が多いため、複雑なやり取りなく退職を完了することができます。
不安な手続きや書類に関しても丁寧に対応してくれるという意見もあり、安心して退職手続きをすることができるでしょう。
【注意】対応の悪い退職代行業者もいる
退職代行の多くは丁寧で迅速な対応をしている業者ばかりですが、なかには対応の悪い業者も存在します。
忙しさから対応の悪さが生じているのかもしれませんが、退職代行を利用する身としては不快な気持ちを持ってしまいます。
また、最近は新しい退職代行業者も増加していますが、中には詐欺まがいの悪質業者に引っかかってしまう方もいるのです。
悪質業者には要注意
退職代行業者の態度が悪いという意見が見られました。利用者にではなく、会社側への態度が悪いことが多いようです。
利用者のことを考えるとその場では穏便に、あくまでも淡々と退職代行を進めるべきですが、対応が悪い業者もいることは事実です。
中には、料金を払わせて連絡が取れなくなる詐欺まがいの退職代行業者も存在します。
退職代行業者の見極めはとても重要なので、事前に調査しておくなどの対策を講じておくと良いでしょう。
対応できない業務もある
退職代行業者には、無資格業者と有資格業者が存在します。無資格業者を利用した場合、会社との交渉などには対応できないため、利用者はミスマッチを感じるケースも多いようです。
口コミにあるような、お給料に関する交渉や退職日の設定などはあくまでも有資格業者でなければ対応はできません。無資格業者が対応することで非弁行為として違反になるのです。
また、退職業者によっては料金プランなどを設定し、「ここまでしか対応しません」と線引きをしている場合もあるようです。
退職代行業者を選択する場合は、どこまで対応できるのかを確認しておくことでミスマッチを減らすことができます。
退職代行業者の資格や非弁行為については以下の記事をご覧ください。
https://www.zaikei.co.jp/jobs/2126会社への対応は?どんな流れで進むの?
退職代行を利用したら、どのように手続きが進むのか気になる方も多いでしょう。
退職代行を利用した後の流れを解説していきます。業者によってアフターサポートの有無が変わるため、その点も意識しながら確認していきましょう。
1.会社が承認すれば退職成功
退職代行を実行後、会社が退職を承認すれば成功です。民法では以下のような規定があります。
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
民法627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
2 期間によって報酬を定めた場合には、使用者からの解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
3 六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三箇月前にしなければならない。
このように、退職の申し出が行われた場合、会社が拒否をしたとしても2週間をもって雇用契約が終了します。例え会社が承認せずとも退職代行を利用することで退職は可能となるのです。
有給休暇が2週間残っていれば会社に出向くことなく即日退職が可能です。
即日退職に関しては以下の記事に詳しく記載されています。
2.会社と相談のうえ退職日を決定
即日退職の意向も踏まえ会社との相談の上退職日が決定します。あらかじめ退職代行業者に希望退職日を伝えておくと良いでしょう。
ここには有給消化の相談も含まれますが、会社が有給消化を拒否したり、希望退職日を拒否して会社への出勤を強要した場合、無資格の退職代行業者では交渉することができません。
このようなリスクがある場合は必ず有資格業者への依頼をしておきましょう。
3.会社へ退職届を郵送
退職日が確定したら、その日付で退職届を作成し会社へ郵送します。退職届の書き方などは退職代行業者がフォーマットを用意してくれる場合もあります。
退職代行を利用しても退職届は必要です。郵送は基本的に自身で行いますが、内容証明郵便で郵便記録を控えておくようにしましょう。
退職届に関しては以下の記事を併せて読んでみてください。
4.会社から退職書類を受け取る
退職日翌日より10日以内に離職票などの退職書類が会社から郵送されます。
念のため、退職代行業者に退職書類が送付される日取りを確認してもらっておくと良いでしょう。
稀な事例ではありますが、会社が嫌がらせで退職書類を送付しないケースがあります。その場合は退職代行業者に相談し催促の連絡をしてもらうなどの対策を取りましょう。催促の連絡などはアフターサービスとなるため、業者によっては対応してくれないケースもあります。
離職票に関しては以下の記事を併せてご覧ください。
退職代行が来たら会社はどんな反応をする?
突然退職代行で辞めてしまうことで、会社がどのような反応をするのか気になってしまう方も多いでしょう。
ここからは、退職代行が来た場合の会社の反応や社員の印象について解説していきます。
スムーズに受け入れる企業が増えた
退職代行は一昔前までとてもマイナーなサービスでした。そのため、退職代行自体に不信感や不快感を抱く会社が多かったのは事実です。
ですが、今では退職代行サービスもかなり普及し始め、テレビや雑誌などのメディアでも取り上げられることが増えました。
退職代行サービスそのものが認知されはじめ、利用者が増えてきた現状からスムーズに受け入れる企業が増えてきています。
今後、サービスがもっと拡大すれば退職代行は当たり前のサービスとなるかもしれません。
トラブルに至る場合もある
受け入れられつつあるサービスではありますが、まだまだ問題も多い現状があります。
退職代行を利用することで損害賠償請求などのトラブルに発展する場合も無いとは言い切れません。
万が一のトラブルに備え、対応力が豊富な有資格業者に依頼しておくと安心することができるでしょう。
また、先述したように退職代行業者そのものが悪質な会社も増えているため、退職代行選びは慎重に行うことが大切です。
同僚・上司・部下に非常識だと思われる?
では、同じ会社に属する同僚・上司・部下はどのような反応をするのでしょうか。できるだけ円満に退職したいと考える方は、社員からの印象を気にしてしまう方も多いでしょう。
退職代行で退職することへの印象は賛成・反対に分かれています。
理解を示す人が多い
ストレス社会と呼ばれる現代では、退職代行を使う気持ちが痛いほどよくわかるという意見が増えています。
特に、同じように劣悪な労働環境で働いている場合は「私も使いたいな」「参考になった」と感じる方もいます。
退職代行に理解を示す方は思いのほか多く、同じように悩んでいる人たちがたくさんいることが分かります。
批判的な意見はゼロではない
退職代行のサービスそのものに理解ができないという意見も見られました。特に、退職代行で即日退職した社員の尻拭いをさせられてしまう社員は怒りを示すことも多いです。
また、退職代行業者とのやり取りにストレスを感じるという意見も見られました。
退職代行への印象や反応に関しては、以下の記事にも詳しく記載されています。
ストレスなく会社を辞めるなら退職代行
退職代行はストレスなく退職できるツールの1つです。
職場環境や労働内容、人間関係など退職したい理由があっても。なかなか会社を辞めることができない労働者が増えています。
退職代行業者は迅速で丁寧な対応をしてくれることがほとんどですので、退職代行に相談しておけばストレスなくスムーズに退職できるケースが多いです。
会社のネガティブな反応はあまり気にせず、自己防衛として退職代行の利用を検討してみましょう。