保育士の悩み

3年目保育士のお悩み5選!辞めたいときの対処法と退職方法

3年目の中堅保育士は仕事に慣れる一方で責任が増え始め、精神的なストレスが増えます。先輩と後輩の板挟みになりやすく、人間関係も複雑で辞めたい気持ちが強くなる時期です。

当記事では、3年目の保育士が「辞めたい!」と思うお悩み5選や対処法を紹介します。年度途中に退職する方法や退職代行についても解説するので、最後まで読んで参考にしてみてください!

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辞めたい!3年目保育士のお悩み5選

激務なのに給料が安くて、人間関係にも疲れ切っているのではないでしょうか。ここでは、3年目の保育士が「辞めたい!」と思うお悩み5選を紹介します。

人間関係のストレス

女社会特有のドロドロとした人間関係が起こりやすい保育現場。特に3年目~5年目の中堅になると、長く勤めている「お局様」と「新人」の板挟みになり苦しむことが増えます。

ただでさえ仕事が忙しいのに、後輩からの相談や先輩からの愚痴を聞かなければなりません。プライベートがどんどん削られていき、悩みや愚痴を聞いている側がストレスで病んでしまうのです。

園児や保護者のストレス

3年目の保育士は、少しずつ仕事に慣れて周りを見る余裕が出てくる時期です。すると、しつけがなっていない園児や理不尽な保護者に対する不満を感じるようになります。

保育士という立場上、保護者からの理不尽なクレームにも頭を下げなければなりません。すべての子どもや保護者が嫌なわけではありませんが、一部の保護者がストレスになり辞めたい気持ちが高まるのです。

仕事が多いのに給料が安い

保育士の給与は他の職業に比べて低く、税金や社会保険などを支払った後の手取りは微々たるものです。ストレスや激務に耐えて仕事を続けても、3年目では給料がほとんど上がりません

一方で、一般企業に就職した友達は少しずつキャリアアップ・昇給していきます。SNSでおしゃれや旅行を華やかに楽しむ友達を見て、惨めな気持ちになってしまうこともあるでしょう。

子どもが大好きで仕事自体は楽しくても、収入が少なければ生活が成り立ちません。自分の結婚や出産も考え始める年代なので、将来のことを考えると辞めたい気持ちが出てくるのも当然のことです。

責任が出てきたので辞めにくい

3年~5年ほど勤続している保育士は、クラスリーダーなど責任のある役職を任せられることが多くなります。今までは先輩がサポートしてくれていたことも、これからはすべて自分の責任です。

3年目の保育士はやっと少しずつ仕事に慣れた段階であり、まだ1人ですべてこなせるほどの余裕はありません。その段階で責任を押し付けられるので、仕事に対する不安やストレスに押しつぶされてしまうのです。

辞めたいと思っても辞めにくく、仕事に対するストレスは溜まる一方です。給料が増えるわけでもないのに責任ばかりが増え、仕事を続けるモチベーションが低下していきます。

年度途中に辞めていいのか分からない

日本の幼稚園や保育園では、義務教育の学校と同じように4月から翌年3月までのクラス制度が基本です。保育士は1年度ごとに決まったクラスを任されることが多いため、年度途中で辞めにくい状況があります。

法律的にいうと、年度途中でも保育士が退職することは可能です。しかし子どもや保護者、そして職場に迷惑が掛かり「不義理」「無責任」だと思われてしまいます。

実家近くの職場など、知り合いが多い職場に就職している保育士も多く、体裁を考えると年度途中になかなか辞められません。しかし、年度途中でも心と身体が限界にきているなら、大きなミスをする前に辞める決断をすることも大切です。

もう少し頑張りたい!3年目保育士のお悩み対処法

「辞めたい」と思う反面、せっかく3年も頑張ったのですから「もう少し頑張りたい」「続けたい」と思う気持ちもありますよね。ここでは、3年目保育士のお悩み対処法を紹介します。

お悩み対処法を実践してみて、それでも解決しないのであれば退職することを検討しましょう。

同僚とは適度な距離感を保つ

同僚とは仲良くなりすぎるよりも、適度な距離を保つことで良好な人間関係が保てます。なぜなら、仕事でもプライベートでも同じ人と関わっていると、相手の悪い部分や考え方の違いが見えてきてしまうからです。

職場の人間関係を良好に保つためには、公私混同をしないように心がけることが大切です。仲良くなることで生まれる信頼関係もありますが、同僚とのコミュニケーションは仕事終わりの飲み会程度にしておきましょう。

SNSの共有も人間関係の悪化を招きます。LINEで連絡を取り合っていると公私混同しやすいので、仕事で関わる人との連絡は「Chatwork」「Slack」などを利用することもおすすめです。

1人で悩まず上司に相談する

人間関係や保護者対応、仕事のやり方など……さまざまなことで悩みを持ったときは、先輩や上司に相談しましょう。「自分だけできない」「向いてない」と1人で悩んでいても、何も解決しません。

仕事ができる先輩保育士も、中堅の頃に同じような悩みを抱えてきたかもしれません。仕事のことを真剣に考えている人であれば、忙しくても後輩のために時間を作ってくれるはずです。

相談できる上司や先輩保育士がいないときは、信頼できる同期の保育士や後輩に話すだけでも心が軽くなります。職場に信頼できる人が1人もいないのなら退職・転職も検討してください

業務の効率化を図る

仕事が忙しすぎて心に余裕がない人は、業務の効率化・簡素化に取り組んでみましょう。アナログな業務をICT(情報伝達技術)化するだけでも、仕事にかかる時間を大幅に削減できるはずです。

ワードやエクセルなどは、Googleオフィスを使えば無料です。その他にも、業務効率化ができる無料アプリなどは多く存在します。予算があれば、ITコンサルを雇って長期的なコストカットを図ることもおすすめです。

保育士の現場では効率化をタブー視する風潮がありますが、保育士の時間は有限です。無駄を省くことは悪いことではありません。園長や上司に積極的に掛け合い、働きやすい環境づくりに取り組んでみましょう。

キャリアアップを目指す

厚生労働省では、保育士の昇格・昇給のために「保育士等キャリアアップ研修」を実施しています。経験年数が概ね3年以上の保育士は「職務分野別リーダー」の研修が受けられるので、給料アップのために受講を検討しましょう。

キャリアアップ研修は1分野15時間以上の研修レポート提出が必要になり、修了すると終了証が交付されます。職務分野別リーダーになると月額5000円~の役職手当が支給されるので、給料に悩んでいる人は受講してみてください。

辞めるべき?3年目保育士が辞める前に考えたいこと

3年も勤続すると、辞めるにも勇気がいりますよね。辞めるか続けるか、迷っている人も多いのではないでしょうか。

ここからは、3年目保育士が辞める前に考えたいことを紹介します。辞めるか辞めないか考えるときの判断基準として、参考にしてみてください。

保育士の仕事や子どもは好きか

「辞めたい!」と思った時、一度冷静になって辞めたい理由を考えてみましょう。保育士の仕事や子どもが嫌いになってしまった場合は、年度途中でもすぐに辞めた方がいいかもしれません。

実際に保育の仕事を3年続けてみて「子どもが嫌いになった」「保育が嫌いになった」と気付く場合も多くあります。子供を見るだけで体調が悪くなったり、仕事のことを考えただけで気分が落ち込んだりする場合は、できるだけ早く退職することを検討してください。

人間関係が改善される見込みはあるか

パワハラやいじめを受けているなら今すぐ退職しましょう。年度途中でも構いません。言いにくい場合は退職代行を利用してでも今すぐに辞めるべきです。

しかし、人間関係が改善される見込みがあるならもう少し頑張ってみてもいでしょう。

苦手だと思っていた人でも、深く話してみると気が合うかもしれません。特定の子どもや保護者が嫌なら、年度が終わるまで待てば解決するはずです。

もし、自分が頑張っても人間関係が変わらないのであれば退職しましょう。年度終わりまで待つのが辛いなら、年度途中に退職してしまっても問題ありません。

昇給の見込みがあるか

給料が低くて悩んでいる人は、就業規則や募集要項を再確認しましょう。勤続年数に応じて昇給の見込みがあるなら、もう少し頑張ってみることも選択肢に入ります。

昇給に関する記載があいまいだったり、何年働いても給料が上がらなかったりする場合は、無理して働き続けても仕事が辛くなる一方です。昇給制度が明確な職場に転園・転職したほうが幸せになれるでしょう。

退職後のライフプラン

保育士を辞めた後はどうするか決まっていますか?退職後のライフプランをしっかり考え、いつ辞めるべきか再考してみてください。

上記など、さまざまな選択肢があります。資格を活かして働いてもいいですし、保育が嫌なら異業種に転職することもアリです。

いずれにしても、今後の生活のことをある程度考えてから退職しましょう。何も決まっていないのなら、もう少し保育士の仕事を続けながら考えてみてください。

もう限界!3年目保育士の退職方法

「もう無理」「限界」と思い始めたら、年度途中でも退職しましょう。保育士だからと言って、年度終わりまで我慢する必要はありません。

子どもや保護者、職場の同僚のことなどが心配になるかもしれませんが、一番大切なのは自分の心と身体です。では、保育士が退職する方法を見ていきましょう。

在職中から転職活動を始めておく

退職の意思を職場に伝える前に、転職活動を始めてみましょう。在職期間中であっても法律的な問題はありません。

貯金が少なかったり、退職後の生活が心配だったりする場合は、退職の意思を伝える前に転職先を決めておけば安心です。転職希望日を1~2か月後に設定しておけば、今の職場を退職した翌日から転職先で働けるので給料のブランクが発生しません。

また、勤続3年目以上であれば失業保険を受けることも可能です。心と身体がつかれてしまった場合は、転職する前に失業保険を受けてゆっくり休むことも検討してください。

やむを得ない退職理由を考える

勤続3年目以上の中堅保育士は、職場にとって頼りになる戦力です。引き止め交渉にあい、なかなか辞めさせてもらえない可能性が高いでしょう。

そのため、退職理由は「やむを得ない事情」話すようにしてください。辞めるのなら、正直に気持ちや理由を話す必要はありません。

保育士の仕事でメンタルや体調を崩してしまった場合は、医師から診断書をもらっておきましょう。退職理由で嘘をつくときは、SNSの書き込みなどからバレないように注意してください。

1ヶ月前までに退職の意思を伝える

いつまでに退職の意思を伝えればいいのかは、職場の就業規則によって異なります。就業規則に記載がない場合は、1カ月前までに退職の意思を伝えましょう。

できれば年度終わりに辞めるのが望ましいですが、年度途中でも法律的には問題ありません。運動会やお遊戯会などの大きな行事がある場合は、行事が終わった後に退職するのがスマートです。

忙しい先輩保育士の事情に配慮し、事前にLINEやメールで「相談したいことがある」「お時間をいただきたい」と伝えて面談のアポを取りましょう。面談のときに退職の意思を伝えたら、その後は上司の指示に従って書類の提出などをすればOKです。

引き継ぎ・子どもや保護者への説明

具体的な退職日が決まったら、後任の保育士へ引き継ぎを行います。忙しい中での引き継ぎになるので、できるだけスムーズに引き継げるように工夫してみてください。

全て口頭で伝えて覚えてもらうのは大変なので、簡単な引継ぎノートや資料を作っておきましょう。物や資料は整理し、インデックスやシールなどを使って見やすくまとめるのがおすすめです。

退職日が近づいてきたら、子どもや保護者に退職することを伝えます。クラス懇談会などがあればその場で、なければ連絡帳やプリントで伝えるのがスタンダードです。

今すぐ辞めたい・辞めにくい人は退職代行を使おう

「もう職場に行きたくない」「上司と話したくない」という人は、退職代行を使いましょう。園長や上司から「無責任」「不義理」と思われるかもしれませんが、二度と関わらない人なので関係ありません。

退職代行に頼めば、退職完了まですべて対応してもらえます。職場の人とは二度と関わらずに済むので安心です。3万円前後の費用はかかりますが、ストレスなしで今すぐに辞められます。

違法性を問われることもないですし、職場から損害賠償請求をされる心配もほとんどありません。まずは無料相談を利用し、退職のプロに話しを聞いてみてください!

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3年目保育士の辞めたいお悩みまとめ

3年目~5年目の中堅保育士は、新人とベテラン保育士の板挟みになりやすく辛い立場です。責任が増え始めるのに給料は上がらなくて、もどかしい時期でもあります。

「子どもや保育は好き」「辞めたくない」と思えるなら、もう少しだけ頑張ってみてください。しかし「もう無理」「限界」「今すぐ辞めたい」と思うのであれば、年度途中でも思い切って退職してしまいましょう。

どうしても辞められないときは、退職代行を使うことも検討してください。ストレスなしで保育士を辞めて、自分の幸せのために新たな人生をスタートさせましょう。

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