看護師は女性が憧れる人気の職業の一つですが、非常に重労働で職場環境が悪いことも多く、辞めたいと考える人も多くなっています。ですが、看護師は辞めたいと言ってもすぐに辞められないことも多く途方に暮れる人も多いでしょう。
今回は看護師が退職代行を利用して辞められるのか、実際に退職代行を利用した看護師は、なぜ退職代行を利用したのかなどを紹介していきます。
看護師の激務に疲れ果ててしまった人、忙しさや人間関係の大変さで心が持ちそうもない人は、ぜひご覧ください。
- 案内人
『退職希望者』と『退職代行業者』の懸け橋になることを目標に本プロジェクトを立ち上げる。自分たちの退職時の経験から悩みに寄り添い、安心して利用できる退職代行業者のみを紹介する。
看護師でも退職代行は利用できる?
他の様々な業種と同じく、看護師でも退職代行は利用できます。また、看護師だから退職代行費用が高くなるということもなく、他の業種と同じ金額で利用可能です。
看護師も他の業種と同じく退職代行は利用可能!
仕事を抱えていてもすぐに辞められる?
現在仕事を抱えていると、退職代行を利用しても辞められないのではないかと思ってしまいがちですが、仕事を抱えている状態でも退職代行を利用することで退職可能です。
ただし、病院側が引き止めてきたり、月末まで働いて欲しいなどと言ってきた場合は一般企業が運営する退職代行サービスでは交渉が不可能なので注意が必要です。
弁護士が運営する退職代行サービスや労働組合法人が運営する退職代行サービスでは、病院側との交渉が可能なので、仕事を抱えているときに辞めたい場合はこれらの退職代行サービスを利用しましょう。
仕事を抱えているときは、弁護士運営や労働組合運営の退職代行サービスを利用しよう!
退職代行を利用しても転職できる?
退職代行を利用して病院を辞めると、転職しにくいのではないかと思ってしまうかもしれません。ですが、個人情報保護法でプライベートな情報は守られるため、基本的にバレることはありません。
第二十三条 個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。
(引用:個人情報の保護に関する法律)
前の病院で働く人が、あなたが退職代行サービスを利用して辞めたことを言いふらしていた場合は法律違反となるため、ほとんどの人は言いふらすことはありません。
そのため、退職代行を利用して退職したとしても、転職は問題なくできるので安心してください。
退職代行サービスを使って退職しても問題なく転職は可能!
看護師が退職代行を利用するリスク
ここからは、看護師が退職代行を利用して退職するときに起こる可能性があるリスクについて説明していきます。看護師として働いていたも、退職代行を利用することで簡単に退職は可能です。
ですが、ある程度のリスクについて知っておくことは大切なので見ていきましょう。
転職先に元上司や同僚が転職してくる可能性
看護師は、他の業種と比べると働き先がある程度限られています。なので、現在働いている病院を辞めたとしても、同じ地域の病院しか転職先がない可能性も高いです。
同じ地域での転職の場合、元職場の上司や同僚が転職してくる可能性も考えられるため、気まずい思いをすることも考えられます。
ただし、あくまで可能性の話で他の地域の病院に転職したり、違う業種に転職するということも可能なので、あまり心配しすぎないようにしましょう。
同じ地域の病院に転職するときは多少気まずい思いをする可能性がある!
現場の人手が不足する
看護師は1人退職すると新しい看護師が入ってくるまで、現場の人手が不足してしまうため、仲が良い人やお世話になった上司などがいる場合、罪悪感を感じることもあります。
また、人手不足のままだと最終的に患者さんに迷惑がかかる可能性もあるという恐れも考えられます。本来は病院側が対策しなければいけないことですが、仲が良い同僚や上司がいる場合は頭に入れておきましょう。
仲が良い同僚や上司がいる場合は即日退職をするか良く考えよう!
看護師が退職代行を利用した事例
ここからは、看護師が退職代行を利用して退職した事例をご紹介していきます。なぜ退職代行を利用したのか、退職代行を利用して良かったのかなどが分かるので参考にしてください。
退職代行を使って命を救われた
上記のツイートの方は、2年3ヶ月以上病院に行きたくないと感じながら仕事を続けていたようです。また、ストレスも非常に溜まっていたようで、休日も眠れなかったとのことなので、退職をしていなかったら命の危険もあったでしょう。
辞めたいのに辞められないというのは、非常にストレスが溜まりますし、辞めたい状態で仕事を続けていても、悩みが解決されることはほとんどありません。
上記の人のように、強いストレスを感じながら退職できずに働き続けている人は、退職代行サービスを利用することで、ストレスから開放される可能性は高いためおすすめです。
上司に相談しても退職できなかったから利用した
病院は慢性的に人手不足のところが多く、様々な事情があって退職を希望してもすぐに辞めさせてくれないことが多いです。また、上記の人のように退職希望そのものをなかったことにされることすらあります。
退職を希望しているのにも関わらず、病院側や上司が全く取り合ってくれない場合は退職代行サービスの利用がおすすめです。何度繰り返し伝えても、退職できるか分かりませんし、ストレスが溜まり続けてしまうからです。
退職代行を利用することで、病院側や上司との会話を業者に任せられますし、病院側や上司が引き止めてくることは原則不可能なので、何度退職を伝えても無駄だった場合は、退職代行の利用を検討しましょう。
理不尽なことを言われ続けたため利用した
上記の人は勤務先の病院で、上司からパワハラを受けていたため、退職代行サービスを利用したようです。上記のような発言はすべてパワハラのため、言われている側は非常にストレスが溜まります。
このような職場で働き続けていると、体調が悪くなってきたり、うつ病になってしまうことも考えられるため退職したほうが良いでしょう。ですが、パワハラしてくる上司に退職は伝えにくい人がほとんどなので、そんなときに退職代行の利用がおすすめです。
退職代行を利用することで、パワハラしてくる上司と会話せずに退職が可能なため、退職を伝えにくくて働き続けているということがなくなります。
コロナ病棟配属になり辞めた
上記のツイートの人は、コロナ病棟に配属になったことがきっかけで退職代行サービスを利用したようです。看護師として働いているとしても、身近に危険があったら辞めたいと考えるでしょう。
上司の対応的に退職を止めたのだと考えられますが、退職代行サービスを使えば退職は可能なので、自分を犠牲にすることは止めましょう。
休みが少なく給料も少ないため辞めた
上記のツイートの人は、25勤14万円で働いていたものの、限界が来て辞めたようです。知り合いに紹介された職場だったため、言いにくかったようで退職代行サービスを利用したとのことです。
この人のように、様々な事情で病院側や上司に退職を伝えにくい場合も、退職代行サービスを利用すると退職はできます。ただし、紹介で入った場合は、事前に紹介者に一言伝えておくなどを行っておいたほうが良いでしょう。
看護師におすすめの退職代行
ここからは、看護師におすすめの退職代行について説明していきます。退職代行サービスは大きく3つの種類に分けられます。
- 一般企業が運営する退職代行サービス
- 弁護士が運営する退職代行サービス
- 労働組合法人が運営する退職代行サービス
上記のように退職代行サービスには3つの種類がありますが、それぞれ退職を伝えることは可能です。ですが、一般企業が運営する退職代行サービスにはできないことも多いため見ていきましょう。
労働組合法人の退職代行
先ほどご紹介した、3つの退職代行サービスの中で、看護師は労働組合法人が運営する退職代行サービスをおすすめします。
弁護士運営、労働組合運営の退職代行サービスは、有給取得や退職時の取り決めなどを病院側と交渉することが可能です。反対に一般企業が運営する退職代行サービスでは、退職を伝えることしかできません。
弁護士運営のものは、裁判の代理人まで可能という特徴がありますが、ほとんどの看護師が裁判を起こされることはありません。なので、費用的に安く抑えられる労働組合法人の退職代行サービスがおすすめです。
弁護士運営、労働組合運営の退職代行サービスでは有給取得や退職時の取り決めを病院側と交渉可能なのでおすすめ!
一般企業の退職代行との違い
一般企業の退職代行と、弁護士運営や労働組合法人運営の退職代行サービスの違いは先ほど説明したように、交渉が可能かどうかです。詳しくは下記のページで説明しているので、参考にしてください。
看護師も退職代行を使って無事に転職できる!
今回は看護師が退職代行を使って転職できるのか、看護師が退職代行を利用するリスクはあるのかを説明してきました。看護師の場合も、他の業種と同じように退職代行を利用することが可能です。
ただし、病院の数が少ないため転職先が同じ地域の場合は、元職場の上司や同僚が転職してくる可能性があるため注意しましょう。