2日の米国株式市場は続伸 弱い雇用統計で利上げ観測後退、エヌビディア最高値

2026年10月3日 09:48

印刷

記事提供元:International Business Times

Photo by Nicholas Cappello on Unsplash

Photo by Nicholas Cappello on Unsplash[写真拡大]

 2日の米国株式市場は続伸した。9月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が10月会合で追加利上げを見送るとの見方が強まった。エヌビディアが取引時間中の過去最高値を更新したほか、テスラも大幅高となった。

 ダウ工業株30種平均は前日比250.40ドル(0.49%)高の5万1176.96ドルで取引を終えた。S&P500種株価指数は56.27ポイント(0.73%)高の7722.72ポイント、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は319.27ポイント(1.19%)高の2万7190.86ポイントだった。

 米労働統計局(BLS)が2日発表した9月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比2万9000人増となった。ダウ・ジョーンズがまとめた市場予想の8万4000人増を大きく下回った。失業率は4.1%から4.2%に上昇し、市場予想の4.1%も上回った。

 7月の非農業部門雇用者数は従来の2万1000人増から1万人減へ、8月は16万2000人増から13万3000人増へ下方修正された。2カ月合計では従来発表より6万人少なくなった。

 業種別では医療が1万7000人増、建設が1万1000人増、製造業が9000人増となった。一方、金融関連は7000人減少した。BLSは主要業種全体では雇用に大きな変化はなかったとしている。

 弱い雇用統計を受け、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが実施されるとの観測は後退した。CMEグループのFedWatchによると、政策金利を現行の3.75〜4.00%に据え置く確率は2日時点で86.2%となり、前日の75.6%から上昇した。0.25ポイントの利上げ確率は13.8%となった。

 半導体大手エヌビディアは一時237.87ドルまで上昇し、取引時間中の過去最高値を更新した。時価総額は一時約5兆7000億ドルに達した。人工知能(AI)インフラ向け需要への期待などを背景に買いが入った。

 電気自動車(EV)大手テスラも上昇した。同社は2日、第3四半期の世界販売台数に当たる納車台数が48万6532台だったと発表した。生産台数は46万4391台だった。テスラ株は4.65%高の370.59ドルで取引を終えた。

 エネルギー市場では、主要7カ国(G7)が2日、国際エネルギー機関(IEA)を通じ、合計1億バレルを4カ月間で協調放出すると発表した。最初の20日間にはG7各国とパートナー国がディーゼルを重点的に放出する。

 G7は必要に応じて追加のディーゼル放出を検討するため、今後数日以内にIEAの枠組みで協議するとした。世界的なディーゼル供給の逼迫とエネルギー価格上昇への対応を進める。

※この記事はInternational Business Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

関連キーワード