20万円以下で買える 10月権利の高配当・連続増配株2銘柄

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10月に配当の権利が確定する銘柄から、100株を20万円以下で購入できる学情と巴工業を紹介する。両社は連続増配を見込み、予想年間配当利回りは3%台後半から4%台。株価と利回りは10月1日終値を基準とした。
■学情は17万円台で購入できる連続増配株
学情(2301)は、20代向け転職サイト「Re就活」をはじめ、就職・転職イベントや人材紹介を手掛ける。若手の採用を目指す企業と、仕事を探す学生・社会人をつなぐサービスを展開している。
2026年10月期の年間配当は、前期比8円増の75円を予定する。2020年10月期の30円から増配を続け、今期予想が実現すれば6期連続増配となる。期末配当は38円を予定し、100株なら10月権利分は税引前3,800円となる。
第3四半期累計の売上高は前年同期比8.8%増、営業利益は13.7%増。人材紹介やイベントの売上が伸び、通期では売上高120億円、営業利益26億円の予想を据え置いた。
採用需要を取り込むには、求職者の集客やサービスの充実も必要になる。売上の拡大が利益の積み上げにつながるかが、今後の増配を見極めるポイントとなる。
10月1日終値は1,733円。100株の購入額は17万3,300円で、予想年間配当利回りは約4.33%だ。
■巴工業は二つの事業を柱に増配を継続
巴工業(6309)は、遠心分離機などを製造・販売する機械事業と、化学工業製品を扱う商社事業が柱だ。下水処理や食品向けの機械に加え、工業材料や電子材料などを取り扱う。
2026年10月期の年間配当予想は76円。株式分割調整後の前期60.33円から増額し、7期連続増配を見込む。期末配当は40円を予定し、100株なら10月権利分は税引前4,000円となる。
中期経営計画期間中は、株主資本に対する配当額の割合を示すDOEの5%を下限とし、連結配当性向50%以上を掲げる。利益と株主資本を基準に、安定的な還元を目指す方針だ。一方、中間期の営業利益は前年同期比でほぼ横ばいで、純利益には政策保有株式の売却益なども寄与した。
第3四半期累計の売上高は前年同期比0.9%増、営業利益は1.9%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は5.0%増だった。通期では売上高629億円、営業利益59億円を見込み、年間配当76円の予想も据え置いた。増配の持続性を見るうえでは、本業の利益動向と株主還元方針を合わせて確認したい。
10月1日終値は1,953円。100株の購入額は19万5,300円で、予想年間配当利回りは約3.89%だ。
■増配を支える利益にも注目
学情は人材サービスの成長、巴工業は二つの事業と還元方針が見どころだ。しかし、過去の実績が将来の増配を保証するわけではない。業績や配当性向から、還元を続ける余力を見極めたい。
利回りは中間配当を含む年間配当予想に基づく税引前の数値で、10月の権利取得だけで年間分を受け取れるわけではない。購入額は手数料を除く。権利落ちによる株価下落も踏まえ、配当と事業の成長を合わせて判断したい。(記事:中村葵・記事一覧を見る)
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