『メタルスラッグ』歴代9作品とロケテスト版を収録、M2開発の新コレクション発表

(Snk-corp.co.jp)[写真拡大]
SNKは、アクションシューティング「メタルスラッグ」シリーズの30周年記念タイトル『METAL SLUG ULTIMATE COLLECTION』を2027年に発売する。歴代9作品に、初代『METAL SLUG』の正式未発売ロケテスト版を加えた全10作品を収録する。対応プラットフォームはNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)で、価格と具体的な発売日は未定だ。
■正式未発売のロケテスト版を収録
本作は、1996年の『METAL SLUG』から2008年の『METAL SLUG 7』までの主要作品に、携帯機向けの『METAL SLUG ADVANCE』と、初代の開発段階で制作されたロケテスト版を加えたコレクションとなる。
収録タイトルは、『METAL SLUG』『METAL SLUG 2』『METAL SLUG X』『METAL SLUG 3』『METAL SLUG 4』『METAL SLUG 5』『METAL SLUG ADVANCE』『METAL SLUG 6』『METAL SLUG 7』と、正式未発売の『METAL SLUG』ロケテスト版である。
ロケテスト版は、これまで一般公開される機会が限られていた初代『METAL SLUG』の開発途中のバージョンだ。完成版では兵士を操作して戦車などの乗り物に乗り込むが、初期段階では戦車そのものを操作するゲームとして構想されていた。ロケテスト後に内容が大きく見直され、人間のプレイヤーキャラクターを中心とする完成版へ発展した経緯が知られている。
SNKは今回、このバージョンを「幻のロケテスト版」と表現しており、家庭用ゲーム向けに正式収録されるのは初めてとなる。シリーズの完成形だけでなく、初代が現在のスタイルへ至るまでの過程にも触れられる収録内容だ。
■M2が移植開発を担当
移植開発は、クラシックゲームの復刻を数多く手掛けてきたエムツーが担当する。同社は、オリジナル版の操作感を保ちながら、旧ハード固有の処理落ちや不具合、隠れたゲーム内挙動なども含めて再現・調整する技術で知られる。
『METAL SLUG』シリーズは、緻密なドット絵と多数のアニメーションによる滑らかな動きを特徴としている。今回のコレクションでも、各作品の感触を現行プラットフォーム上で維持することが開発方針として掲げられている。
一方、収録作品にはNEOGEO MVSだけでなく、Game Boy Advance、PlayStation 2、Nintendo DS向けに制作されたタイトルも含まれる。それぞれ異なるハードで発売された作品を、一つのコレクションとして横断的に遊べることも本作の特徴となる。
■クイックセーブや巻き戻し機能を搭載
現行プラットフォーム向けの機能として、クイックセーブとクイックロード、プレイを数秒前まで戻せるリワインド、各種画面・サウンド設定を搭載する。
対応タイトルではオンライン2人協力プレイを利用でき、フレンドや世界各地のプレイヤーとの協力プレイに対応する。スコアアタック、タイムアタック、スピードラン、オンラインランキング、リプレイなどの機能も用意される。
シリーズの基本操作やテクニックを学べる「コンバットスクールモード」に加え、歴代作品のロゴやビジュアル資料などを閲覧できるギャラリー・ミュージアム機能も収録する。ただし、使用できる機能やモード、対応内容はタイトルごとに異なる。
Nintendo Switch 2版とNintendo Switch版、PlayStation版、Xbox版でオンライン協力プレイを利用するには、それぞれのプラットフォームが提供する有料オンラインサービスへの加入が必要となる。
■従来のコレクションにない3作品を追加
過去には、『METAL SLUG』から『METAL SLUG 6』までと『METAL SLUG X』をまとめた『Metal Slug Anthology』が発売されている。また、NEOGEO MVS向けの各作品は「アーケードアーカイブス」などでも個別に配信されてきた。
『METAL SLUG ULTIMATE COLLECTION』では、従来の『Anthology』には収録されなかった『METAL SLUG ADVANCE』『METAL SLUG 7』と、正式未発売のロケテスト版が加わる。シリーズの主要作品と開発初期の一版を全10作品としてまとめた点が、これまでのコレクションとの大きな違いだ。
個別作品の復刻とは異なり、オンラインランキングやギャラリー、各種チャレンジモードなどを共通のパッケージから利用できる。シリーズの30年にわたる変化を、発売順やハードの違いを越えて振り返れる構成となっている。
■シリーズの今後を示す映像も
発表映像の最後には、シリーズの新たな展開を予告する映像も収められた。現時点では新作の内容やタイトル、対応プラットフォーム、発売時期、開発会社などの詳細は明らかにされていない。
SNKは30周年記念プロジェクトを「MISSION REBOOT」と題して展開している。今回のコレクションはシリーズの歴史を振り返る作品であると同時に、今後の展開につなげる記念タイトルとして位置付けられている。
■2027年に主要プラットフォームで発売
『METAL SLUG ULTIMATE COLLECTION』は、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)向けに2027年発売予定だ。パッケージ版とダウンロード版の展開が予定されているが、具体的な発売日と価格は発表されていない。
販売元のSNKは、サウジアラビアの非営利財団MiSK Foundation傘下のElectronic Gaming Development Companyの子会社である。こうした所有関係を巡っては、2026年7月にゲームイベント運営団体Games Done Quickが、SNKの協賛による『METAL SLUG』配信を開始後に取りやめ、協賛金を受け取らないと表明した。今回の製品発表とは別の事柄だが、同社の所有構造を巡る議論が続いている背景として挙げられる。
元記事: Metal Slug Ultimate Collection Debuts Lost 1995 Prototype Nobody Could Find Until Now
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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