Acer、7型ゲーミングUMPC「Predator Atlas 7」発表 最大Arc G3 Extreme、80Wh構成で750g未満

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Acerは、7型のWindows搭載ハンドヘルドゲーミングPC「Predator Atlas 7」を発表した。北米では2026年第4四半期、欧州・中東・アフリカ地域では同年11月から発売する予定だ。価格と日本での発売予定は明らかにされていない。
■7型筐体に最大Arc G3 Extremeを搭載
Acerは9月2日、ドイツ・ベルリンで開催したグローバルプレスカンファレンス「next@acer」で、Predator Atlas 7を披露した。COMPUTEX 2026で発表した8型機「Predator Atlas 8」の性能と機能を、より小型で持ち運びやすい7型筐体に収めたモデルと位置付ける。
プロセッサーは、Intel Arc G3または上位のIntel Arc G3 Extremeを採用する。内蔵グラフィックスはそれぞれIntel Arc B370、Arc B390となり、最上位構成ではXe3アーキテクチャのXeコアを12基備える。
Arc Gシリーズは、Intel Core Ultraシリーズ3で採用されたPanther Lakeアーキテクチャを基に、携帯型ゲーミングPC向けにコア構成や電力管理、ソフトウェアを最適化したプロセッサーである。CPU部分はPコア2基、Eコア8基、低消費電力Eコア4基の計14コアで構成され、Intel 18Aプロセスで製造される。
IntelはArc Gシリーズについて、リアルタイムレイトレーシングや、アップスケーリングとマルチフレーム生成に対応する「XeSS 3」を利用できるとしている。実際のフレームレートや消費電力、バッテリー駆動時間は、ゲーム、画質設定、電力モード、製品ごとの冷却設計などによって変わる。
■7型FHD・120Hzのタッチディスプレイ
ディスプレイは7型のIPSレベル液晶で、解像度は1920×1080ドット、アスペクト比は16:9となる。リフレッシュレートは120Hzで、フレームレートに応じて画面の更新頻度を調整する可変リフレッシュレートにも対応する。
ピーク輝度は500ニトで、sRGB色域を100%カバーする。10点マルチタッチに対応し、表面にはCorning Gorilla Glass Victusと、反射を抑えるDXC処理を採用した。対象モデルには厚さ0.45mm、表面硬度9Hの強化ガラス製スクリーンプロテクターも付属する。
1920×1080ドットは、Atlas 8が採用する1920×1200ドットより総画素数が少ない。一般に描画する画素数が減ればグラフィックス処理の負荷も軽くなるため、同じ画質設定ではフレームレートを確保しやすくなる。一方、実際のゲーム性能は各タイトルの最適化やXeSSの対応状況にも左右される。
■最大24GBメモリと1TB SSDを採用
メモリは最大24GBのLPDDR5x-7467、ストレージは最大1TBのPCI Express 4.0対応NVMe SSDを搭載する。SSDには一般的なM.2 2280規格を採用した。
バッテリーは60Whと80Whの構成が用意される。重量は60Wh構成が700g未満、80Wh構成が750g未満となる。本体サイズは幅292mm、奥行き112.7~123mm、厚さ28.5~48.4mmで、型番はPA07-I51である。
OSはWindows 11 Homeを採用する。購入特典として、対象地域とモデルではXbox Game Pass Premiumを2カ月間利用できる。特典の内容や提供条件は地域によって異なる可能性がある。
■TMRジョイスティックは一部モデルで採用
操作系にはフルサイズのアナログジョイスティック、十字キー、ABXYボタン、L/Rバンパー、背面マクロボタンなどを備える。ジョイスティックはカーボンフィルム式を標準とし、一部モデルではTMR(トンネル磁気抵抗)式を選択できる。
TMRジョイスティックは磁気センシングによって位置を検出する。Acerは、TMR採用モデルについてデッドゾーンのない入力、低消費電力、ドリフトを抑えた操作性、高い長期信頼性を特徴として挙げている。搭載の有無は構成によって異なるため、購入時には個別の製品仕様を確認する必要がある。
L2/R2にはホール効果センサーを利用したアナログトリガーを採用する。押し込み量を検出できるため、レースゲームのアクセル操作など、入力の強弱を利用するゲームに対応できる。
筐体には手に沿う形状のグリップ、大型化したパームレスト、くぼみを設けたボタン、滑りにくい表面加工を採用した。電源ボタンには指紋センサーを内蔵し、Windows Helloによるサインインにも対応する。
■AeroBladeファンを含むデュアルファン冷却
冷却機構は、金属製のPredator AeroBladeファンと樹脂製ファンを組み合わせたデュアルファン構成となる。AeroBladeファンは厚さ0.1mmの金属製ブレードを89枚備える。
Acerによると、このファンは同社が比較対象とした樹脂製ファンよりエアフローを10%向上させたという。さらに、角度を付けた内部流路によって熱気を筐体外へ導く「Vortex Flow」を組み合わせ、継続的な負荷がかかる場面での排熱を支援する。
本体の管理には「PredatorSense」を使用する。システムの状態確認、パフォーマンスモードの切り替え、ファン制御、RGBライティングの設定などを行える。
■Thunderbolt 4を2基搭載
外部インターフェースとしてThunderbolt 4を2基、UHS-II対応microSDカードリーダー、3.5mmオーディオコンボ端子を備える。Thunderbolt 4は最大40Gbpsのデータ転送や外部ディスプレイ接続に対応し、周辺機器を組み合わせたデスクトップ環境も構築できる。
無線通信はIntel Killer Wi-Fi 7 BE1775sとBluetooth 5.4に対応する。オーディオ機能として2Wスピーカーを2基、内蔵マイクを2基備え、DTS:X Ultra、Hi-Res Audio、Acer PurifiedVoiceを利用できる。電源には65WのUSB Type-C ACアダプターを使用する。
■8型機より小型軽量、メモリは最大24GB
Predator Atlas 7は、7型ディスプレイと750g未満の重量を特徴とし、Arc G3 Extremeを搭載する既存の8型機より携帯性を重視した構成となる。80Whの大容量バッテリーを選択した場合でも750g未満に抑え、60Wh構成では700gを下回る。
一方、メモリ容量は最大24GBである。Arc G3 Extremeを搭載する他社製品には32GBメモリを採用する機種もあるため、大容量メモリを重視する場合は構成の違いが比較点となる。
同じArc G3 Extremeを搭載したMSIの8型機「Claw 8 EX AI+」に対する第三者の実機テストでは、Ryzen Z2 Extreme搭載機を上回るゲーム性能が確認されている。ただし、Atlas 7の性能や動作音、表面温度、バッテリー駆動時間は、製品版を使用した個別の検証を待つ必要がある。
■キーボードを内蔵するコンセプト機も披露
AcerはPredator Atlas 7とともに、8型のコンセプトデバイス「Project DualPlay Mini」も公開した。ハンドヘルドゲーミングPCと小型ノートPCの2つの形態を切り替えられる設計で、画面を回転させると、ハンドヘルドモードでは本体内部に隠れているバックライト付きキーボードが現れる。
キーボードとタッチパッドを利用する作業や、キーボード操作に適したゲームでは小型ノートPCのように使用できる。外部ディスプレイとの接続にも対応する構想だ。
Project DualPlay Miniは製品化を前提とした発表ではなく、発売日や価格、最終的な仕様は公表されていない。冷却機構には、薄型の金属製AeroBladeファンを利用したデュアルファン構成が採用されている。背面にはAcerの創業50周年にちなみ、「Acer 50 since 1976」を表すモールス信号風の意匠が施されている。
■北米とEMEAで発売、日本展開は未定
Predator Atlas 7は、北米で2026年第4四半期、欧州・中東・アフリカ地域で同年11月から発売する予定だ。価格は発表されていない。
Acerの日本向け公式サイトにも製品情報が掲載されているが、9月4日の記事公開時点で、日本における発売日、価格、販売構成は明らかにされていない。国内でTMRジョイスティック搭載モデルや60Whバッテリー構成が販売されるかについても未定である。
元記事: Acer Predator Atlas 7 Debuts as First 7-Inch Arc G3 Extreme Gaming Handheld
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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