UE5製2Dローグライク『Pit Panic』登場、ロードなし設計と手作業マップ

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Flying Rat Studioの初の自社開発作品となるローグライク2Dアクション『ピットパニック(Pit Panic)』が、2026年7月21日に発売された。対応先はSteam、Epic Games Store、GOG、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、Nintendo Switch 2。1000以上の手作りステージをシードに基づいて組み替える構成と、フックを使った物理挙動重視のアクションを特徴としている。
■沈みゆくアステカ神殿を上へ進む
プレイヤーは、沈みつつあるアステカ神殿の奥深くに閉じ込められた考古学者となり、地上を目指して上へ進む。狭い通路にはトラップや敵が待ち受け、足場となるブロックの中には破壊や変化が可能なものもある。失敗すれば再び神殿の下層から挑戦し、異なる構成のステージを攻略することになる。
カートゥーン調のビジュアルやコミカルな演出を採用する一方、ゲームプレイは素早い判断と正確な操作を要求する。上へ登るルートを見極めながら、障害物を壊し、敵やボスをかわし、限られた時間の中で進路を切り開いていく。
開発元のFlying Rat Studioはチェコ・プラハを拠点とするチームだ。これまで『Darkest Dungeon』シリーズや『Silica』『Beat Saber』などで、ゲームプレイシステム、パフォーマンス最適化、コンソール移植を支援してきたという。『ピットパニック』は、同スタジオが企画から完成まで一貫して手掛けた初の自社開発作品となる。
■1000以上の手作りステージをシードで再構成
『ピットパニック』の大きな特徴は、ステージの組み立て方にある。開発チームは1000以上のステージを個別に設計し、それらをシードに基づいて選択、配置することで、プレイごとに異なる神殿を構成している。
リアルタイムのアクションとランダム性を組み合わせた先行作品としては『Spelunky』がよく知られている。『ピットパニック』もプレイごとに構成が変化するが、個々のステージはあらかじめ人の手で作られている。障害物、敵、移動経路といった一つひとつの課題を設計したうえで、その登場順や組み合わせに変化を持たせる仕組みだ。
この方式では、プレイヤーは各ステージに用意された攻略法を読み解きながら、毎回変わる全体構成にも対応する必要がある。手作りのプラットフォームアクションと、ローグライクに通じる反復性を組み合わせた設計といえる。
■掘削、移動、探索に使う多機能フック
ゲームの中心となる道具は、公式に「万能ツール」と説明されている不思議なフックだ。フックには、ブロックを掘り進む、アンカーポイントを利用してスイングする、隠された宝を見つけるといった複数の用途がある。
プレイヤーは地形を確認し、ブロックを壊して進路を作ったり、フックの勢いを利用して離れた足場へ移動したりする。砂をガラスに変える、ゼリーに火をつける、橋を攻撃手段として利用するといった、環境内の物質や仕掛けを使う場面も用意されている。
フックによる移動は物理挙動を重視しており、射出する位置、スイングの軌道、フックを離すタイミングが移動結果を左右する。掘削、移動、仕掛けの操作を連続して行うことで、神殿内を素早く駆け上がれるようになる。
本作のゲームエンジンにはUnreal Engine 5が採用されている。3D大作だけでなく、2Dプラットフォームアクションの物理挙動や環境との相互作用を構築する基盤として活用された形だ。
■異なる仕掛けを備えた4つのバイオーム
神殿は、それぞれ異なるパズル、敵、アートスタイルを備えた4つのバイオームで構成される。序盤ではフックを使った移動やトラップへの対処を学び、その後は水や火、植物、機械的な仕掛けなどを取り入れたステージへ進んでいく。
バイオーム間には古代のボスが登場する。通常のステージで身につけた移動や環境操作を組み合わせて攻略する構成となっており、先へ進むほど素早い判断と操作の習熟が求められる。
プレイヤーキャラクターは2人用意されている。また、組み込みのレベルエディターを使い、自作ステージを作成してほかのプレイヤーへ公開することもできる。発売直後に一時利用できなくなっていたレベルエディターは、更新によって復旧している。
■クリア後はウィークリー・スプリントで競争
基本キャンペーンをクリアすると、共通のシードを使ってタイムを競う「ウィークリー・スプリント」が利用可能になる。同じ期間には同じステージ構成が提示され、プレイヤーは繰り返し挑戦して記録を更新できる。
最初のウィークリー・チャレンジでは、全対応機種を通じた上位プレイヤーのうち最大20人の名前を、ゲーム内の特別なステージに収録する企画が実施された。この特典は初回限定だが、通常のウィークリー・スプリントは定期的に開催される。
このほか、日替わりのシードを使ったチャレンジや、長期的な記録を競うリーダーボードも用意されている。キャンペーン攻略後も、同一条件でタイムを比較したり、より効率的なルートを探したりできる構成だ。
■日本語に対応、Steamでは無料体験版も配信
Steamでの通常価格は14.99ドルで、1ドル159円として換算すると約2383円となる。ゲーム本編とサポーターパックをまとめた「Pit Panic Full Pockets Edition」も販売されている。サポーターパックには、Marek Mrkvička氏が作曲した全6曲のオリジナルサウンドトラックやデジタルマニュアルが含まれる。
Steamでは無料体験版も配信されている。製品版と同様のフックアクションを試せるほか、スコアを競うチャレンジも収録しており、購入前に操作感やゲームの速度感を確認できる。
日本向けSteamストアでの正式表記は『ピットパニック』で、日本語表示に対応する。Nintendo Switch版とNintendo Switch 2版についても日本語が対応言語に含まれている。
公式資料では、キャンペーンを滞りなく進めた場合のプレイ時間を約10時間としている。一方、操作や敵、各バイオームの仕掛けを学びながら繰り返し挑戦する初期のプレイでは、40時間前後に延びる可能性があるとしている。
■注目ポイントQ&A
●『ピットパニック』に無料体験版はありますか?
はい。Steamで無料体験版が配信されています。序盤のゲームプレイやフックを使った移動を試せるほか、スコアを競うチャレンジも収録されています。
●『Spelunky』とはどのような違いがありますか?
『ピットパニック』では、1000以上の手作りステージをシードに基づいて組み替えます。個々の課題はあらかじめ設計されていますが、その登場順や組み合わせはプレイごとに変わります。
●キャンペーンの所要時間はどのくらいですか?
公式資料では、滞りなく進めた場合は約10時間とされています。操作やステージの仕組みを学びながら進める初期のプレイでは、40時間前後になる可能性があると案内されています。
●ウィークリー・スプリントとは何ですか?
一定期間、共通のシードから作られたステージ構成でクリアタイムを競うモードです。基本キャンペーンのクリア後に利用でき、期間中は繰り返し挑戦して記録を更新できます。
●どの機種で遊べますか?
PCではSteam、Epic Games Store、GOGで販売されています。コンソールではPlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、Nintendo Switch 2に対応しています。
元記事: Pit Panic Launches on Six Platforms With Roguelike Design Spelunky Never Tried
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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