23日の中国本土市場概況:上海総合1.6%高で4日ぶり反発、自動車と不動産に買い

2022年6月23日 17:12

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記事提供元:フィスコ

*17:12JST 23日の中国本土市場概況:上海総合1.6%高で4日ぶり反発、自動車と不動産に買い
23日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比52.95ポイント(1.62%)高の3320.15ポイント(上海A株指数は1.62%高の3479.53ポイント)と4日ぶりに反発した。


中国景気の先行き不安が後退する流れ。習近平・国家主席は22日、今年の経済目標を達成する方針を改めて表明している。多数のアナリストによる「新型コロナウイルス感染抑制策などにより、2022年の成長目標達成は困難」との指摘を否定した格好だ。足もとでは、新型コロナウイルスの感染状況が一部を除き落ち着いているほか、当局は強力な景気テコ入れ策を相次ぎ打ち出している。国務院(内閣に相当)は22日、李克強・首相の主宰で常務会議を開き、自動車消費などの支援策を強化する方針を確認した。(亜州リサーチ編集部)


自動車株が相場をけん引。広州汽車集団(601238/SH)が7.6%高、長城汽車(601633/SH)が6.4%高、上海汽車集団(SAIC:600104/SH)4.6%高、で引けた。ほか、部品製造の常州星宇車灯(601799/SH)が7.9%高と値を上げている。


不動産株も高い。金地集団(600383/SH)が4.1%、保利地産(600048/SH)が3.3%、信達地産(600657/SH)が2.3%、新城控股集団(601155/SH)が1.7%ずつ上昇した。住宅販売の持ち直しが期待される。研究機関の上海易居房地産研究院によれば、主要100都市の新築住宅取引面積は今年6月に2506万平方メートルに拡大し、前月比で21%増加する見通しという。


ITハイテク株も物色される。薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が7.0%高、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が4.3%高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.8%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が3.1%高で取引を終えた。金融株、エネルギー株、インフラ関連株、素材株、食品飲料株、医薬品株、空運株なども買われている。


半面、発電株はさえない。国電電力発展(600795/SH)が2.8%安、大唐国際発電(601991/SH)が2.0%安、華電国際電力(600027/SH)が1.0%安と下落した。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.94ポイント(0.65%)高の301.63ポイント、深センB株指数が12.03ポイント(1.03%)高の1183.28ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《FA》

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