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森永乳業、神戸工場のオンライン見学開始 小学生の社会見学向けも
(画像: 森永乳業の発表資料より)[写真拡大]
森永乳業(東京都港区)は20日、オンライン工場見学を開始した。一般ユーザー向けと小学校の社会科見学向けに2種類のプログラムを用意。同社の基幹工場である神戸工場をオンラインで見学できるようにする。同社は「次世代育成」を重要課題に据えており、見学を通して食文化を参加者に学んでもらう。
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森永乳業は、新型コロナウイルス感染防止のため、従来開催していた来場型の工場見学を休止していた。リアルの見学再開は見送るが、オンラインでの工場見学を始める。
見学できる神戸工場は、2006年に操業を開始し、ヨーグルトや牛乳、カップ飲料など約40種類の商品を製造している。また太陽光発電や風力発電、バイオマス設備など環境に配慮した取り組みを実施していることが特徴だ。
一般向けの見学では、「ビヒダスヨーグルト4ポット」などの商品の秘密や製造工程、サステナブルな取り組みを、クイズや映像で紹介する。小学校の社会科見学向けプログラムでは、ヨーグルトの製造ラインを紹介。効率化や大量生産の手法、衛生管理や品質などについて詳しく案内する。「日本産業を学習する」という視点で伝えると言う。
いずれも参加費は無料で、1月20日から募集を開始。一般参加者は2月2日から見学を開始する。定員は各回20組。社会科見学の見学開始は3月22日から。クラス単位や学校単位で参加が可能だ。
森永乳業は2019年に策定した中期経営計画において、「ESG(環境・社会・ガバナンス)」を重視した経営を目標に掲げており、その中で「次世代育成」に注力すると定めた。グループ全体で2019年から2021年度までに、栄養や食文化を学ぶことのできるイベントを開催し、30万人の参加を目標にしていた。
同社は中期経営計画で重要取り組み課題を7つ策定しており、次世代教育の他には「健康・栄養」「環境」「人権」「人財育成」「コーポレートガバナンス」「供給」を重点的に取り組むとしている。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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