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米国株見通し:自律反発か、バイデン政策に不透明感も
記事提供元:フィスコ
*12:09JST 米国株見通し:自律反発か、バイデン政策に不透明感も
(12時00分現在)
S&P500先物 4,589.60(+21.6)
ナスダック100先物 15,738.20(+110.6)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調。NYダウ先物は150ドル高。NY原油先物(WTI)も持ち直し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
20日の主要3指数は大幅続落。ダウは前日に続き大きく下げ、400ドル超下げ節目の35000ドルを割り込んだ。この日発表された景気先行指標の総合指数はここ数カ月での高水準を記録したが、アジアや欧州の株安が波及し序盤から売り先行。新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感から、景気敏感株などが売られた。また、バイデン政策の先行き不透明感も売りを後押し。ただ、ダウは終盤に下げ渋り、小幅に値を戻している。
本日は自律反発か。前週末から売り込まれた反動で、買戻し主導の展開となりそうだ。割安感の生じた景気敏感株やハイテク株、さらに原油相場の持ち直しを背景にエネルギー関連株が買われ相場をけん引しよう。ただ、市場ではバイデン政権が打ち出した1.8兆ドル規模の社会保障などの政策が注目され、民主党内の合意形成に関心が向けられている。党内調整に失敗すれば来年の成長鈍化が懸念されるため、指数の戻りは小幅にとどまるとみる。《TY》
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