欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米早期利上げ期待も115円台は売りを観測

2021年11月24日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米早期利上げ期待も115円台は売りを観測
24日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げが期待され、強い経済指標を手がかりにドル高継続の見通し。ただ、ドルは115円台で断続的な売りが見込まれ、上昇は限定的となろう。

パウエルFRB議長の再任を受け金融政策に関する不透明感が払しょくされ、前日は早期利上げ期待の金利高・ドル高に振れた。また、日米金利差拡大による円売りも強まり、この日のドル・円は115円を上抜け、2017年3月以来の高値圏に一時浮上した。本日アジア市場では、日経平均株価の大幅安でやや円買いに振れた。ただ、米金融政策の一段の引き締めを見込んだドルの買いは継続し、対円では115円付近の水準を維持している。

この後の海外市場でも、引き続き米引き締めを背景としたドル買いが見込まれる。本日発表のドイツIFO企業景況感は低調な内容とみられ、ユーロ売りが強まればドルを押し上げる材料となりそうだ。また、米国の国内総生産(改定値)や新規失業保険申請件数、コアPCE価格指数はいずれも早期利上げを裏付ける要因に。ただ、ドル・円は115円半ばにかけて断続的な売りが予想されるほか、感謝祭を前に調整の売りが一段の上昇を抑制しよう。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・11月IFO企業景況感指数(予想:96.6、10月:97.7)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.1万件、前回:26.8万件)
・22:30 米・7-9月期GDP改定値(前期比年率予想:+2.2%、速報値:+2.0%)
・22:30 米・10月耐久財受注速報値(前月比予想:+0.2%、9月:-0.3%)
・22:30 米・10月卸売在庫速報値(前月比予想:+1.1%、9月:+1.4%)
・24:00 米・10月個人所得(前月比予想:+0.2%、9月:-1.0%)
・24:00 米・10月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+1.0%、9月:+0.6%)
・24:00 米・10月コアPCE価格指数(前年比予想:+4.1%、9月:+3.6%)
・24:00 米・10月新築住宅販売件数(予想:80.0万戸、9月:80.0万戸)
・24:00 米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:66.9、速報値:66.8)
・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月2-3日会合分)《FA》

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