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星光PMCは21年12月期3Q累計大幅増収増益
星光PMC<4963>(東1)は11月11日の取引時間中に21年12月期第3四半期累計連結業績を発表した。需要の回復や差別化商品の市場投入などで大幅増収増益だった。通期の2桁増収増益予想を据え置いた。原料価格上昇などの不透明感があるが、通期予想は再上振れ余地もありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は水準を切り下げる展開だったが、大幅増収増益を好感して反発の動きとなった。出直りを期待したい。
■21年12月期3Q累計大幅増収増益、通期2桁増収増益予想据え置き
21年12月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比22.0%増の230億16百万円となり、営業利益が37.0%増の22億72百万円、経常利益が46.4%増の24億64百万円、親会社株主帰属四半期純利益が54.0%増の16億41百万円だった。需要の回復や差別化商品の市場投入などで大幅増収増益だった。
製紙用薬品事業は、国内市場および中国市場での差別化商品の拡販に努めて売上高が18.6%増の129億37百万円と大幅伸長したが、営業利益は原料価格の上昇で4.3%増の9億56百万円にとどまった。
樹脂事業は売上高が26.4%増の61億58百万円で、営業利益が29.6%増の7億09百万円だった。粘着剤、印刷インキ用樹脂・記録材料用樹脂の売上が順調に伸長して大幅増収増益だった。
化成品事業は売上高が27.0%増の39億19百万円で、営業利益が2.1倍の9億86百万円だった。主力製品の輸出売上が伸長して大幅増収増益だった。
なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が75億11百万円で営業利益が9億63百万円、第2四半期は売上高が74億73百万円で営業利益が5億40百万円、第3四半期は売上高が80億32百万円で営業利益が7億69百万円だった。
通期は前回予想(8月10日に売上高、利益とも上方修正)を据え置いて、売上高が20年12月期比19.1%増の310億20百万円、営業利益が12.5%増の29億40百万円、経常利益が16.2%増の31億円、親会社株主帰属当期純利益が15.7%増の19億50百万円としている。配当予想は20年12月期と同額の16円(第2四半期末8円、期末8円)である。
第3四半期累計の進捗率は売上高が74.2%、営業利益が77.3%、経常利益が79.5%、親会社株主帰属当期純利益が84.2%と順調である。原料価格上昇などの不透明感があるが、通期予想は再上振れ余地もありそうだ。収益拡大を期待したい。
■株価は反発の動き
株価は水準を切り下げる展開だったが、第3四半期累計大幅増収増益を好感して反発の動きとなった。出直りを期待したい。11月11日の終値は789円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS64円31銭で算出)は約12倍、時価総額は約239億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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