自動車関連10社、モデルベース開発で協力 MBD推進センターが発足

2021年9月27日 07:52

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 自動車メーカーと部品メーカーが参画するMBD(モデルベース開発)推進センターが24日、発足した。参加するのは、SUBARU、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、マツダの自動車メーカー5社と、アイシン、ジヤトコ、デンソー、パナソニック、三菱電機の部品メーカー5社。自動車産業の競争力を上げるため、複数のメーカーが協力体制を作る。

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 MBDとは「Model Based Development」の頭文字。コンピューター計算により再現したモデルの基本形を意味する。これを利用し、効率的な自動車生産に生かす。

 自動車業界ではモデルベースの開発が盛んになっており、先進安全運転支援システムや排ガス規制など社会的な変化も求められている。急速に変わる社会情勢に対応しながら、多くの人に愛されるモデルを出すには、効率性が重要だ。その象徴がMBDとされている。

 大手の自動車や部品メーカーにとどまるMBDの活用を中小規模にまで広めるべく、共通モデルの流通を目指す狙いだ。

 MBD推進センターが目指すのは、モデルによる高度なすり合わせ開発である。「SURIAWASE2.0」と呼ばれるコンセプトは、自動車産業のグローバルな活躍につなげることが目的だ。具体的なビジョンとして、カーボンニュートラルやCASEなどの車両技術のアップデートをMBDに結びつけ、新しい社会貢献を目指す。同時に開発や流通にかかわるすべての企業が、共通のモデルでつながることで、効率的な自動車生産を進める狙いだ。

 MBDによって、自動車生産にかかわるすべてのメーカーの協力が期待される。共通モデルのシェアにより、生産段階で手戻りをなくす意図もある。

 MBD推進センターは、参加企業が会員となり、日本自動車研究所が事務局として進める共同研究事業。ステアリングコミッティ委員長にはマツダの人見光夫シニアイノベーションフェローが就任。年間事業費は約6000万円を予定している。

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