日経平均は79円高でスタート、任天堂やダイキンなどが上昇

2021年7月6日 09:23

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28677.95;+79.76TOPIX;1955.39;+6.40


[寄り付き概況]

 6日の日経平均は79.76円高の28677.95円と反発して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は独立記念日の振替休日のため休場。欧州市場は、英FTSETM100指数が0.58%、独DAX30指数が0.08%、仏CAC40指数が0.22%、それぞれ上昇した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、欧州株式市場で主要指数が堅調だった流れを引き継いだ。また、英国でイングランド地方の都市封鎖を予定通り19日に解除する方向だと発表され、ワクチン接種による世界経済の回復期待も継続し、東京市場の株価支援要因となった。一方、政府が新型コロナ対策の「まん延防止等重点措置」に関し、1都3県の11日の期限を延長する調整に入ったと伝えらえ、足元経済への悪影響が懸念され、株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比11.6%増加した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同10.9%増加だった。

 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、その他金融業、機械、鉄鋼などが値上がり率上位、金属製品、海運業、保険業、非鉄金属、化学などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、レーザーテック<6920>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、日産自<7201>、三井物産<8031>、INPEX<1605>、オリックス<8591>、ZHD<4689>、レノバ<9519>などが上昇。他方、三菱電<6503>、マネックスG<8698>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>、NEC<6701>、東京海上<8766>、富士通<6702>、信越化<4063>、九州電力<9508>などが下落している。 《FA》

関連記事