後場の日経平均は447円安でスタート、ソフトバンクGやファーストリテイリングが安い

2021年5月13日 13:07

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27700.51;-447.00TOPIX;1870.24;-7.71


[後場寄り付き概況]

 後場の日経平均は前日比447.00円安の27700.51円と前場終値から下げ幅を縮小して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は下げ幅を縮小。アジア市場はほぼ全面安。為替は1ドル=109円70銭近辺と朝方から横ばいで推移。午前の日経平均は、米国市場が大幅安した流れを受けて、続落でスタートした。一時は600円以上下落する場面もあったものの、下げ幅を縮小して午前の取引を終了した。後場の日経平均は、前場終値より下げ幅を縮小してスタート後は、500円安前後のもみ合いで推移している。昨日に先行して大きな下落をしていた、台湾市場がプラスに転じたことで個人投資家のリスクセンチメントが若干改善し、下げ止まり感が出始めたようである。また、指数に寄与度の高いファーストリテイリング<9983>が安値から800円近く値を戻していることも相場を下支えしているようだ。なお、午前のTOPIX下落率はマイナス0.61%であり日銀によるETF買いの公算は低いとの見方があるようだ。

 セクター別では、情報・通信業、精密機器、電気機器、その他製品などが下落率上位となっており、その他金融業、銀行業、鉄鋼、ゴム製品が上昇率上位となっている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテイリング、東京エレクトロン<8035>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>が安く、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>、日本製鉄<5401>、7&iHD<3382>が高い。《CS》

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