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日本エム・ディ・エムは22年3月期増収増益予想
(決算速報) 日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は4月30日の取引時間終了後に21年3月期連結業績を発表した。日本は堅調だったが、米国が新型コロナウイルスの影響を受けたため減収減益だった。22年3月期は増収増益予想としている。さらに新中期経営計画「MODE2023」も発表している。収益拡大を期待したい。株価は戻り高値圏から反落したが、22年3月期増収増益予想を評価して出直りを期待したい。
■21年3月期は新型コロナ影響で減収減益、22年3月期は増収増益予想
21年3月期連結業績は、売上高が20年3月期比7.4%減の167億38百万円、営業利益が18.0%減の21億68百万円、経常利益が17.7%減の21億25百万円、親会社株主帰属当期純利益が23.1%減の16億64百万円だった。配当は1円増配の11円(期末一括)とした。
日本は脊椎固定器具分野が順調に推移して1.3%増収、営業活動制限に伴う旅費交通費や販売促進費の減少で18.2%増益だったが、米国が新型コロナウイルスによる整形外科分野の症例数減少の影響を受けて11.5%減収で40.3%減益と大幅に落ち込んだ。
四半期別推移を見ると、第1四半期は売上高34億09百万円で営業利益2億42百万円、第2四半期は売上高43億44百万円で営業利益5億81百万円、第3四半期は売上高45億55百万円で営業利益7億46百万円、第4四半期は売上高44億30百万円で営業利益5億99百万円だった。第1四半期をボトムとして回復基調だろう。
22年3月期の連結業績予想は、売上高が21年3月期比11.7%減の187億円、営業利益が24.5%増の27億円、経常利益が24.7%増の26億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が8.1%増の18億円としている。配当予想は1円増配の12円(期末一括)としている。
新型コロナウイルスや日本の診療報酬改定などのマイナス影響を想定するが、前期に新型コロナウイルスの大きな影響を受けた米国市場において下期の症例数回復を想定し、通期ベースで2桁増収、2桁営業・経常増益予想としている。
さらに新中期経営計画「MODE2023」も発表して、目標値に24年3月期売上高220億円、営業利益35億円、経常利益34億円、親会社株主帰属当期純利益23億円を掲げた。収益拡大を期待したい。
■株価は出直り期待
株価は戻り高値圏から反落したが、22年3月期増収増益予想を評価して出直りを期待したい。4月30日の終値は2114円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS68円22銭で算出)は約31倍、時価総額は約560億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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