後場の日経平均は158円安でスタート、トヨタや日本電産が安い

2021年4月30日 13:03

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28895.06;-158.91TOPIX;1906.06;-3.00


[後場寄り付き概況]

 後場の日経平均は前日比158.91円安の28895.06円と前場終値から若干下げ幅を拡大して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は弱含みで推移。アジア市場は値下がり目立つ。為替は1ドル=108円80銭台と朝方から横ばいで推移。午前の日経平均は、時価総額上位銘柄の決算発表を受けて売りに押される銘柄が散見され、このことが相場の重しとなり、本日の安値圏で午前の取引を終了した。後場の日経平均は前場終値より下げ幅を若干拡大してスタートした。午前に引き続き、ソニーG<6758>や村田製作所<6981>など決算発表を行った銘柄が下落しており、相場全体のセンチメントを低下させているもようだ。なお、指数に寄与度の高いファーストリテイリング<9983>は410円安と、安値圏よりは下げ幅を縮小して、小動きにとどまっている。そのほか、午前のTOPIX下落率は-0.14%で日銀のETF買いの公算は小さいようである。

 セクター別では、輸送用機器、ゴム製品、ガラス・土石製品、機械などが下落率上位となっており、一方、鉄鋼、海運業、陸運業、石油・石炭製品が上昇率上位となっている。東証1部の売買代金上位では、ソニーG、トヨタ<7203>、日本電産<6594>、東京エレクトロン<8035>、ブイキューブ<3681>が安く、そのほか、サイバーエージェント<4751>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、日立金属<5486>、日立<6501>が高い。《CS》

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