リネットジャパングループは上値試す、21年9月期大幅増収増益予想、さらに上振れの可能性

2021年4月30日 12:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 リネットジャパングループ<3556>(東マ)(21年4月1日付で純粋持株会社に移行)は、国内Re事業(リユース、リサイクル、ソーシャルケア)と海外金融・HR事業(カンボジアにおけるマイクロファイナンスなど)を展開している。21年9月期は大幅増収増益予想としている。第1四半期の利益進捗率が高水準であり、通期予想は上振れの可能性がありそうだ。株価は年初来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■国内リユース・リサイクルにシフト

 21年4月1日付で純粋持株会社に移行した。子会社のネットオフ、リネットジャパンリサイクル、ネットオフソーシャル、RENET JAPAN(CAMBODIA)などが、国内Re事業(リユース、リサイクル、ソーシャルケア)、および海外金融・HR事業(カンボジアにおけるマイクロファイナンス、車両販売、リース、外国人HR)を展開している。

 リユースはインターネットに特化して、NETOFFブランドの自社サイトでの買い取り、自社サイトおよび提携サイトでの販売を展開している。

 リサイクルは、14年1月に環境省・経済産業省から小型家電リサイクル法の再資源化事業計画の認定を取得し、全国エリアを対象とする認定事業者の第1号として、宅配便を活用した使用済パソコン・小型家電等の回収サービスを展開している。21年4月には岩手県盛岡市、山口県岩国市、東京都あきる野市・瑞穂町・檜原村など新たに33自治体と協定を締結し、小型家電リサイクル連携自治体が402まで拡大した。

 なお海外車両販売事業が大幅減速したため、事業ポートフォリオを再編して国内Re事業を軸とした成長戦略にシフトしている。またカンボジアでのデジタル通貨バコンを活用したネット銀行参入に向けたソラミツ社との合弁会社設立については、数カ月内の設立を目指して継続協議中としている。

■21年9月期大幅増収増益予想、さらに上振れの可能性

 21年9月期連結業績予想は、売上高が20年9月期比14.2%増の78億07百万円、営業利益が65.8%増の3億55百万円、経常利益が28.3%増の3億10百万円、親会社株主帰属当期純利益が2億49百万円(20年9月期は特別損失に貸倒引当金繰入額14億10百万円やたな卸資産評価損2億16百万円などを計上して16億02百万円の赤字)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比8.5%減の18億25百万円で、営業利益が5.1倍の2億16百万円、経常利益が14.8%増の1億49百万円、四半期純利益が82.3%減の14百万円だった。

 カンボジアにおける車両販売とリースの新規営業を凍結しているため減収だが、限界利益率の高い国内リユース・リサイクルおよびマイクロファイナンスが好調に推移し、売上総利益率が大幅改善(23.3ポイント上昇)して大幅営業増益だった。

 セグメント別には国内Re事業が46.3%増収(リユースが35.9%増収、リサイクルが84.1%増収)で2.8倍営業増益、海外金融・HR事業が71.6%減収(マイクロファイナンスは22.7%増収)で60.6%営業減益だった。なおカンボジアの車両販売における債権回収は順調な進展としている。

 通期予想を据え置いているが、第1四半期の利益進捗率が高水準であり、通期予想は上振れの可能性がありそうだ。

■株価は上値試す

 株価は13週移動平均線がサポートラインとなって年初来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。4月28日の終値は800円、時価総額は約98億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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