【株式市場】ワクチン接種すべて完了は来年春頃の可能性など受け日経平均は一時603円安まで下げる

2021年4月20日 13:14

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万9150円71銭(534円66銭安)、TOPIXは1932.20ポイント(24.36ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億3503万株

 4月20日(火)前場の東京株式市場は、NY株反落に加え、大阪府が今日にも3度目の「緊急事態宣言」を要請とされたこと、自民党幹部発言としてワクチン接種のすべて完了は来年春頃の可能性が伝えられたこと、などを受け、株価指数の先物が先行安。日経平均は329円安で始まり、10時過ぎには602円97銭安(2万9082円40銭)となった。資生堂<4911>(東1)などの化粧品株は高い。

 業績予想を増額修正したタカキタ<6325>(東1)やみちのく銀行<8350>(東1)は高く、イワキ<8095>(東1)は6月の持株会社意向後の更なる効率経営への期待などで高値を更新。ファンデリー<3137>(東マ)は外出自粛なら食事宅配に追い風の見方で一段高。イメージ ワン<2667>(JQS)は引き続き原発処理水に関する実証実験が材料視され23日予定の記者会見までは高いとされ一段高。

 東証1部の出来高概算は5億3503万株、売買代金は1兆1292億円。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は503銘柄、値下がり銘柄数は1583銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は、海運、電力/ガス、の2業種にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集】「トリプル・ブルー」となった割安株、個人投資家の参戦余地は?(2021/02/01)
【編集長の視点】京阪神ビルは高値期日一巡を先取り業績上方修正・増配を買い直して反発(2021/03/16)
【小倉正男の経済コラム】米国はコロナ禍で起業ラッシュ、日本は?(2021/02/08)
朝日ラバーは調整一巡、22年3月期収益回復期待(2021/03/30)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事