日経平均VIは上昇に転じる、株価軟調で市場心理悪化

2021年3月8日 13:55

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記事提供元:フィスコ


*13:55JST 日経平均VIは上昇に転じる、株価軟調で市場心理悪化
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時55分現在、前日比+0.57pt(上昇率2.14%)の27.18ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は27.64pt、安値は24.31pt。

先週末の米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まり、日経VIは朝方、一時8%を超す低下となった。しかし、株式市場でここ最近の懸念材料となっている米長期金利が高止まっていることなどから、株価の上値を追う動きは見られず、日経225先物は次第に売りに押されている。こうした動きを受け、朝方はリスクオンのムードが支配的だった株式市場は次第に警戒感が広がり、日経VIは午後に入り上昇に転じた。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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