2日の米国市場ダイジェスト:NYダウ59ドル高、早期の追加経済対策成立に一段と期待高まる

2020年12月3日 08:01

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記事提供元:フィスコ


*08:01JST 2日の米国市場ダイジェスト:NYダウ59ドル高、早期の追加経済対策成立に一段と期待高まる
■NY株式:NYダウ59ドル高、早期の追加経済対策成立に一段と期待高まる

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は59.87ドル高の29883.79ドル、ナスダックは5.74ポイント安の12349.37ポイントで取引を終了した。11月ADP雇用統計が予想を下回ったほか、債券利回りが上昇し警戒感から寄り付き後大きく下げた。その後、共和党と民主党が超党派グループのまとめた追加経済対策の速やかな成立に向けて譲歩する姿勢を見せたため、一段と期待感が高まり上昇に転じた。トランプ政権が2月までに1億人分のワクチン支給が可能との見解を示すと上げ幅を拡大した。セクター別では、エネルギー、銀行が上昇した一方、素材、商業・専門サービスが下落。

製薬会社ファイザー(PFE)はドイツのビオンテックと共同開発した新型コロナワクチンを英国政府が承認したことが好感され上昇した。半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はアマゾン(AMZN)クラウドに同社の製品が使用されることが明らかになり上昇。百貨店のコールズ(KSS)はドイツ銀による投資判断引き上げが好感され上昇した。一方で、データ解析のパランティア(PLTR)はモルガンスタンレーによる投資判断引き下げが嫌気され急落。企業向けソフトウェアのセールスフォース(CRM)は事前報道通り、ソフトウェアのスラック・テクノロジー(WORK)買収を発表し、急落した。

連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では全12地区のうち、4地区で成長が停滞または横ばいと報告されたほか、ウイルスの再拡大で、フィラデルフィアや他の中西部3地区が11月初旬に活動ペースが鈍化したと報告。

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■NY為替:ユーロは一時1.2119ドル、2018年4月以来の高値

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円66銭から104円40銭まで下落し、104円42銭で引けた。米11月ADP雇用統計は市場予想を下回ったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で成長ペースの鈍化が示唆されたため、ドル売りがやや優勢となった。

ユーロ・ドルは1.2058ドルから1.2119ドルまで上昇し、1.2116ドルで引けた。ユーロ・円は126円08銭から126円55銭まで上昇。米追加経済対策を巡り、共和党と民主党が超党派案で合意に向け譲歩する姿勢を見せたため、リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3288ドルまで下落後、1.3369ドルまで上昇した。英国政府が新型コロナウイルスのワクチンを承認し、景気回復期待を受けたポンド買いが下支えとなった。ドル・スイスは0.8978フランから0.8944フランまで下落した。


■NY原油:反発で45.28ドル、ユーロ高継続を意識した買いが入る

NY原油先物1月限は反発(NYMEX原油1月限終値:45.28 ↑0.73)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.73ドルの1バレル=45.28ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは43.92ドル−45.92ドル。アジア市場で43.92ドルまで売られたが、ユーロ高を意識した買いが入ったことや、追加経済対策への期待があることから、ポジション調整的な買いも観測された。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 29.06ドル +0.37ドル(+1.29%)
モルガン・スタンレー(MS) 64.02ドル +0.74ドル(+1.17%)
ゴールドマン・サックス(GS)237.65ドル +5.57ドル(+2.40%)
インテル(INTC) 49.90ドル +0.34ドル(+0.69%)
アップル(AAPL) 123.08ドル +0.36ドル(+0.29%)
アルファベット(GOOG) 1827.95ドル +29.85ドル(+1.66%)
フェイスブック(FB) 287.52ドル +0.97ドル(+0.34%)
キャタピラー(CAT) 173.87ドル +0.61ドル(+0.35%)
アルコア(AA) 22.37ドル +0.54ドル(+2.47%)
ウォルマート(WMT) 150.52ドル -2.12ドル(-1.39%)《ST》

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