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■II.中国株式市場
●1.上海総合指数の動向
1)国慶節(建国記念日)で10/1~8まで休場。
2)10/9、+54高(+1.68%)の3,272(ロイター通信より抜粋)
・国慶節の連休中の海外株高に加え、国内消費市場の堅調さが追い風となった。
・中国商務省は10/8、昨年の国慶節連休と比べて、1日当たりの国内小売と飲食業の売上が+4.9%増加したと明らかにした。
●2.中国軍が陸海空合同の演習を実施、台湾上陸を想定か
1)中国軍の公開映像によると、演習は台湾と対岸の福建省と広東省にまたがって行われた。演習は上陸作戦を念頭にしたもので、台湾への牽制とみられる。
2)中国共産党系の「環球時報」の掲載記事も、今回の演習の標的が台湾上陸を想定したものとの見方を示している。
■III.日本株式市場
●1.日経平均の推移
1)10/8、日経平均+224円高の23,647円と約7カ月半ぶりの高値水準で終えた。
・米副大統領候補のテレビ討論会で、バイデン氏の優勢がハッキリしたとして、バイデン氏の大規模な財政出動を織り込み始め、市場心理が上向く中、日本株も幅広い銘柄が買われた。
・海運・鉄鋼・不動産業など景気敏感株の上げが目立った。
2)10/9、日経平均▲27円安の23,619円
・日経平均がおよそ8カ月ぶりの高値水準まで上昇したこともあり利益確定売りで小幅安。
●2.外国人投資家は「スガノミクス」買いにはまだ慎重、企業業績と規制改革を見極め
1)外国人投資家は「現物+先物合計」で9月は5週間連続の売越し継続となった。
・9月第1~5週で累計▲1兆9,383億円売越し、特に第5週は▲7,537億円売越し。
2)日本株を買ったのは、日本勢で日銀ETF(5,883億円)、信託銀行(6,983億円)など。
3)つまり、9月の5週間は外人売りを、日本勢が買い向かったという構図であった。
4)ただ、10/5~8で、外人の先物手口は+24,153枚の買い越し転換(日経平均+618円高)となっている。
外国人投資家の保有手口枚数合計 10/2 220,088枚 ⇒ 10/8 244,241枚
●3.企業動向
1)ローソン 8月中間期は、売上減で純利益は▲83.6%減の+33億円の黒字。
2)7&I 8月中間期、純利益は▲34.5%減の+725億円の黒字。
3)良品計画 コロナ休業が響き8月中間期は▲169億円の赤字。
4)ジェットスター 6路線で撤退。
5)NEC スイス大手金融ソフトウェア会社アバロックを約2,380億円で買収。アバロックの技術を取り込み、金融分野での事業展開に注力する。
6)吉野家 8月中間期、客数減と不採算店舗閉鎖で、純損益▲57億円の赤字。
7)安川電機 2年連続の減収減益を予想。中国と欧米で明暗、回復に時間。
8)ライフ 8月中間、過去最高益、ネット販売増。
9)近鉄百貨店 8月中間営業利益▲21億円、通期予想でも▲60億円の純損失。
■IV.注目銘柄(株式投資は自己責任でお願いします)
・2427 アウトソシング 景気回復時の需要増に期待。
・7269 スズキ 自動車販売増加の恩恵期待。
・6902 デンソー 新車生産が回復過程にあり、また中国からの部品注文の増加も予想。
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