駐車事情の様々 選べる車種にも影響

2020年9月25日 08:58

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Photo: 舗装した地面にスペース区画の線が引かれた一般的な団地の青空駐車場  ©sawahajime

Photo: 舗装した地面にスペース区画の線が引かれた一般的な団地の青空駐車場  ©sawahajime[写真拡大]

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  • Photo: EV車は建物脇(車体後部のBOX)機器からコードを引っ張って充電する ©sawahajime
  • Photo:入庫可能車両寸法・重量数値を示す標識 ©sawahajime
  • Photo:EV・PHV充電用コンセント設置駐車場も存在する ©sawahajime

 確保出来る駐車場の様態によって、購入可能な車種がある程度限定されてくる。一般的には団地やマンションの居住者が車を保有する場合は、平置きの駐車か、機械式の2段積みの駐車が多いのではないだろうか。

【こちらも】EV車の不都合棚卸し 保管場所

 その場合には高額車種とかは、極めて少ないことは容易に想像出来る。

 また、車両寸法的にも、ハマーの様な日本の国土に不必要なほどでかい車や、かっての「アメ車」等は、常識的に考えてもNGだろう。

●いろいろな駐車状況

 車の場合、豪邸訪問とかで見かける様な居住空間と繋がったスペースに、何台かの高額な車が並ぶ環境もあれば、シャッターを閉めれば個室空間となる「ガレージ」もある。

 一般的な一戸建て住宅の、庭や建物横のカーポート、マンション等に見られる、2段積の駐車装置や、舗装した地面にスペース区画の線が引かれただけの青空駐車。そして、車を乗せたパレットが順に回るタイプのタワーパーキング。(写真参考)

 この段階で、「タワーマンションの高層階をキャッシュで購入可能」な程の預金残高を持っていたにしても、イタリアンスーパーカーの様な高額車を購入出来るのは、「建物横にカーポート」程度の駐車場ではなく、せめて門扉の中に車が置けなければ、いたずらや盗難から守れないだろう。

 また、常時駐めておく所に充電機器設置が出来る、「きちんとした車庫」が確保出来ない人は、筆者が批判的なEV車を保有することが、困難であることがはっきりするだろう。(写真2参考)

●車両寸法の制約

 保管場所としての駐車場以外にも、買い物で街に出かけたり、出張で地方都市のビジネスホテル等を利用した際の駐車設備にも、車両寸法や重量による制限がある。

 昔は「5ナンバー」と「3ナンバー」には大きな壁があった。

 簡単に説明しておくと、「5ナンバー」は「小型乗用車」で全長×全幅×全高が4.7m×1.7m×2.0m以内、ガソリンエンジンは排気量が2,000cc以下。この枠を超えれば「3ナンバー」の「普通乗用車」となり、極端に税金が高くなった。

 因みに、商用車の場合は5ナンバー枠の車は「4ナンバー」、それを超えれば「1ナンバー」となった。

 古い自走式駐車場では、当時の「小型車」主流時代のサイズで設計された関係で、スロープのカーブ等、非常に窮屈な所も見かける。

●立体駐車場の制約

 都会地では、立体駐車場が多いが、立体駐車場の規格では、昔の5ナンバーサイズに準拠している場合が多い。その場合、収納可能な車両が一番小さなサイズのものは、全高の許容サイズが1550mmまでだ。

 いずれにしても、特に全高が1550mmを上回っていると、都心部に乗り入れても、駐車場が制約され、駐車場探しに余計な時間がかかってしまう。(写真3参考)

 ミニ・クロスオーバーの先代は、全高が1550mmだったので入庫OKだった立体駐車場が、モデルチェンジで全高が1595mmになったので入庫不可となった。プリウスも「プリウスα」だと1575mmで同じくNGだ。

 最近の軽自動車も、1550mmをオーバーする車種があるから、注意が必要だ。自宅の車庫の状況次第で、所有出来る車種が限定されてくる。

●EV充電可能駐車場

 従来は、知人や親類が車で来訪した場合でも、普通に自宅のスペースに駐めるなり、近隣の有料駐車場を利用するだけだった。しかし、友達がEV車を保有していて、その車で遊びに来た場合、帰路のバッテリー残量にまで気をつかってあげる必要がある。
 
 「EV充電可能駐車場」で検索すれば、件数は少ないがヒットする。EV車ユーザーの友達がやって来る場合には、事前に見つけておいてあげるのが親切だろう。(写真4参考)(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る

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