7月10日のNY為替概況

2020年7月11日 04:09

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記事提供元:フィスコ


*04:09JST 7月10日のNY為替概況
 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円65銭まで下落したのち、106円95銭まで上昇して引けた。

米6月生産者物価指数が予想を下回ったため米連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわたり緩和策を維持するとの見方が一段と強まりドル売りに拍車がかかった。その後、ウイルス治療薬に期待した株高に連れたリスク選好の円売りに下げ止まった。


ユーロ・ドルは1.1274ドルから1.1324ドルまで上昇して引けた。イタリアやフランスの5月鉱工業生産のポジティブサプライズで景気見通しが改善しユーロ買いが続いたが、独外務次官が離脱問題を巡り欧州連合(EU)と英国は最悪のケースに備える必要があると悲観的な見方を示すと警戒感からユーロ買いが後退。

ユーロ・円は120円43銭から、120円88銭まで上昇。


ポンド・ドルは1.2585ドルから1.2664ドルまで上昇した。


ドル・スイスは0.9425フランから0.9385フランまで下落した。
 

[経済指標]・米・6月生産者物価指数:前月比‐0.2%(予想:+0.4%、5月:+0.4%)・米・6月生産者物価コア指数:前月比−0.3%(予想:+0.1%、5月:-0.1%)・米・6月生産者物価指数:前年比−0.8%(予想:-0.2%、5月:-0.8%)・米・6月生産者物価コア指数:前年比+0.1%(予想:+0.4%、5月:+0.3%)《KY》

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