欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米コロナ再拡大や米中対立でドル選好

2020年7月3日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米コロナ再拡大や米中対立でドル選好
3日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米独立記念日に伴うNY市場の休場で閑散商いの見通し。短期的な懸念後退で円買いが弱まるなか、米国内でのコロナ第2波や米中対立への警戒は続き、安全通貨のドルがやや選好されそうだ。

前日発表された米国の6月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想外に増加したほか失業率は4月をピークに低下傾向が鮮明となり、雇用情勢の改善が示された。雇用は当初の想定より回復が早まる、とのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を裏付けた。ただ、同時に発表された新規失業保険申請件数や貿易統計が予想よりも悪化したせいか、市場の鈍い反応が目立った。本日はNY休場で薄商いのなか、アジア市場では日経平均株価のプラス圏推移を背景に円売りに振れるなか、狭いレンジ内での値動きが続く。

この後の海外市場も、方向感の乏しい展開となりそうだ。米雇用統計など重要イベントの通過に伴い短期的なリスクは後退し、円買い縮小を受け主要通貨は対円で下げづらい値動きとなる見通し。一方、米国ではフロリダ州の新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最高となり、経済活動への影響は避けられないとの見方が広がる。また、香港の自治侵害で中国当局者への制裁を可能にする「香港自治法案」が近く成立する方向で、米中対立はさらに深まりそうだ。そのため、週末に向け有事に備え安全通貨のドルが引き続き選好されよう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・6月サービス業PMI改定値(予想:47.0、速報値:47.0)
・米国休場(独立記念日の振替休日)《FA》

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