概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、経済指標の改善が好感

2020年7月2日 10:01

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記事提供元:フィスコ


*10:01JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、経済指標の改善が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 96203.20 +1.21%
1日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1147.38ポイント高(+1.21%)の96203.20で取引を終了した。95061.6から96851.8まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が好感された。6月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.6となり、前月の38.3を大幅に上回った。また、原油価格の上昇なども資源銘柄の物色手掛かり。一方、国内外における新型コロナウイルスの感染拡大「第2波」への懸念が解消されていないことも引き続き警戒された。

【ロシア】
休場

【インド】SENSEX指数 35414.45 +1.43%
1日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比498.65ポイント高(+1.43%)の35414.45、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同127.95ポイント高(+1.24%)の10430.05で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、引けにかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。追加の景気対策への期待が高まっていることが支援材料。中国の追加金融緩和の実施を受け、インドも追随するとの見方が広がっている。また、前日の米株式市場の上昇などもサポート材料となった。

【中国本土】上海指数総合 3025.98 +1.38%
1日の上海指数総合マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比41.31ポイント高(+1.38%)の3025.98ポイントと2日続伸している。3月6日以来、約3カ月ぶりに心理的節目の3000ポイントを回復した。

中国経済指標の改善が引き続き相場の支援材料となる流れ。財新とマークイットが朝方発表した6月の中国・製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.2となり、前月実績(50.7)と事前予想(50.5)を上回っている。国内の経済活動が回復に向かうなか、今年の最高値を更新し、2カ月連続で拡大した。中国国家統計局が前日発表した6月の製造業PMI(50.9)についても、前月実績と事前予想を超えている。《CS》

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