相場展望6月29日号 IMFが株式・債券の再暴落を警告 (新型コロナ再拡大で、実体経済との乖離拡がる)(2/2)

2020年6月29日 07:31

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■II.中国株式市場

●1.中国、米国に警告。「米国が香港・ウイグル問題に干渉するなら、『貿易合意を破棄』」と

●2.米国は、香港国家安全法巡り、中国共産党幹部の米国への渡航制限を発表

●3.北京から150km離れた河北省安新県(50万人)を対象に厳格なロックダウン(都市封鎖)

 1)中国当局は28日、新型コロナ封じ込めのため、武漢市のピーク時と同様の措置を課した。

 2)安新県の防疫対策委員会は、各家庭から1人のみ1日1回、食料品や医薬品などの必需品を購入するための外出が許可されると発表した。

■III.日本株式市場

●1.先物手口における外資系の動き

 1)外資系は売り越し継続に傾いているが、ポジションに大きな変化がみられず、短期売買がメイン。

 2)Cスイスが買いポジションを減らし続けていることに、注意。
  ・6/16 +12,139枚買い越し ⇒ 6/25 +5,816枚買い越し

●2.市場関係者の声

 1)「株価と実体経済との乖離が広がっている警戒した機関投資家などは上値追いに慎重になっている」との声。

●3.相場の状況 『NY株に比べ日経平均の強さが天井接近を示唆か?』

 1)好材料が出なければ上値を追えず、かといって、悪材料が出ても底堅いという状況が続く。つまり、上にも下にも行けないボックス相場となっているが、米国株上昇には強く反応し米国株下落には鈍い反応で底堅い。

 2)したがって、NYダウ日経平均との差が縮小(6/26 2,503の差)しているのが、気掛かり。通常の差異5,000に戻すには、(1)NYダウの上昇か(2)日経平均の下落が必要。NYダウに比べ、最近の日経平均の強さがかえって日本株の天井を示唆している可能性。

 3)23,000円の壁を抜くには、米株の上昇と外人買いの復活が必要な状態。

■IV.注目銘柄(株式投資は自己責任でお願いします)

 ・4523 エーザイ    高齢化の進展による認知症薬に期待。
 ・6273 SMC      FA関連に期待。
 ・6861 キーエンス   FA関連で高収益。

著者プロフィール

中島義之

中島義之(なかしま よしゆき) 

1970年に積水化学工業(株)入社、メーカーの企画・管理(財務含む)を32年間経験後、企業再生ビジネスに携わる。 現在、アイマックスパートナーズ(株)代表。 メーカーサイドから見た金融と企業経営を視点に、株式含む金融市場のコメントを2017年から発信。 発信内容は、オープン情報(ニュース、雑誌、証券リポート等々)を分析・組み合わせした上で、実現の可能性を予測・展望しながらコメントを作成。

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