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NY為替:米中対立激化を懸念してリスクオフ
記事提供元:フィスコ
*06:47JST NY為替:米中対立激化を懸念してリスクオフ
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円83銭まで上昇後、107円55銭まで下落して107円59銭で引けた。米4月中古住宅販売件数や4月景気先行指数が予想を上回り、ドル買いが一時優勢となったが、クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長やパウエルFRB議長が当面ゼロ金利を維持する方針や追加措置の可能性を繰り返すとドル売りが再燃したほか、米中対立激化懸念にリスク回避の円買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.1008ドルまで上昇後、1.0937ドルまで下落して1.0949ドルで引けた。ユーロ圏5月製造業PMIが予想を上回ったことを受けたユーロ買いが続いたのち利食いに押された。ユーロ・円は118円51銭から117円74銭まで下落。上院が香港を巡り、対中制裁案を提示するなど米中対立激化を懸念しリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.2206ドルから1.2250ドルのレンジ内で上下に振れた。英国の5月製造業PMIの改善でポンド買いが強まったが、英国中銀がマイナス金利導入することを織り込み5年債利回りが過去最低水準となるとポンド売りが上値を抑制した。ドル・スイスは0.9659フランから0.9713フランまで上昇した。《MK》
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