相場展望4月7日号 緊急事態宣言が招く、日本経済と日経平均の悪影響 4月は20年超にわたって上昇月、今年は?(1/2)

2020年4月7日 07:59

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・昨日の日経平均上昇は海外勢の仕掛けで、要警戒
・新型コロナによる実体経済の悪化織り込みは今後 
 

■I.米国株式市場

●1.トランプ大統領、追加支援策で第4弾の2兆ドルのインフラ投資を議会に要請


【前回は】相場展望3月30日号 前週の株価反発は (1) 本格反騰か (2) 2番底狙う兆しか

●2.米国は外出自粛要請の期間延長で、成長見通しを一段と引下げ

 1)各社の米経済成長率見通し
             1~3月 4~6月 1~12月
  ゴールドマンサックス ▲ 9%  ▲34% ▲ 6.2% :前回から悪化率を拡大
   (前回)      ▲ 6   ▲24  ▲ 3.7
  ドイツ銀行      ▲ 2.2  ▲33   -
  JPモルガン銀行    ▲10.0  ▲25   -
  ウエルスファーゴ銀行 + 1.2  ▲14.7  -
  モルガンスタンレー  ▲ 2.4 ▲30.1  -

●3.VIX(恐怖)指数の低下は相場安定化の兆し

 1)VIX指数は3月18日の85.47から、4月3日は46.8と久しぶりに50を下回った。

 2)継続的に40以下、できれば30を下回ると相場安定が見えてくるので、注目。

■II.中国株式市場

●1.世界銀行は、中国の2020年経済は44年ぶりの低成長を示す

 1)成長率は2019年+6.1%から、2020年は+2.3%に急落。状況によっては、+0.1%成長もあり得る。

●2.新型コロナ感染拡大は、中国の航空輸送に大打撃

 1)感染が5月まで続いた場合、中国の航空輸送業の損失は▲1,000億元(約1兆5,300億円)に達するとの見方がある。

 2)中国航空会社は、(1)フライト取り消しによる売上減 (2)防疫物資輸送コスト負担 の2重の打撃となっている。2月の旅客輸送量は前年2月比▲84.5%減。中国の民間航空の2月損失▲370億元(約5,650億円)、3月▲350億元(約5,350億円)となる見通し。

続いて、「日本株式市場」の分析、「注目銘柄」へ

著者プロフィール

中島義之

中島義之(なかしま よしゆき) 

1970年に積水化学工業(株)入社、メーカーの企画・管理(財務含む)を32年間経験後、企業再生ビジネスに携わる。 現在、アイマックスパートナーズ(株)代表。 メーカーサイドから見た金融と企業経営を視点に、株式含む金融市場のコメントを2017年から発信。 発信内容は、オープン情報(ニュース、雑誌、証券リポート等々)を分析・組み合わせした上で、実現の可能性を予測・展望しながらコメントを作成。

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