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「大学入学共通テスト」混迷必至! AО推薦に今から備えよ
■AО入試、推薦入試は準備で決まる
大学入学共通テストの混乱、首都圏私大の難化など、2020年度入試を取り巻く状況は不透明である。そのような中、AO入試、推薦入試も大きく変わろうとしている。
【こちらも】混迷する大学入試、だからこそ早めの小論文対策を
これまでAO入試と言ってきたものが「総合型選抜」に、推薦(公募推薦・指定校推薦)入試と言ってきたものが「学校推薦型選抜」に名称が変わる。これまで学校で発行してきた調査書も書式が大幅に変わり、その生徒の人間性を総合的に判断できるよう、より緻密なものに変わる。
「自分はこれと言って目立った活動実績がないから…」としり込みする生徒もいるが、何か熱心に取り組んだものがある生徒にとってはチャンスである。全国大会入賞、といった華々しい実績がなくても、高校3年間図書委員として読書の啓もう活動をしてきた。バスケットボール部でレギュラーにはなれなかったが、縁の下の力持ちとして活動を支えてきた。このような地道な活動実績も絶好のアピールポイントである。
■クラス担任とコミュニケーションをはかる
学校で出す調査書や推薦書を書くのはクラス担任である。普段から進路について相談し、コミュニケーションを密にしておこう。学校側に書類作成を依頼した時には、担任はすでにその生徒の志望は「言わずともわかっている」のが理想である。
最悪のケースが、志望校を直前に決め、志望理由書を〆切間近に泥縄で書き上げることだ。担任も締め切りに追われ、とりあえず提出期限に間に合うよう、当たり障りのない書類を作成する。大学側で「志望理由書」「調査書」「推薦書」の3点セットがそろった時には、3つともちぐはぐになっている。それで良い面接試験になどなるはずがない。
■志望理由書はお早めに
上記の理由からも志望理由書は早い時期から書き始めるのがベスト。書き上げたらまず担任に指導をあおぐ。友人、保護者に相手になってもらい、何度も何度も書き直す。その「書き直し」の過程がそっくりそのまま面接対策になっていく。ダメもとでAО入試からチャレンジ、そこで大学の教員に志望理由書をたたいてもらい、推薦入試で勝負をかけていく。
志望理由書で重要なのは「1本スジを通す」こと。派手な活動実績などなくても良いので、過去、現在、未来に1本、筋道を通す。
例えば、このような志望理由である。3年間図書委員をやって、読書新聞を発行してきた。○○大学の図書館は充実しているから志望した。ここで司書の資格を取って、将来は図書館に勤めながら、地域の子供たちに読書の楽しさを伝えていきたい。
大学という教育機関が、「社会に資する人材の育成」の場である以上、その志望に対して大学の教員は、異を唱えることはできない。後はその志望の強さの勝負になる。
■コマメに情報収集
AO入試、推薦入試に大学入学共通テストを勘案する大学も増えてきそうだ。2021年は、学校の学習を重視する、ボランティア活動を重視する、など大学により、入試の形態により、さまざまな動きが出てくるだろう。後で「受けておけば良かった…」とならないよう、広くアンテナを張り、情報収集をコマメにしよう。(記事:大学受験国語のフットプリンツ 谷村長敬・記事一覧を見る)
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