【#スポーツカーは必要か?】SNSでポルシェが問いかけるEV『タイカン』

2020年3月7日 17:46

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今回のキャンペーンは夏に発売予定のEV「タイカン」のプロモーションのために行われる。(画像: ポルシェジャパンの発表資料より)

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 「地球温暖化」が進む世界情勢の中で、「CO2排出をしながら高性能な走りが必要なのか?」、つまり、スポーツカーは必要なのかが問われている。そこで、長年「スポーツカーのみ?」を造り続けてきたポルシェが、「#スポーツカーは必要か」プロジェクトを開始している。

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 ポルシェとしては自信があるため販売政策として展開しているのであろうが、「#スポーツカーは必要か」の問いは大変興味深いものだ。

 自動車の歴史が始まったのは「第1次産業革命」の頃からであり、しばらく「省エネ」「排気ガス規制」「燃費」などの概念がない時代が続いていた。そして、第1次石油ショック時代に「省エネ」の概念が導入され、自動車の存在意義が少しずつ問われてきた。

現在は、地球温暖化が「手遅れ」とも思われるほど進行しているのだが、未だにポルシェのような「大型高級車」「高性能スポーツカー」が求め続けられている。

 しかし、時代を経て「スポーツカー」の定義も変わってきた。エンジンに要求させる性能も変化しており、「高回転型」から「低速トルク重視」になってきた。

燃費向上の目的で「ダウンサイジングターボ・エンジン」が進められてきたのだが、ターボエンジンの特性によって低速トルクが強くなり、したがって「日常運転での使いやすさ」が向上した。日常使用ではスポーツカーのように高速で走る目的はないので、エンジンを高回転で回す必要もないわけだ。

 その燃費が良い「ダウンサイジングターボ・エンジン」は「加速性能」も良く、特に、低速域での加速力は自然吸気(NA)エンジン・スポーツカーに比較しても優れたクルマになった。その中でHV、EVなどモーター装備のものでは、低速トルクがさらに優れているため、NAガソリンエンジン・スポーツカーをはるかにしのぐ低速域での加速力を示している。

 そのため、EVセダンにコーナリングの性能まで向上させると、スポーツカー以上の「スポーツカー」を造ることが出来ている。燃費向上を狙って造ったEVには、結果的に身近なスポーツカーを生み出す基礎的性能もあったのだ。

 ポルシェは、EV『タイカン』を2020年夏以降に発売する予定だ。高回転型ガソリンエンジンでスポーツカーを造り続けてきたノウハウをEVの車体に込めて、現代の高性能「スポーツカーとは何か?」を問いかけている。すでに公式SNSアカウントでの投稿を開始しており、選ばれたコメント投稿者にはオリジナルグッズがプレゼントされるという。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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