相場展望2月25日号 中国との関係濃度で国別・銘柄の選別進む 米国の長短金利差の縮小・逆転に警戒(3/3)

2020年2月24日 16:56

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■III.日本株式市場

●1.日本経済は弱い

 1)2019年10~12月年率GDP▲6.3%減、5四半期ぶりマイナス成長
  ・消費増税と中国減速が響く。

 2)2019年10~12月期純利益比較
  ・世界+16%、米国+25%、欧州+18%、日本▲12%。

●2.日経平均の動きに変調

 1)日経平均は2月17日、GDP年率▲6.3%と急減を受け、朝方に約▲350円安。しかし、中国人民銀行の金融緩和発表を受け▲164円安と下げ渋った。

 2)2月19日の日経平均は+206円高だが、内容が悪い
  (1)日経平均0.83%上昇に対しTOPIX0.37%上昇と歪。
  (2)NT倍率が13.997倍と少数の値嵩銘柄で日経平均上昇は歪。
  (3)年初来高値9銘柄に対し、安値は65銘柄も現出と構成銘柄悪化。

●3.決算純利益は2020年3月期製造業が▲23.4%減(前期比)(単位:億円)

 1)純利益状況  製造業  非製造業  全産業  金融含む全産業   
   2019年3月 16兆1,174 12兆7,525 28兆8,699 32兆6,909
   2020年3月 12兆3,455 12兆7,424 25兆0,879 30兆4,854

 2)製造業の減益が目立つ。

●4.新型肺炎で、部品調達・生産・流通・需要などすべてに影響

 1)2020年3月末に向けて、企業業績予想の下方修正が多発する可能性あり。

●5.新型肺炎の影響

 1)山陽新幹線 利用者▲12%減少、外国人減の影響。

 2)訪日外国人減少が中国以外にも拡大。国内旅行も控える動き(観光庁)。

 3)日本国内でも人混みを控え、イベント開催中止で消費落ち込み懸念。

 4)金融庁は日本の銀行による中国融資7兆円超に緊急リスク調査に着手。


■IV.注目銘柄

 ・6579 ログリー     日本初のネイティブ広告で、業績好調
 ・4901 富士フイルム   子会社の薬が新型肺炎患者に調査投薬中。

著者プロフィール

中島義之

中島義之(なかしま よしゆき) 

1970年に積水化学工業(株)入社、メーカーの企画・管理(財務含む)を32年間経験後、企業再生ビジネスに携わる。 現在、アイマックスパートナーズ(株)代表。 メーカーサイドから見た金融と企業経営を視点に、株式含む金融市場のコメントを2017年から発信。 発信内容は、オープン情報(ニュース、雑誌、証券リポート等々)を分析・組み合わせした上で、実現の可能性を予測・展望しながらコメントを作成。

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