オリエンタルランド、一人あたり売上減で3Qは減収減益 4月1日付でのチケット価格改定を発表

2020年2月5日 18:22

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記事提供元:ログミーファイナンス

2020年3月期 第3四半期決算補足資料

横田明宜氏:みなさま、こんにちは。横田です。本日はお忙しいなか、電話説明会にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。

それでは2020年3月期第3四半期決算の実績についてご説明します。

お手元の資料1ページ左側上段の四半期連結損益計算書をご覧ください。

第3四半期累計実績は前年同期と比較して売上高94億円、2.4パーセント減の3,902億円、営業利益は57億円、5.3パーセント減の1,010億円、経常利益は49億円、4.6パーセント減の1,023億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は33億円、4.5パーセント減の709億円となりました。

当第3四半期累計の売上高は各利益ともに減収減益となりました。

セグメント別の売上高と増減要因をご説明します。資料右側上段のA、売上高の表(1)売上高の状況をご覧ください。

テーマパーク事業の売上高は、ゲスト1人当たり売上高が若干下回ったことなどから、前年同期比86億円、2.6パーセント減の3,241億円となりました。

入園者数およびゲスト1人当たり売上高については、1つ下の表(2)テーマパーク関連情報をご覧ください。

入園者数はスペシャルイベントや「東京ディズニーシー」の人気アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の好調などによりまして、「東京ディズニーリゾート35周年イベント」を開催していた前年同期とほぼ同様の高い水準を維持することができました。

ゲスト1人当たり売上高は、喫食機会の創出などによりまして飲食販売収入が上回ったものの「東京ディズニーリゾート35周年イベント」関連商品の販売終了にともない、飲食販売収入が下回ったことなどから、前年同期を若干下回っております。

(1)売上高の状況に戻ります。ホテル事業の売上高は東京ディズニーリゾート35周年イベントの翌年であることに加え「ホテル ブライトンシティ 京都山科」の営業により、宿泊収入が減少したことなどから、前年同期比16億円、2.9パーセント減の535億円となりました。

その他の事業の売上高はモノレール事業において利用者数が増加したことなどから、前年同期比8億円、7,3パーセント増の125億円となりました。

セグメント別の営業利益と増減要因についてご説明します。資料右側中段B、営業利益の表をご覧ください。

テーマパーク事業は売上高の減少に加え、人件費や減価償却費の増加などにより、前年同期比58億円、6.5パーセント減の835億円となりました。

ホテル事業は売上高の減少などにより、前年同期比3億円、2.6パーセント減の146億円となりました。その他の事業はモノレール事業の売上高が増加したことなどにより、前年同期比4億円、21.5パーセント増の27億円となりました。

総括します。資料右側下段の総括をご覧ください。第3四半期累計実績を前年同期と比較しますと売上高、営業利益ともに下回りました。

売上高は入園者数はスペシャルイベントや「東京ディズニーシー」の新規アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の好調などにより、「東京ディズニーリゾート35周年イベント」を開催していた前年同期とほぼ同様となったものの、ゲスト1人当たり売上高が若干下回ったことなどから減収となりました。

営業利益については、テーマパーク事業の売上高が減少したことに加え、テーマパーク事業の人件費が増加したことなどから減益となりました。

四半期ごとの数値は開示しておりませんが、第3四半期累計実績を10月に発表した予想と比較しますと、売上高はゲスト1人当たり売上高がほぼ予想通りとなったものの、入園者数が予想を若干上回ったことによりまして、予想を上回りました。

営業利益は売上高が予想を上回ったことに加え、テーマパーク事業の諸経費が時期ズレしたことなどにより、予想を上回りました。

最後に、通期の業績予想については据え置くことといたします。

補足資料からのご説明は以上ですが、参考値として当第3四半期における入園者数の月別の傾向をご説明させていただきます。

第3四半期3ヶ月間では、対前年は2~4パーセントのレンジで下回り、対予想は2~4パーセントのレンジで上回りました。

月別は以下の通りです。10月は対前年12~14パーセントのレンジで下回り、対予想は2~4パーセントのレンジで下回りました。

11月は対前年ほぼ同様。対予想は7~9パーセントのレンジで上回りました。12月は対前年ほぼ同様。対予想は4~7パーセントのレンジで上回りました。

「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」チケット価格の改定について

3件のプレスリリースについて補足がございますので、ご説明します。

2020年4月1日付で「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」のチケット価格を改定することとしました。

本改定により1デーパスポートの大人価格は現行の7,500円から8,200円となります。「東京ディズニーリゾート」では、アトラクション、エンターテイメントの導入、ゲストサービスの充実、快適な環境作りに向けた取り組みにより、体験価値の向上を図ってまいりました。

今回の改定は、こうしたテーマパーク価値の向上にともなうものです。なお小人価格は据え置くことといたします。

東京ディズニーリゾートに幼少期からご家族でご来園いただき、素敵な思い出を作っていただきたいと考えているためです。

次に自己株式の取得および自己株式の公開買付に関するお知らせです。

昨年11月中旬に三井不動産株式会社より保有する当社株式の一部を売却する意向がある旨の表明を受けました。

当社の経営方針や財務の健全性および安定性確保、当社株式が市場で売却された場合に株価に生じる影響等を総合的に勘案した結果、株主間の平等性や取引の透明性の観点から、公開買付の手法により自己株式の取得を実施することとしました。

東京ディズニーシー®大規模拡張プロジェクト開業予定時期変更のお知らせ

最後に「東京ディズニーシー」の大規模拡張プロジェクト開業予定時期変更のお知らせについてのプレスリリースをご覧ください。

本プロジェクトの一部施設の使用等の決定に時間を要したため、開業予定時期を2022年度から2023年度に変更いたします。

もともとは2022年度の下半期に開業を予定していた本プロジェクトですが、2023年度のなるべく早い開業を目指しておりまして、開業時期の変更による収益の影響は極力小さくしたいと考えております。

なお、現在は全施設の工事が順調に進捗しております。私からのご説明は以上です。ありがとうございました。

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