相場展望2月3日号 FRB議長、金融相場の終焉を示唆 新型肺炎ピーク後の株価はV型回復も(2/3)

2020年2月3日 08:15

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■II.中国株式市場

●1.肺炎拡大懸念から株価指数は大幅安

 1)香港や台湾などアジアの主要株価指数がリスク回避で軒並み大幅に下落した。

 2)春節で休場だった上海総合指数の春節明けの株価指数に注目。

●2.中国経済は新たなリスクを抱え、減速加速

 1)1月中国・製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.0で、昨年12月の50.2から低下した。(ただし、50.0は新型肺炎の本格流行前の数値である)米中貿易摩擦は緩和したものの、輸出受注が減少、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が中国経済の新たなリスクに浮上した。

 2)野村証券のエコノミストは「製造業とサービス業のPMIは新型コロナウイルスの影響で2月と3月に大きく落ち込むと予想している」としている。

 3)ただ、建設部門指数が59.7と前月56.7から上昇しており、地方政府が新規インフラ事業に着手した可能性を示している。

●3.WHOは新型肺炎で緊急事態宣言したが、渡航と貿易の制限は勧告せず

 1)新型肺炎リスクで、中国の国内総生産(GDP)の悪化は免れず。

●4.春節(旧正月)を延長したが

 1)中国政府は春節休暇を3日間延長し2月2日までとしたが、多くの企業は2月10日までは業務再開しない見通し。

 2)2020年の中国の自動車生産が▲3%減少すると予想している米自動車部品企業もある。特に、湖南省は中国全体の自動車生産の9%近くを占める産業集積地でありホンダ(3工場)、ルノー、など多くのメーカーが工場を持っている。

 3)台湾の鴻海精密工業もアップルなどスマホ生産工場が中国本土にあるため、生産調整に追い込まれるということで株価が▲9.9%下落した。

 4)中国の生産工場で最も怖いのは、従業員の新型肺炎の罹患による操業休止の長期化である。

・続いて、「日本市場」の分析と「注目銘柄」へ

著者プロフィール

中島義之

中島義之(なかしま よしゆき) 

1970年に積水化学工業(株)入社、メーカーの企画・管理(財務含む)を32年間経験後、企業再生ビジネスに携わる。 現在、アイマックスパートナーズ(株)代表。 メーカーサイドから見た金融と企業経営を視点に、株式含む金融市場のコメントを2017年から発信。 発信内容は、オープン情報(ニュース、雑誌、証券リポート等々)を分析・組み合わせした上で、実現の可能性を予測・展望しながらコメントを作成。

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