NY為替:ドル弱含み、新型コロナウイルス感染拡大への懸念残る

2020年1月23日 07:34

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記事提供元:フィスコ


*07:34JST NY為替:ドル弱含み、新型コロナウイルス感染拡大への懸念残る
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は110円00銭から109円83銭まで下落して109円87銭で引けた。新型コロナウイルス感染拡大への懸念根強くまた、米12月シカゴ連銀全米活動指数が予想外のマイナスに落ち込みドル売りが優勢となった。しかし、中国政府が新型コロナウイルス感染拡大抑制策を進めているとの報道でリスク警戒感が後退したほか、米国の12月中古住宅販売件数が予想を上回ったため、成長期待も広がりドル買いが再燃。リスク回避の円買いも後退した。

ユーロ・ドルは、1.1098ドルまで上昇後、1.1070ドルまで下落して1.1093ドルで引けた。米国政府による欧州車関税発動への脅威がくすぶり戻りは限定的となった。ユーロ・円は、121円99銭から121円62銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3153ドルまで上昇後、1.3119ドルへ弱含むも底堅い展開。英国の楽観指数の予想外のプラス改善を好感し早期利下げ観測が後退したほか、英上院がジョンソン首相の離脱案を承認したことを受けてポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは、0.9708フランから0.9678フランへ下落した。《MK》

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